|
お久しぶりの更新です。
「俺が死んだら 遺産配分はダーツで決めろ 楽しめよ」 そう言い残して、坂上徳造はこの世を去った。 残されたのは3人の子供と面識のなかった孫1人。 自由奔放すぎる父に振り回され、どうせ遺産も狂言だとどこか淡白な3人。 しかし、ひょんなことから見つけたビデオテープには、楽しそうな徳造と遺産の山。 その額なんと、一億円! 徳造の友人達も巻き込み、遺産をめぐる大騒動勃発。 そして明らかになる徳造の人生とは・・・!? 徳造の存在感がハンパないです。 ここまで自由に生きれたら、そら楽しいだろうな。 1人の老人が亡くなり、残された遺産は一億円。 そうなれば、醜い遺産相続争い・・・なんてことになるところを、こうも面白おかしく描くとは。 「ダーツで決めろ」というからには、もちろん徳造さん、的を用意してあります。 一億円なんてあげる気なんてないかのように、タワシばっかりの的がね。 「ふざけるなー!」と言っていた3人も、なんだかんだと真剣にダーツやったりして。 基本的に、この作品に出てくる大人はみんな大人気ない。 冷静に話し合えば済むところを、なにかと争いたがる。 孫の仁君がいちばん大人ですな。 でも、いい大人がババ抜きだの、雪合戦だの、ムキになって本気でやりあう姿が滑稽でなんとも面白い。 そんでもって、死後いろいろ明らかになる徳造の謎。 子供たちでさえ、何の仕事をしているか知らなかったのに、ある時はAV監督、ある時は野球選手。 ヤクザの組長と杯は交わしてるわ、日本各地に愛人だの隠し子だのいるわ、想像以上の破天荒ぶり。 死んだ後も周りの人たちを振り回す徳造さん。 さぞかし天国でその様子を楽しんでるんでしょう。 人が1人亡くなるところから始まるのに、まったくしんみりとした雰囲気なんてありません。 死してなお、その圧倒的存在感に、「偉大だった・・・」と思わざるを得ません。 徳造さんを見てると、自分がなんだかちっぽけな人間に思えてきますよ。 いやー、久しぶりに面白い漫画に出会ったなぁ。
|
男:漫画 か行
[ リスト | 詳細 ]
『君と僕。』 堀田きいち:スクウェア・エニックス(少年ガンガン) ◆ 1〜4巻双子の兄弟、悠太と祐希とその幼なじみの春、要。
高校2年の4人がおくる、シニカルでユルユルで、ほんのり優しい日常。 熱血からは程遠い、でもこれが青春ってやつですか?グラフィティ、待望の第1巻! 表紙の絵とデザインが好きで借りてみました。
仲良し高校生のゆる〜い日常を描いたギャグ漫画。 どう感想を書いたらいいのか・・・ほんとに何の事件も起きないし、何かに打ち込んでるわけでもない、高校生達のお話なんですよ。 双子の兄弟、悠太・祐希と春と要は幼稚園からの幼なじみ。 仲がいいのか悪いのか、ケンカばかりなのに、なぜか高校生になってもつるんでる。 最初は、この4人の小さい頃の話だったり、別の2人が主役だったり、話があれこれ飛ぶのでよく分からなくて入り込めなかったけど、後半ようやく繋がってきてスッキリしました。 かっこいいのに何事も無気力で毒舌な悠太と祐希。 おっとりしてて女の子みたいな癒し系の春。 金持ちで頭がいい、優等生でメガネキャラの要。 そこに、春に恋する一コ下のマサキや、お調子者の子ザル・ハーフの千鶴も加わって、4人の周りはさらに賑やかに。 キャラがそれぞれ個性が強くて、大爆笑まではいかないものの、クスッと笑ってしまうようなシーンが満載です。 そんなギャグシーンの中にも、どこか切なさが混じっていて、そのバランスがとても好きデス。 普段、恋とは程遠い彼らだけど、たまに垣間見える恋心がちょっぴり切ない。 要→幼なじみのお姉さん、祐希→食堂のお姉さん、千鶴→マサキ・・・。 恋ではなかったかも知れないけど、悠太と高橋さんの話はかなり好きだな。 1話完結っぽい作りになってるので読みやすいです。
なんでもない話をだらーっと読みたいときにはもってこいの漫画だと思います。 |
『クロス・ゲーム』 あだち充:小学館(少年サンデー) ◆ 1〜11巻(続刊)幼なじみは四姉妹!?
