|
その「ヤッちまったこと」とは、SA到着後の「出口近くのGASスタンド直行〜給油後にSA内逆走して、パーキングエリアまで移動」の一連の動き。 淡路SAに入るなり、ボクは後続に「GAS給油するよ」と手で合図して(・・・本人はしたつもり)SA出口付近にあるGASスタンドに直行した。 これはいつもの「関西ツー」では、至極普通な行動。 先に「混むGASスタンドを済ませて」から、パーキングエリアに戻ってゆっくりする。 その方が時間も読めるし、出発がバラバラになることもない。 そういう教えの下で育ってきたものだから、ボクは「SA内だし・・・逆走といってもね〜」的な感覚でついつい、バイクの場合に限ってこれをやってしまう。 それを「何の予備知識のない」メンバーの前で、いきなり「隊長」という立場でヤッちまったもんだから、後続は振り回される羽目になったようだ。 後続がそんなことになっていることも知らずにボクがGASスタンドで給油をやってもらっていると、ヤマサくんがやってきて興奮しながらこう言う。 「こぼんさんが勝手な行動をとるから、TさんがSA出口まで行ってしまって、そこで待ってますよ!どうするんですか!」 「あっちゃ〜!困ったなぁ〜。Tくんも疲れてるだろうに・・・悪いことしたなぁ〜」 困り果てるボクだが、今更どうしようもない。 良く見ると、GASスタンド手前のところにも何台かのビューエルが止まっている。 「あれっ・・・彼らもこっちまでついて来ちゃったのか〜?ありゃりゃ〜×××」 GAS給油を終え、とりあえず「冷たいものを買って、Tくんのところまで持って行かなきゃ」と考えて、ボクはGASスタンドから一気にパーキングエリアに向かって逆走した。それを見て、GASスタンド前に待機していたメンバーもパラパラとパーキングエリアに戻って来た。 「皆さん、ど〜もすみません・・・です。」 直ぐにポカリ1本を買ってTくんのところに持って行こうとボクがTRに近づくと、丁度そのとき、SA入口から再びTくんが現れて「1周して来ちゃたよ〜」と一言。 「Tくん、ごめんなさい・・・」 小さく謝って、そっとそのポカリを差し出した。 そんなこんなで、皆さんお疲れのところ混乱の種を蒔いてすみませんでした〜! 16時過 ここまで、余り飛ばさなかったり、途中何度も長い休憩を入れたり、或いは雨にやられて時間をロスったりで、気が付けば予定より随分遅れた工程になっていた。 だが「このSAでの失敗」は別として、安全第一で走ってきたのだから、これはこれで止むを得まい。 皆でこのあとの段取りを再確認する。 良く見ると(加工でお顔見れないけど)既にこの時点でかなりお疲れだったんだね、みやびさん。 程なくして「淡路SA」を出発し、「予定通り先に隊を離脱したヤマサくん」は別として、月見山〜京橋付近で15分ほどのすり抜けを楽しんだ後、ハーバーハイウェイに全員揃って「ややこしい乗り換え」に成功する。 実は「京橋IC手前」で先に行っちゃう人もいて「隊長」は内心ドキドキでした〜(笑) 阪神高速道路5号湾岸線の大阪市内方面行との分岐手前で「クルマに乗り換えてから我が家に来ることになったSちゃん」とも別れ、隊は一路ハイサイドを目指して南下する。 17時半過 ようやく、本当にようやく、ハイサイドに到着する。 「あ〜、しんど〜〜!」 Tくんのバイクをチーフメカに引き渡したら、一気に肩の荷が下りた気がした(笑) 暫くハイサイドで休息を採らせて貰ったらまた出発だ! 折角だから「日本一素晴らしいディーラー」(と少なくともボクが思っている)ハイサイドを皆に案内する。 お店に顔を出すと滝本店長がサッと冷たいコーヒーを出してくれた。 「ありがと、店長」 U御大が展示車両を見て、店長と何やら話し出す。 