|
10月下旬、新潟県小千谷市立千田(ちだ)小学校の6年生の教室。「お年寄りはどんな時に笑顔になりましたか」と、担任の大野佳代教諭(50)が問いかける。「ゆっくり大きな声で話した時」などと答える子どもたち。同小6年の総合学習では、高齢者との交流会を通した学習を行っている。
交流会は年6回実施し、各回の後に振り返りの場を設ける。体験で得た情報を集めて整理し、課題を見つけて次回の計画を作成、実行して再び振り返る。そうした作業を繰り返す中で、自分で考え、実践する力を育てるのが狙いだ。 この日は、5回目の交流会後の2度目の振り返り。子どもたちは、お年寄りが楽しいかどうかを判断する基準を「笑顔」と考え、班ごとに考えをまとめて授業に臨んだ。話し合いでは、ある男児が「言葉は伝わったけど笑顔にならなかった」と指摘したのをきっかけに、「自分たちが笑顔で話しかけた」「相づちを打った」「共感する言葉を言った」と議論を深めていった。 改善点が見えてきたところで、最後に次回に向けた目標と理由を個人カードに記入。子どもたちは一斉に書き始め、周りをキョロキョロ見たり、何も書かずにあきらめたりする子は一人もいなかった。 同小では、自分の考えを書くプリント学習やテストなどで、白紙や無解答の児童はほとんどいない。今年度の全国学力テストでは、読解力や判断力などを見る応用的な国語Bの「無解答率」は、全国平均の4・2%に対し、わずか0・7%。一方、正答率は全国平均を約7ポイント上回った。 「体験を振り返り、友だちと一緒に考えを深める学習を繰り返すことで、自分の考えを文章でまとめる力が育っているのでは」と大野教諭。曽我茂樹校長(53)も、「考えを深める『総合』の授業に学校全体で力を入れた結果、学力も上がった」と胸を張る。 課題設定力、計画力、思考力……。様々な力が、総合学習で育まれている。 ◇ 2002年度に新設された「総合的な学習の時間」。新学習指導要領では、知識を活用する思考力や判断力、表現力などを育む探究的な学習の場として位置づけが明確になったが、学校間で授業の質に差があるなど課題も多い。効果的な授業を追求する各地の取り組みを報告する。(矢子奈穂) (2010年11月19日 読売新聞)
白紙や無解答がない。 これって、今までとはちがった視点での見方。 結果として、平均点を大幅に上回った。 注目すべき指摘かも知れない。 自分で考えて取り組む。 この姿勢が考える力を大きく伸ばす。 そのためには・・ それが戦略ですね。 一朝一夕には結果に表れないと思うけど、良い取り組みだと思います。 |
教育
[ リスト | 詳細 ]
|
政府は17日、文部科学省が2011年度予算で要望していた「小学1、2年の35人学級」について、小1の35人学級実現に必要な教職員2300人分の人件費数十億円を上積みする方向で最終調整に入った。 財源難から「小2」分は見送ることにした。17日午後の野田財務相と高木文部科学相の折衝で合意する見通し。11年4月に入学する小学1年生から「35人学級」が実現する見込みとなった。 政府は、公務員の総人件費を抑えるため、当初は、現行の「40人学級」の維持に必要な約2000億円だけを認める方向だった。その後の政府・与党の調整で、民主党が先の参院選公約で掲げた「少人数学級の推進」に一定の配慮をすべきだとの意見が強まっていた。 (2010年12月17日 読売新聞)
結局はこんなふうに・・・・? 35人学級を目指す、そういう強い決意だったはずだけど・・。 財政のことを考えると仕方がないのかも。 でも、人づくりは日本の生きる道の基本だと思う。 そう考えると、悲しいですね。 |
|
視力が「0・3未満」の小学生の割合が7・55%となり、過去最高を更新したことが9日、文部科学省の学校保健統計調査でわかった。
小学生全体で推計すると50万人を超え、同省は「幼い頃からゲームなどで画面を見る時間が増えているため」と分析している。 調査は今年4〜6月、全国の2割にあたる約135万人を対象に実施。同省が最も低い視力と分類する「0・3未満」の小学生の割合は、前年度比0・28ポイント増の7・55%で、統計を取り始めた1979年度(2・67%)の3倍近くとなった。 子どもの視力低下は長年続いており、小学生の「1・0未満」も29・91%(前年度比0・2ポイント増)と過去最高。低年齢化も進んでいるとみられ、幼稚園児の「0・3未満」も0・79%(同0・18ポイント増)で最も高かった。今年実施の全国学力テストの際の調査では、小6の48%はテレビゲームの時間が1日1時間を超えていた。 (2010年12月10日 読売新聞)
視力の衰えた児童が50万人。 凄い数字だと思いませんか? 文明社会の影響か、日常生活の変化のせいか? どちらにしても、視力が落ちると言うことはあらゆる生活に影響する。 大変なことだという認識をまず持たなくては・・。 |
