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ご存知のとおり、マカオは10年ほど前までポルトガルの植民地でありました。
このためか、町の至る所でヨーロッパと中華の融合を見ることができます。

香港でも西洋と中華の融合を見ることができますが、
(そして私はそんな香港が好きなのですが)
マカオで見られる融合は、香港のもとのはまた違い、どこか厳かな感じがします。

道路標示も「漢字」+「ポルトガル語」

石造りのクラシカルな家の軒先に、洗濯物がびっしりの長〜い物干しざおが突き出ていたり・・。


ポルトガルと中華の融合は、マカオのことばにもみられます。

マカオでは広東語が一般に話されていますが、
マカオ独自の広東語(マカオ弁)というのがいくつかあるそうです。

たとえば

「我隻狗 quarto o左」
(うちの犬が quarto した)

この文の意味が想像できますでしょうか。


quartoはポルトガル語で「4」という意味です。さらに「4」を広東語で発音すると「sei」。
声調は異なりますが、発音自体は「死 sei」と同じです。
(日本でも「4」が「死」を連想させるのと同じですよね。)

つまり、
「我隻狗死o左」
(うちの犬が死んじゃった)

という言い方に若干のオブラートをかけたものなのだそうです。

香港からわずか一時間の場所にあり、人も文化も歴史的背景も香港に似ているマカオですが、
よく見ると違う部分も根付いており、そんな違いを見つけるのが旅行の楽しみとなりました。

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マカオ行きフェリー、豪華位(スーパークラス)にて提供されたドリンク。
私は好きです。

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↑ターボジェット 豪華位ラウンジの様子


香港島と九龍半島を結ぶスターフェリーに乗ることを過海と言うそうです。
よく、日常の電話でこんな会話があるそうです。

香港人「もしもし!今どこ?!待ち合わせの時間とっくに過ぎてるけど。」
九龍人「あー、ゴメン。今過海。もうすぐそっち着くわ。ちょっと待っといて〜。」


さらに、フェリーでマカオに行くことを過大海と言うのだそうです。

香港人A「あれ?お出かけ?」
香港人B「ええ、過大海(ギャンブルしにマカオへ)っすよ。」


さて、マカオ行きフェリー(ターボジェット)の豪華位チケットをゲットした私たちは
出国手続きをすませ、「豪華位ラウンジ」なるところへ案内されました。

そこは、出国ロビー内のガラス張りの一角で、ラウンジというよりは喫煙スペースのよう・・。

ラウンジの受付でチケットを見せると、まるで事務所のロッカーなどに貼ってありそうな、
数字が書かれた丸いシールをもらえます。

この数字が、座席番号となっているので、間違って捨てないように注意しなければなりません。
というのは、私はさっさとシールを捨ててしまって、
またあとで座席番号を問い合わせるという苦い経験をしたからです。


ラウンジの中のほとんどは白人ですが、少数ながらアジア人もいます。
おそらく上海や北京からやってきたお金持ちな方々という雰囲気です。
それぞれ新聞を読んだり、おやつを食べたりしています。

昭和の鉄道待合室のようなスーパークラスラウンジにてまったりすること10分。

乗船時間になり、我々豪華位の乗客から搭乗するようにアナウンスがありました。

まだかまだかと押し合いながら待つ普通位の乗客を横目にして
ちょっとした優越感にとまどいながら、乗船する私たち。

荷物は、どんなに大きなものも原則として手荷物として持って入ります。
座席に置いておくのが困難な場合は、係員が船の後ろの方にひとまとめにしておいてくれます。


さて、
豪華位はフェリーの2階にあり、眺めもよく、広々としています。
イスも大きめフカフカで、どことなく遠足で乗った観光バスのシートみたいです。

さらに、
豪華位には軽食までついてきます。
いつか給食で食べたような甘いコッペパンにオレンジジュース、コーヒー、サラダなどなど。

そんな昭和の香りをただよわせるターボジェットにノスタルジーを重ねる間もなく
1時間強のあっという間に、船はマカオへついてしまったのでした。

香港からマカオへGO

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エッグタルトを食べるため、マカオに行くことに急きょ決めた私&広東語学校クラスメイトは
朝7時にホテルをたち、上環にあるフェリー乗り場、「港澳客輪埠頭」に向かいました。