そして、それを写真に収めるU御大。 「えっ!?それ・・・パ○るの?(笑)」 Tくんを迎えに来る段取りのヤマサくんのクルマの到着を待つが、なかなか現れない。 止むを得ず、隊はTくんを置き去りにしたままハイサイドを出発する(笑) 途中、「岸和田SA」でGAS給油をし「和歌山IC」手前まで来たら、丁度Sちゃんのエスクードとランデブー走行になった。 「和歌山IC」を降り、いつもほどは混んでいない「宮街道」を抜けて、広瀬から塩屋を通って今夜皆が宿泊する紀三井寺「ホテル圭」に到着したのは、もう19時を少し回った時間になっていた。 この後、部屋で汗を流した「ホテル泊組」は、遅れて到着したTくんを含め「1名を除き」全員20時のマリーナシティーの花火に間に合うように我が家に到着し、それを見た後でゆっくりとバーベキューを楽しむことになる。 昨日、出発の朝にわざわざ駆けつけてくれた近所のOくんも、もちろんこのイベントには参加してくれた! 次のイベントは、一緒に行こうな〜Oくん! そうそう、ここでひとつの「大発見!」があった。 実は・・・U御大よりボクの方が1ヶ月、年上だったのだ! 「全然見えん・・・。向こうは大人、あなたは子供っぽ過ぎ・・・」 妻談(笑) そんなこんなで、こんな顛末になってしまった今回のツーリングだが、結局その1名が・・・実は、我が家でのバーベキューを一番楽しみにしていた「みやびさん」が、「体力の消耗」と「明日の安全運転優先」を理由にバーベキューパーティーに不参加となったのは、ボクとしては非常に残念な結果だった。 だって・・・ もともと「我が家で去年のように楽しみたい!」って言い出したのは、他でもないみやびさん自身。 「この企画」自体、みやびさんからのリクエストで始まった。 つまり「彼女なしでは、始まらなかったかもしれない企画」だったのだから。 もしあのとき・・・あの「馬立PA」に今から戻れたなら・・・ Tくんのための「高速1本ルート」は変わらないものの、みやびさんのことも考え「隊を2つ」に割って、仮に「みやびさんとムロさん組」は予定通り「南海フェリー」で紀淡海峡を渡りここに向かって貰う、ということも可能だったはずだ。 もしそうしていたなら、両方上手く成立させることが出来たかもな〜と思うと、本当に心から反省するばかりだ。 それは、結果論といえば結果論なのかもしれない。 確かに「焦り」はあった。 「不安」もあった。 「暑さ」もあった。 だが、もっと冷静になって考えれば「それくらいの気遣い」も出来たはずだ。 「不可能な選択ではなかった・・・」 そう思うと、本当に残念で、残念で・・・。 そのことが心に残る、ちょっとほろ苦い「2010BMJ四国ツー」になってしまった。 でもまたみやびさんのことだから、きっと落ち着いたら「二人で遊びに来てくれる」かもな。 どっかで、そんな書き込みもあったみたいだし・・・ねっ(笑) おわり 追伸: 「革細工の天才」BちゃんのHPでやっていた「早い者勝ちプレゼントキャンペー」に、出遅れてゲット出来ず凹んでいたボク宛に、今回Bちゃんからこんな素敵なストラップのプレゼントがあった。 しかも2色用意してくれて、先にボクに色を選ばせてくれるという配慮つきで!(笑) キミってヤツは・・・なんて優しいヤツなんだ。ありがとうBちゃん! その心遣いがボクには本当に嬉しいよ。ちゃんと大切に、使い倒すよ〜〜〜!(涙) |
HD FLTR
-
詳細
FLTR (Road Glide/ロードグライド) 愛称は「Vespa(スズメバチ)」2008年11月〜
コメント(7)
|
