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ラベンダーバンドル(スティック)は、穂先をリボンで編み込んだ、香り高いクラフトです。
花を包み込むように穂を折り、茎を縦糸に、リボンを横糸に見立て、平織りの要領で編み込みます。
制作にはちょっとしたコツがありますが、さほど難しくありません。
もし新鮮なラベンダーの穂が手に入ったら、是非ラベンダーバンドル作りに挑戦してみてください。
出来上がったバンドルは、玄関先に置いたり、デスクの上に置いたりと、
身近なところで香りを楽しむことが出来ます。
ドライフラワーと違い、花が落ちる心配が無いのがいいですね。
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●材料の準備
ラベンダーは、比較的穂先の長い、ラバンディン(ラバンジン)系が作りやすいですが、
アングスティフォリア系(イングリッシュ系)ラベンダーでも大丈夫です。
材料の準備で重要なのは、ラベンダーの鮮度です。
後ほど説明をしますが、茎の部分を折り返しますので、
あまり乾燥が進んだ茎の場合、曲がらずに折れてしまいます。
出来れば、刈ったその日に作ることがベストですが、
もし翌日に持ち越すなら、濡らした新聞紙などに包み、穂全体の乾燥を防ぐようにして保存しましょう。
またリボンは、幅を変えるといろいろなバリエーションが楽しめますが、
最初は6ミリ幅のサテンかシルクを用いるといいでしょう。
片面のリボンでも問題ありませんが、見栄えをよくするには両面のリボンをお勧めします。
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●バンドルの制作
(1)材料の穂先から、葉を取り去ります。
ラベンダーバンドルは、茎の部分を縦糸に見立てますので、不必要な葉はすべて落としておきましょう。
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(2)同じ長さの穂を集めます。
ラベンダーバンドルは、必ず奇数本で制作します。
(偶数で編み込む方法もありますが、ここでは説明しません)
最初は11本または13本くらいから始め、慣れたら本数を増やすといいでしょう。
ここでは同じ長さの穂を、11本または13本集めましょう。
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(3)リボンを準備します。
リボンは、穂の数やリボンの幅により、使う長さが異なります。
標準的な13本で6ミリ幅のリボンを使う場合、1.5メートルほど使いますので、
最初に使う色を決めたら、必要な長さに切って用意しておきましょう。
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(4)花の付け根部分を揃え、リボンで固く結びます。
リボンは、片側を穂先の長さよる少し長く残し、花の付け根を揃えて固く結びます。
結び方に決まりはありません。普通の堅結びでいいでしょう。
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(5)リボンで結んだところで、茎の部分を折り返します。
茎の部分を折り返し、花穂を包み込むようにします。
このとき、茎を折らないよう、ゆっくり慎重に作業しましょう。
コツとしては、折り曲げるとき、少し茎をひねるようにすると、
繊維に柔軟性が出て、折れにくくなるようです。
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(6)長く残したリボンで、茎を織り込みます。
長く残したリボンで、写真のように平織りにします。
1、2段目の織り込みが、最初は難しく感じると思います。
コツとしては、折り曲げた茎を曲げすぎず、ヘリコプターの羽のように広げておき、
リボンが下を通る茎の時は、リボンを回して茎をおろし、
上を通るときは茎をおろしてから、リボンを回すようにすると、
1段目が上手く織り込めると思います。
2段目まで折り込みが終われば、あとは比較的簡単に、織り込みが行えると思います。
このとき、短く残したリボンは、ラベンダーの花の部分に入れて、織り込まれるようにします。
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(7)花を囲うところまで織り込みます。
花をすべて包み込むところまで、織り込みを行います。
このときのコツですが、ふっくらとしたバンドルにしたければ、
織り込みながら花を軽く押し込むようにします。
あまった茎や葉を裁断し押し込む方法もありますが、
少し難しいので、もう少し慣れてから挑戦してみましょう。
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(8)乾燥をさせましょう。
ここまで出来上がったら、いったん乾燥を行います。洗濯物を干す装具などに吊し、部屋で陰干しします。
注意としては、乾燥前に密閉した容器や袋には、入れないことです。
時期にもよりますが、湿気によりカビが生えてしまうことがあります。
パッケージするなら、十分乾燥させてから行いましょう。
また乾燥後は、穂が全体的に折れやすくなりますので、その後の作業は慎重に行いましょう。
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(9)締め込みを行いましょう。
乾燥すると、花や茎が多少縮みますので、リボンが少しゆるみます。
千枚通しなど、先の細い道具を使い、リボンの締め込み(増し締め)を行いましょう。
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(10)茎の部分をリボンで巻きます。
茎の部分の処理には、いろいろなやり方があります。
ここでは、茎の部分もリボンで巻き込むようにします。
コツとしては、茎の先端でリボンがずれないように、先端を2つに分けて、リボンを挟み込むことです。
これで出来上がりです。
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ラベンダーバンドルは、工夫次第でいろいろなバリエーションが楽しめます。
リボンの太さを変えたり、色を途中で変えたりすると、また違った雰囲気のバンドルが作れます。
また穂の本数も、より多くすると、ボリューム感のある違った雰囲気のバンドルが出来ます。
ここに紹介したのは、一つのやり方であり、絶対的な方法ではありませんので、
もし面白いバンドルが出来たら、是非私どもにも、お教えいただきたいと思います。
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最後に、応用として、ラベンダーブローチをご紹介しましょう。
バンドルと基本的な作り方は同じです。やや小さめの穂を5本用意し、
3ミリ程度の細いリボンで織り込みます。出来上がったら、
2本を一組として安全ピンでクロスに束ね、ブローチにします。
胸元にほんのり薫るラベンダーの香りが、きっと心を癒してくれることでしょう。
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