北角のホテルからタクシーに乗り、
「請去港澳客輪埠頭(マカオ行きフェリーターミナルまでお願いします)」
と告げたところ、運転手さんに
「新徳中心(サンダッチョンサム)?」
と聞き返されました。

新徳中心とは、フェリーターミナルと直結しているビルのことで、上環駅からも近く、地下鉄で行くときはこの建物を目印にするとわかりやすいようです。


マカオ行きのフェリーは24時間運航で、昼間は15分おきに運航されています。
夜中も1時間に1本ペースで運航しているそうですが、香港人朋友いわく、
夜中のマカオ→香港フェリーにはギャンブルに負けて心が荒んだ人が乗っているため、
あまり乗らないほうが良いのだそうです。


最近マカオが人気のためか、私たちを含めた多くの観光客が日本や中国本土から押し寄せ
休日はフェリーのチケットがなかなか取れない状況だそうです。

実際、私たちも
土曜朝7時半の時点でチケットを買おうとしたら
「11時まで満席です。」
と言われてしまいました。


限られた旅行日程の中で4時間待つか
マカオ行きをあきらめるか・・・
または映画の悪党みたいにヘリで行く?

そんな選択にせまられていたとき、クラスメイトのひとりが気がつきました。

「豪華位!豪華位なら空いてる!」

そう、マカオ行きフェリーには

● 経済位(エコノミークラス) 146HKドル
● 豪華位(スーパークラス)  252HKドル

があるのです。
日頃からエコノミー慣れしていたる私たちは、完全に発想からスーパークラスが抜け落ちていました。

4時間という貴重な時間を買うのに252ドルは決して高くない。

そう判断した後、すぐに豪華位のチケットをゲットして私たちは
豪華位専用ラウンジというちょっと特別な響きがする場所へと案内されるのでした。

ちなみにマカオフェリーのチケットは事前にWEBサイトで予約することもできます。

クラスメイトのひとりには長年マカオに頻繁に行っている者もいるのですが
「いやー、ホントここ1、2年で中国大陸の観光客がどっと増えたねー。マカオ株、今が買い時だな。」
と、さわやかな海風に吹かれながら、泥臭いセリフをはいていました。。

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酥皮、定係 曲奇皮?

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↑カフェ・ェ・ナタのエッグタルト(マカオ)


香港に行ったときに必ず食べるもののひとつとしてエッグタルトがあります。

最近では日本でもマカオの有名エッグタルト店が出店したり、
KFCでもそこそこおいしいエッグタルトが食べられるようになったりしていますが、
香港ではたくさんのお店でエッグタルトが売られているので、味のバリエーションを
楽しむ意味でも、必ず食べるようにしています。

ところで、エッグタルトには大きく分けて二種類あります。

トロトロのタマゴがのっている生地が

1.パイ生地のもの(酥皮)
2.クッキー生地のもの(曲奇皮)

の2種です。私は中環の有名店、泰昌餅家のエッグタルトが好きなのですが、そこの生地は
バター風味たっぷりの曲奇皮です。

香港人に「蛋達(エッグタルト)は酥皮と曲奇皮どっちが好き?」という質問をされたとき、
私はいつも迷わず「曲奇皮」と答えていました。

ところがある日、澳門人の友達に
「それはマカオの葡達(ポルトガル式タルト)を食べたことないからだ。絶対酥皮の方がおいしいよ!」

と言われたのです。

九龍隊   「蛋達と葡達ってどう違うの?」
澳門人朋友 「なんとなく違う。」

そこまで言われたら食べないと、
そう思って急きょ澳門に行くことにしたのでした。

というわけで、新シリーズマカオ、アップしていきたいと思います。

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