高松道に入って二車線道路が続く。 先頭を走るボクは、わざとちょっとだけペースを上げてみた。 制限速度+10km/h・・・20km/h・・・30km/h。 気が付いたら、後方グループが離れている! 慌てて減速・・・。 結局、制限速度+10km/h辺りで巡航する。 「あんまり飛ばさない方がいいかも・・・」 渋滞が起こる前に少しでも早く神戸を通過したいという気持ちと、疲れているから安全第一でなければいけないという気持ちが、ボクの中でぶつかり合う。 1時間半ほど走っただろうか・・・ もう少しで四国が終わるというところの少し手前で、急に雲行きが怪しくなってきた。 「ま、まさか・・・雨?うそやん〜やめて〜」 今朝の小雨模様のときから、ヤマサくんに散々「雨男」と揶揄されてきたボク。 おまけに出発前には、ハイサイドの社長にまで「こぼんさんが行くなら、ツーリングは雨降るね・・・」と言われたらしい(ヤマサくん談)ボク。 まぁ自分でも言うのも変だけど、ツーリングに関しては「降水確率五割」だと自覚してるけど(笑) まぁ、そんな話は横に置いておいて、とにかく目の前の空が急に黒くなり始めたのだ。 さっきまではあんなに良いお天気だったのに、急に暗くなった空。 雨降るのかな?もつのかな? 反対車線のクルマのワイパーは、動いているのかな?止まってるのかな? あれこれ思い巡らせていると、ボクの目に「PA(多分、鳴門西PA)入口の表示」が急に飛び込んできて「あぁ・・・入ろうか?どうしよう、どうしよう・・・」と思っているうちに、通過してしまう。 「しまった〜〜〜ぁ!」 後悔先に立たず、である(笑) 「きっと降るぞ、もう降るぞ。」 「降ったらどうしよう、止まろうかなぁ?止まらないで突っ切ようかなぁ?」 あれこれ考えていたら、1〜2分もしない間に、雨が落ち始めた。 「やっべ〜!」 段々、雨は大粒になってくる。 「やっべ〜!やっべ〜!早く路肩にでも止めてカッパ着なきゃ〜。あ〜でも、これだけ大勢だと路肩駐車も危険だし、路肩の幅狭いしな〜。どうしよう〜、どうしよう〜」 見る見る道路が白くなり始め、雨がパンツにまで進入し始めた。 「やっべ〜!やっべ〜!やっべ〜!止める場所!止める場所!」 見上げると上空に高速道路を跨ぐように横断橋が何本かかかっていて、その2m幅もないような陰にでも止めたい衝動に駆られるが、こう大勢だと自分だけ雨宿りって言うわけにはいかない。 「このTRでさえここまで濡れてるのだから、後ろの連中はもっと大変なことになってるんじゃないかな。ボクが先頭なんだから、何とか対処しないと・・・」 そう思って、バックミラーで確認しようとするが、霞んで既に後続の様子が判らない。 「今、急に止まるのは返って危険かもしれない、どこかに皆が入れる陰はないか・・・」 路肩に止めるのさえ躊躇せざるを得ない状況が続いた。 そうして「全身ずぶ濡れ」を覚悟した瞬間、目の前に橋桁のような短いトンネルを発見する! 「ここなら全員入れる!」 直ぐにハザードを出して、そこに飛び込む。 ボクがバイクを降りて振り返ると、後続も次々到着する。 やっぱり皆ボク以上に、ずぶ濡れだった!(ごめん) 「さぁ〜もうこんだけ濡れたけど、どうする?カッパ着る?」 そう話すボクに、 「もう向こうは晴れてきてるよ〜」 と冷静なサメちゃんの一言。 振り返ると、僅かな時間でこのトンネルから見える向こうの空に少し光が差し始めて・・・ 「じゃぁ、もうこのまま出発しようか〜」ってことになった(笑) まだ小雨降り続く中、トンネルを出て隊を整える。 少し走ると、反対車線にはソロライダーがバイクを路肩に止め、カッパを着込んでいる姿があった。 「今更カッパ着たって遅いんだよ〜〜〜!(笑)」 あ〜あ、もうすっかりビッチョビチョ・・・ 思った通り、2〜3分も走らぬうちに雨が完全に上がり、大鳴門橋が見えてきた。 「昨日はあんなに良い天気良だったのにな〜」 昨日と今日では随分景色が違って見える。 