|
経済協力開発機構(OECD)は7日、65カ国・地域で約47万人の15歳男女(日本では高校1年)が参加した国際学力テスト「学習到達度調査」(PISA)の09年実施結果を発表した。読解力、数学的リテラシー(活用力)、科学的リテラシー(同)の3分野の調査で、日本は読解力では前回(06年、57カ国・地域参加)の15位から8位と順位を上げた。数学は10位から9位、科学は6位から5位とわずかに上昇。一方で初参加の上海が3分野すべてで1位となったほか韓国、香港、シンガポールも全分野で上位を占め、アジア勢の台頭が目立つ結果になった。 【PISAの問題に挑戦】読解力:携帯電話の安全性に関する問題 調査には、上海のほかシンガポール、ドバイなど8カ国・地域が新たに参加。日本では無作為に抽出された約6000人が、3分野のテストと学習環境などのアンケートに回答した。中国、インドは「言語が多様なことなどから全国一斉テストの実施は難しい」とOECDの参加要請を断った。上海、香港などは自主参加だった。上海がトップを独占したことについて、OECDは「中国で最も教育改革が進んでおり、同国全体の平均を表しているわけではない」とコメントした。 日本の調査結果の変遷は、読解力が00年8位、03年14位、06年15位で、今回調査で00年レベルに改善。数学は00年1位、03年6位、06年10位。科学は00年2位、03年2位、06年6位で今回調査でいずれも下げ止まりの兆候が見えた。だが、得点によってレベル1未満(最下位)〜レベル6(最上位)までに区分された階層のうち、文部科学省が「社会生活に支障が出る」と判断するレベル1以下の生徒が、読解力13.6%、数学12.5%、科学10.7%に達するなど、学力格差は依然解消していない。 読解力では上海、韓国、香港、シンガポールが上位5位に、数学ではこれに台湾も入りトップ5を独占。日本を上回る結果で、教育先進圏の位置づけが明確になった。これまで各分野で1、2位を占めて話題になったフィンランドは、数学で6位に後退した。 学習環境に関するアンケートでは、社会経済文化的背景として(1)自分の部屋(2)インターネット回線(3)DVDプレーヤーなど7項目を所有しているかどうかを質問。所有比率が高いほど得点も高く、親の経済状況が子供の学力に影響を与えている可能性も示した。【篠原成行】
今回の結果が取り組みの成果? そんなわけない。 ゆとり教育の成果です。 何で、このような結果に文部行政が左右されるのか。 本当に情けないし・・。 もっと不易と流行を見据えて教育を、子どもたちを育てることをすべきです。 |
|
◆格好の教材「論語」 「武道の鍛錬だけでは人間力を高めることはできない。今の日本人が身に付けなければいけないのは、武士道に象徴される誇り高い心の持ち方である」 空手道場「瀬戸塾」(東京都目黒区)塾長の瀬戸謙介さんは稽古(けいこ)で汗を流すだけでなく、勉強会も開く。人の道を説く「論語」などの古典を題材に、生きる指針を探る。武士道の精神を学ぶうえで論語は格好の教材と考えるからだ。 著書『子供が育つ「論語」』(致知出版社、1470円)の中で、「子供のときに徳育を根付かせる教育を受けた者は、決して曲がった人生を歩まない」と強調し、人生の努力目標を持つことの意味を説く。 中学校の武道は新学習指導要領の保健体育に盛り込まれ、24年度から完全実施に移行する。〈武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する〉伝統を重んじ、日本古来の倫理・道徳観にも言及している。 ◆「志」を持たせる しかし、武道家でもある神戸女学院大の内田樹(たつる)教授によると、日本の武道は近代において2度、決定的な「断絶」を経験した。最初が明治維新、2度目が敗戦である。戦後、学校教育の中に復活した武道はあくまでスポーツとしての要素が根強く、そうした歴史的プロセスを抜きに武道を語ることはできないという。 新渡戸稲造は『武士道』を英文で書き、桜花と同じように「日本の国土に咲く固有の華」と位置付けた。現代の学校教育の中に武士道の光をどう照らすのか。瀬戸さんはその鍵は「指導者の力量にある」とした。そのうえで、「人間としての正しい生き方を学ぶには、情とか打算に左右されない若い年齢のほうが身に付く。武道の実践と並行して、立派な大人になろうとする『志』を持たせることが何よりも大切だ」と話した。
心を育てることができるのは、武道だけではない。 今までの流れを踏まえた上で、今、何故に中学校で武道を必修にしなければならないのか。 施設はなし。設備もなし。 その上指導者もなし。 なしなし尽くしなのに、何故に今? 現場は混乱しているようです。 思いつきでの教育は良くない。 しっかり計画的に、慎重にやってほしい。 |