スポーツ用品店の息子・樹多村光と、バッティングセンター&喫茶店「クローバー」の娘たちが繰り広げる、爽やかで少しせつない青春野球ストーリー! 「ハチワンダイバー」ドラマ化だってね。 最近は人気出るとすぐ実写化しちゃうなー。 でも、フジの土曜11時枠なので、ちょっと期待しよう。 さて、今日は「クロス・ゲーム」。 買おうかどうしようか迷ってるうちに、もう巻数が二桁に・・・。 完結まで待とうかと思ったんだけど、これ以上続くと手が出しづらくなるので、借りちゃった。
スポーツ用品店の息子、樹多村光には4人の幼なじみがいた。 バッティングセンター&喫茶店「クローバー」の四姉妹。 しっかり者の長女・一葉、 光と同じ日に生まれた大の仲良しの次女・若葉、 光とどうにもウマが合わない野球好きで無愛想な三女・青葉、 元気いっぱいの四女・紅葉。 しかし、小5の夏、突然の事故で次女の若葉がこの世を去ってしまった。 ――それから約5年後。 光は星秀学園高等部で野球部に入部。赤石たちと共に果敢に甲子園をめざす!! 「幼なじみ」とか、「喫茶店」とか、あだち充の漫画って感じ。 結構キャラ設定がワンパターンなんだよね。 いい加減で調子のいい主人公。 でも、実はすごい努力家で、野球の才能がある、 そして、かわいくて性格もよくてみんなの人気者のヒロイン、 幼なじみである2人は、口には出さないものの、恋心を抱いている・・・みたいな。 でも、不思議と飽きないんだよなー。 幼なじみの四姉妹と、毎日にぎやかに楽しく過ごしていた光。 特に同い年の若葉とは仲がよく、何をするのにもいつも一緒。 しかし小5の夏、キャンプに出かけた若葉は、水の事故でこの世を去ってしまう。 このままいけば、確実にヒロインの座につくであろう若葉が、若くして死んでしまう。 「タッチ」にしろ「H2」にしろ、主人公の身近な人間が亡くなる展開はあったけども、 こんなに早く亡くなるとは・・・ちょっと驚きの展開。 話の所々に、若葉を想う光や三姉妹の描写が出てきて、ちょっと切ない感じになってます。 光はスポーツショップの息子だけど、野球をやっていた訳じゃない。 四姉妹の三女・青葉のピッチングに感化されて、トレーニングを始めた光。 知らず知らずのうちにピッチャーとして成長していた光は、赤石や中西らと共に野球部へ入る。 でも、その野球部でも問題があって、光たちはまともに野球部員として扱われない。 あだちさんの野球漫画は、主人公が本格的に野球をやり始めるところまでが非常に面白いと思う。 若葉が最後に見た夢。 ピッチャーは光で、キャッチャーは赤石、超満員の甲子園。 若葉の夢を背負い、野球部員でありながら公式戦には出られない青葉の無念を背負い、 光は甲子園を目指す。 恋愛面では、青葉がヒロインとなりましたが、大好きなお姉ちゃんを独り占めされてたことから、光のことをよく思ってない。 会えば口げんかばかりの2人。 でも、まだ光は若葉の事を想ってるし、青葉も光と若葉がどれだけ仲良かったか知ってるし、恋愛として発展する事はなさそう。 11巻では、若葉そっくりの女の子が出てきました。 まぁ、どーにもならんでしょうが、心中穏やかじゃなさそうだね、光も青葉も。 野球の試合に関しては、たんたんと進んでます。 最近「おお振り」読んじゃったからなぁ、野球漫画としては物足りなく感じます。 まぁ、あだちさんの漫画は、野球漫画というより、プラトニックラブ漫画って感じですが。 甲子園に向けても、まだまだこれからが本番。
まぁどうせ勝ち進むんだろうけどね。 それが分かってても、読みたくなっちゃうんだな、あだちさんの漫画は。 |
『クローズ』 高橋ヒロシ:秋田書店 ◆ 全26巻(+番外編3冊)超不良が集まる鈴蘭男子高校。別名カラスの学校。