やがて淡路島を走るころには、また元の晴天の空が広がってきた。 そしてこれがヤマサくん曰く「あざとい写真 その2」(笑) いかにもHDっぽくて、良いのに〜(笑) それとも、光りもんの少ないBuellerの妬み?(爆) 16時前 程なくして、最後の休憩場所「淡路SA」に到着する。 「お〜〜着いた、着いた、お疲れさま〜!」 しかしここで、ちょっと緊張感が解けたボクが「つい、いつもの癖」で、あれをヤッてしまう! 「ごめ〜ん皆!そんなつもりじゃぁ、なかったんだけど〜〜〜、つい癖で・・・」 つづく
|
|
取り敢えず「走れるまでに復旧した」Tくんのバイクの様子を確認しながら、少し走ってみようということで、全員出発する。 ボクはTくんの後方に位置し、後ろから按配を確認することにした。 多少もたつきながら発進し、最初のコーナーを曲がり、そしてまたゆっくりと加速・・・次のコーナー手前でまたちょっとふらつきながら減速し、コーナーをクリアーしてまたゆっくりと加速する・・・。 それでも4〜5個コーナーをクリアーしたところで、Tくんも走りのコツが掴めてきたとみえて、自然とペースが上がる。気が付けば「少し走って様子を見る」という話はどっかに飛んだみたいに、普通に走り続けていた。 暫くすると、ガソリンスタンドが見えたので、殆どのバイクが一旦そこで給油する。 当然、ガソリンタンクの小さいTくんも給油するはずだ。 なのにTくん、バイクを止め降りたまま、動かないでじっとしている。 「・・・ガソリン、入れへんの?」 Tくんに声をかけるが、ハッキリとした返事がない。 駆け寄ってみると、どうやらTくん・・・身体が痛くて、バイクを押せるような状態ではないみたいだ。 「じゃぁボクが・・・・」と言って、Tくんのバイクを押そうとする。 ところがTくんのバイク・・・セパハンであることも手伝って、とっても押しにくいバイクだった。 曲がった方のハンドルに指を挟まれ「うわ〜誰か助けて〜!」と悲鳴を上げたら、クラッチレバーの修理をしてくれたMさんが飛んできて、なんとか給油機横までバイクを運ぶことが出来た。 「ありがと〜Mさん!」 給油後、また皆と相談し「取り敢えず高速道路に乗ったら、最初のPAで休憩をしよう。」ということで、先導はボクが、二番手はTくんが、という布陣で隊を組むことになった。 「痛い、痛い、痛い・・・」 ボクが気を利かせたつもりで、バイクを跨ぐのも辛そうなTくんの足を持って乗車をサポートしたら、今度はTくんがいきなり絶叫した! 「ごめん、ごめん、ごめん・・・」 謝りながらも、そんなに痛くて大丈夫なん?Tくん・・・ますます心配になる。 ガソリンスタンドから「高知道・大豊IC」までの道程は、田舎の山間道の割には渋滞が激しい上、思ってた以上に距離もあって、高知道(高速道路)に乗るのに多くの時間を費やした。 やっとの思いで高知道に乗る。 ボクは先頭を走りながらミラーでTくんの様子を見て隊を先導するが、連続するトンネル付近で加速のタイミングが合わずに隊がバラバラになったりしながらも、何とか無事「馬立PA」に到着する。 「ふう・・・」 先頭は気遣うわ〜(笑) 12時過 いろいろあって気が付けばお昼を回っていたので、とにかくボクは真っ先にレストランに飛び込んで「ぶっかけのひや(小)」を食す。 やっぱ讃岐にあってもPAでは所詮「冷凍うどん」・・・あれだけ美味しいうどんを食べた後では、ハッキリ言って美味くはない。 レストランから出ると、皆は疲れていたのか食事をとらずにしゃべっていた。 口直しに皆が勧める「文旦ソフトクリーム」を食す。 「あ〜、この文旦ソフトに救われる〜」 ちょっと一休みして、皆と「今後について」意見交換する。 1つ、今現在、既に12時を回っていて、しかも目的地までは殆どが高速道路だといっても残り110kmはあるということ。 2つ、ナビによる予想到着時間が、国道での渋滞を抜けてこのPAに入るまでずっと「13時7分着」を示し続けていたということ。 3つ、もし、徳島ICから徳島港まで道が混んでいた場合、簡単に10〜15分くらいはナビの予想到着時間より余計に時間がかかってしまう可能性が高く、ぎりぎりの場合13:30の便に乗れない可能性があるということ。 4つ、もし目標のフェリーに乗れたとしてもハイサイドに行くためには和歌山港から和歌山市内を抜けて和歌山ICまで行って、そこから阪和道(高速)に乗らなけらばならず、いつも混んでいる和歌山市内の道路を30分以上も停止、発進を繰り返しながら走るのはTくんにとって相当な負担になるのではないかということ。 5つ、今の時間なら明石海峡大橋経由で帰っても、距離は長くなるものの基本的に高速1本だし、渋滞の多い月見山トンネルから京橋付近までの部分もこの時間なら大した渋滞にはならないかもしれないということ。 いろいろ話し合った結果、距離が長くなるもののいろいろなリスクを回避するために「高速道路一本で帰る」道を選択する。 ・・・少なくともこのときは、Tくんのバイクを今日中にハイサイドに預けてしまいたいと考えていたから「この道がベスト」だと、皆思っていたはずだ。それが結果的にあんなことになろうとは、この時は「当の本人」を含め、少なくとも誰も異論はなかったはずだ。 意見がまとまれば直ぐに出発しよう。今はとにかく時間が惜しい・・・。 高知道から高松道へ入る。直ぐ後ろを走るTくんは順調そのもの。 瀬戸内海は、今日もとても綺麗だ。 13時半 給油のため「津田の松原SA」に入る。 流石にこの頃になって皆お腹が空いたのか、レストランで昼食をとる。 ボクも皆に混じってまた「カレーうどん」を注文する。 出てきたらすぐに食べてしまって・・・写真撮りそこね〜(笑) さぁ〜昼ご飯も食べたし・・・ぼちぼち出発するか〜(笑) 次は淡路島最北端「淡路SA」で最後の給油を済ませるぞ! つづく
|
|
「木の香温泉」を出発して、小雨降る中、比較的早めのペースで山道を走る。 気が付くと、目の前のみやびさんが、ちゃんとみんなと同じペースで走っている。 ・・・いや、それは「走れている」と言った方が、正しいのかもしれない。 「随分と腕上げたな〜あいつ・・・」 ボクがそう心で呟いていると、時々リズムを狂わせてしまうこともある(笑) そして一旦そうなると、暫くまたリズムが掴めない。 この辺りは、これからのみやびさんにとっての課題なのだろうな・・・。 ボクは出来るだけ煽らないように、少し距離を開けてみやびさんの走りを観察しながら追走する。 気が付けば、小雨も上がって道路も乾燥し始めた。 こうなれば、また楽しいツーリングの始まりだ! 10時過 国道439号線に入って暫くして、先頭を走るSさんのペースが少し上がったとき、さっきまでバックミラー内でボクにピタッとくっ付くように追走していたヤマサくんの姿が、急に遠くなっている。 「ん・・・後続が来てない?あれ・・・これは何かあったぞ!」 咄嗟に嫌な予感が走る。 減速をしながら慌ててハザードを出すが、先頭グループはそれに気づかず、少し先のコーナーを曲がって見えなくなった。 「実際どうなのかが判らない。さて・・・これからどうしたものか・・・」 と一人考えていたら、突然携帯電話の着信を知らせる音が、ヘッド・セット・インカムから流れ始めた。 「トゥルル、トゥルル、トゥルル・・・ガチャ。あっ、こぼんさん!?・・・S です、さっきTさんが転んで・・・。身体は大丈夫そうなんですが、バイクが・・・。」 「うん、うん、うん・・・よし判った。先頭のムロさんには連絡ついたんだね?