そこへ転校してきた坊屋春道。 いきなり番格数名をいきなり倒し、派閥争いに巻き込まれるが・・・。 ↑パルコ アンド デンジャラーズが好きです。 今週末から映画が公開。 なんか原作の1年前の話という設定で、映画オリジナルストーリーらしいっすね。 キャラのイメージが・・・とか言われるのを懸念してのことなのか? 久しぶりに読み返したけど、やっぱおもしれ―――!!(・∀・)
手の付けられない不良が集まった鈴蘭高校。 そこに転校してきた坊屋春道。 バカでスケベでいい加減な性格だがケンカが強く、次々とケンカをふっかけてくる相手を殴り倒す。 しかし、細かいことは気にせず、友情に厚い春道の人柄にみんな惹かれ、仲間になってく・・・。 さいしょはね、『WORST』から読んだんですよ。知り合いが面白いからって貸してくれて。 不良漫画だって聞いたからおそるおそる読んだら、これが面白いのなんのって! 読み終わって速攻クローズを探しに古本屋を巡りました。 古いけど人気あるんだよね〜。どこ行っても全巻揃ってなくて、 結局うちの近所の古本屋でセット売りを買いました。 全26巻+番外編3冊で8000円。イタイ出費だった・・・。 とにかく、かっこいーんです!!なんてゆーか、男の友情が! ケンカばっかなんだけど、決して「暴力」ではなく「友情の証」というか、 拳を交えて初めて絆が結ばれる、その姿がめちゃかっこいい。 春道はめちゃくちゃ強いんですよ。 でも周りを力で支配しようとはしない。 売られたケンカは買うけど、自分から決してケンカをしかけない。 そして春道に負けた奴は、みんなその強さを認めて仲間になってく。 特に、テル・キーコ・パルコが出てきたあたりのエピソードが好き。 テルは龍信と、キーコは春道と、パルコは千秋とタイマンするんだけど、 コレをキッカケに強い絆で結ばれることになる。 勝ち負けとか関係ない。勝った方が支配するわけでもなく、負けた方が復讐するわけでもない。 そして仲間の危機にはすぐに駆けつける。かっこいーぜ!(・∀・) そしてそして、パルコ アンド デンジャラーズ!! この辺の話はほんとに好き。 金や力の支配からは何も生まれないんですよ。 そして公平の最期にも涙・・・(ノДT) 最後のほうは1年生が出てきて、春道たち3年は将来に向けて考え始めてるところもなんか感無量・・・。 あ、春道はなんも考えてないけど。 ただただ暴れていただけでなく、前を向いて成長してる姿を描いてるところもいいね。 キャラも個性的なのが揃ってます。 春道、ヒロミ、マコト、ポン、ヤス、リンダマン、ブル、龍信、美藤・・・挙げていったらキリがない。 そしてなんと言っても武装戦線!!! 魅力的なキャラがイッパイなんですが、ひとつ難を言えば登場人物が多すぎ! 正直、覚え切れません。 しかも髪型変えたりするから余計わからん。 まぁその辺は雰囲気で乗り切りました。 ただ、春道の背景が何も描かれてないから、その辺気になりっぱなしだったな。 突然現れて、突然いなくなって・・・。 1人暮らししてるから、家庭環境が気になったけど、何にも描かれてないし。 結局どこ行っちゃったんだろう・・・。 番外編が3冊出てます。 『クローズ外伝』 ポン・ヒロミ・マコトの過去話、坂東の過去話、春道とゼットンの中学時代が描かれてます。 ポンたちも坂東も、春道登場によって生き方が変わったんだな〜。 春道の中学時代では、春道の過去が印象的だった。 『続・クローズ外伝』 武装戦線4代目の話、公平の仲間・木津京介の話を収録。 木津京介編は泣ける! 公平を殺した黒幕を探し出し、テルたちを巻き込まないよう1人で決着をつけに行った京平。 塀をつたい、公平が息絶えた場所で泣く京平に・・・。+゚(゚´Д`゚)゚+。 『その後のクローズ』 『WORST』に続く話ですね。 武装戦線の鉄生の話なんだけど、それより・・・武田好誠かっこいい〜(。>ω<。) そして鈴蘭の一年戦争。 怪物ゼットンを倒した花木九里虎。 実はWORSTの中で一番好きなキャラです、九里虎大魔王。 やっぱWORSTも集めなきゃ!
|