だったら暫くここで待って、一緒に戻るよ。」 そう返事して、暫く先頭グループを待つが、なかなかその姿が見えて来ない。 この時間が本当にもどかしい。 先のカーブから先頭グループの姿が見えた瞬間、ボクはUターンさせていたTRを直ぐに発進させた。 随分な距離を戻るとまだ路面が湿っているカーブに差し掛かった。丁度そのカーブにみんなが揃っていた。 TRを止めてTくんのバイクに近寄ると、いざこれから作業に取りかかろうとするところだった。 痛めた膝が痛々しいね、Tくん。 バイクは左側がかなり傷んでいる。 最初に、クラッチレバーの復旧作業に取り掛かるU御大とMさん。 かなりのマシン・ダメージにもかかわらず、周辺がかなりリラックスしているのが不思議。それは丸で、ロードサービスがここに到着しているかの如くだ(笑) 転倒したのはこのコーナー。 奥から走ってきて「50」の速度制限表示を越えて、その先の色の変わったところ・・・その段差(写真中央部分)で跳ねたのと濡れた路面が原因でスリップしたらしい。 路面が湿っている上に段差があって、そういえばさっきボクのTRもここでABSを少し効かせたな・・・。 白い軽トラのタイヤ下の黄色い文字が「50」の表示。その先の色の違うところで滑って、そのまま真っすぐ今止まっている「白い看板」方向へ・・・かぁ。 道はそのままグルっと大きく左に曲がっていた。 「あの段差、危ないよな〜」ってことで話が終わろうとしていたとき「あれっ!?これは・・・」っていうことに誰かが気付いた。 「結局、原因は段差じゃなくて、これ違うの?」である。前もなかなかの減り具合だ。 聞くと、数日後に車検があり、その時に交換する積もりだった・・・らしい(笑) えらい高いもんについたね・・・Tくん(涙) 修理が進む中、依然として周囲はリラックスした雰囲気に包まれている(笑) そうこうする内に何とかクラッチ周りの目処がつき始めた。 次は折れたステップやシフト・リンケージ周りだ。だが左ステップは、ポッキリ折れているので使えない。 Bちゃんが少しだけ残ったボルトの頭に何とかシフト・リンケージのみ固定させて、軸を作ろうとしている。それも凄いワイヤーリング・テクニックでだ。 ステップは、ムロさんのバイクからタンデム用のステップを借りて来て「足休め」だけは確保しようとしている。 全てはまるで職人芸のよう。 今更ながらだが、彼らのスキルに写真を撮りながらも感心することしきり。 約1時間で最低限、走れるための復旧作業は終了した。 それにしても、あれだけの損傷をこの短時間で仮復旧させるとは、本当になんて凄い連中なんだ! 11時過 ちゃんとした修理は、ヤマサくんが堺のハイサイドに連絡をしてくれて受け皿は用意された。 この時点で和歌山組は大幅にスケジュールを変更して、転倒したTくんの安全を最優先にして、彼にとって出来るだけ負担のかからない方法で帰路につくことにした。 ルートは、どこにも寄らずにこのまま国道439号線を走って真っ直ぐに大豊ICから高知道に乗り、徳島道を経て徳島港から和歌山港まで南海フェリーで真っ直ぐに帰ろうというもの。フェリーの乗船時間も、当初予定していた16:35ではなくて1本早い13:30に乗ってしまおうということになった。 ナビによると、残り約150km、到着予測時間は12:45・・・うん!これならなんとか間に合いそうだ! 幸い雨は上がった。だが、暑さはこれからがピーク。 傷付いた身体に、傷付いたバイク。大丈夫かな・・・Tくん。 無事着けるよう・・・「バイクの神様」見守ってて下さい! つづく
|
|
7時前 朝食に合わせて少し早い時間に目覚める。 外を見ると・・・へっ?雨? 「うっそ!?昨日あんなにいいお天気で、連休中は雨の心配ないって天気予報で言ってたのに・・・」 思わぬ天候に部屋の窓から何度も空を見上げる。 だが、降っているものは止めようがない。諦めて顔を洗ってトイレも済ませ朝食に向かう。 今回お世話になった「木の香温泉」というのは山間部を走る国道194号線に面して作られた「道の駅」そのものにある「温泉旅館」。 http://www.orienthotel.jp/konoka/konoka.htm 一般客と分けるという意味で宿泊施設と温泉施設は別棟になっているが、朝食のあるレストランは道の駅の売店内にあるレストランコーナーを利用する。 実は、それをきちんと理解していなかったために、朝食会場を見つけるのに相当苦労した。 自分の部屋から宴会場を抜けて、風呂場前を横切ってフロントまで、何回往復したことか。 キーワードは昨夜宿屋の方が残した「朝食の場所はここではなく前になりますので・・・」の一言。 既に酔っ払っていたボク達は「前って何かあったっけ?まあええわ・・・明日になったら判るやろ・・・」てな具合で聞き流していた。 それで、何度も往復してるうちに「ピン!」と来て、「前」すなわち「建物の前」に出て、初めて「レストラン」を発見したという訳だ。 ということで、朝食の写真はありませ〜ん(笑) 8時半過 朝食もとってまたまたマッタリとした時間を過ごしていたら、いい時間になってきて慌てて出発の準備をする。 そこに連絡が入って、集合写真を9時に撮るということが判った。 幸い雨は小降りを通り過ぎて、ほぼ上がりそうな感じ。パッキングも素早く済まして撮影場所の広場にバイクを持って行く。 さぁ〜みんなで集合写真を撮るぞ〜!となって、チャリで駆けつけた2台目くんが一躍スターになる。 「頭に掲げろ」とか「それを持って階段を下りろ」とか・・・言う方は勝手だ。 自転車用の硬い靴底で濡れたコンクリートの階段だけは降りたくないと拒む2台目くん。 でも、最後はノリで階段を恐る恐る下りていった。 そして集合写真。 幹事のM さん、写真お借りしました(笑) 何枚か撮って「お疲れ〜」となったとき、TRに跨るT坊が登場した。 T坊・・・遅い!っちゅうねん!(笑) あっ・・・でもカッコいいホイール履いてる(笑) これで、BMJ・四国オフも一応終了だ。幹事のMさん、本当にいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。 さあ、ここからはみんなのバイクなど、ぼちぼちと見て行こう。 先ずはM番長のHX。 タンクのエンブレムが「天下一品ラーメン」に変更されていた。 さすが、番長!(笑) 次に、ボクのバイク。今回はリアシートカウルも装着して、ちょいレーシーに決めてみました! 「早よ、オレンジに塗れ〜」と何度言われたことか!これでいいんじゃ〜ぁ。 シールドも低めで、やっぱこの方が良いよな・・・ってBuellerには関心ない話やろ〜けど(笑) 隣は、KさんとS3.。さすがにツーリストだけのことはあって、パニアはきちっと「旅行鞄用ベルト」で固定されていた(笑) あと、なかなかイケテルな〜と思ったのがこれ。X1のエンジン左側にそっと内蔵されたオイルクーラー。 モンキー用のを流用したとか何とか・・・。 いつまでも話が尽きないでいると、ヤマサくんが耐えかねて「和歌山組」の音頭を取ってくれた。 地図で道を確認するヤマサくん、なんて心強いんだ!お兄さんは君について行くぞ!(笑) 年配のみなさんも只々耳を傾けるばかり・・・って、Bちゃんもこっち来る?(笑) ただ心配なのはこの天気。これ以上降らないと嬉しいんだけどな・・・。 9時半 名残惜しい中、いよいよ帰路につく。 でも小雨がまたパラつきだして、なんだか嫌な気分・・・。 路面と一緒に気持ちも、ちょいウェット(笑) つづく
|




