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2020年公開予定の『シン・エヴァンゲリヲン劇場版』は新しいティザー映像が公開されるたびに「収集がつかないんじゃないか?」とファンを絶望させている。先に公開された冒頭10分程度の映像からは何も驚きは得られず、続いて公開されたティザー映像からは作中の状況が悪化しているように思える。
旧作は「ゼーレの思惑」と「碇ゲンドウの思惑」という対立軸が存在した。最終的に部外者である碇シンジがサードインパクトを発動させて世界を滅ぼしたところで終劇となった。新劇場版シリーズでは破からQの間の空白の14年間にてゼーレがフェードアウトしたことで、「碇ゲンドウの思惑」とそれを阻止すべく活動するヴィレの対立が描かれている。そして、またしても部外者である碇シンジの手によってフォースインパクトが発動されて世界は深刻な状況と化した。
旧作と新作を通じて母親の碇ユイはほとんど出てこない。その代わり、劇中で使用されている音楽には碇ユイのメッセージが多分に含まれている。テレビアニメの主題歌『残酷な天使のテーゼ』も劇場版主題歌『魂のルフラン』も、その歌詞は碇ユイの視点で綴られている。旧作の最後に流れる『Komm,susser Tod-甘き死よ、来たれ』では「すべての罪は私にある。」との詩が綴られている。人類の痕跡を残すために碇ユイが初号機のコアと一体化したが、そのことでゲンドウが暴挙に出てしまい、最後はシンジの手で世界が破滅した。「その罪はすべて私が背負っていくことにする。永遠の命と共に。」が最後のメッセージとして流された。
オタク共が「まったく理解できない」と言っているのは碇シンジを軸として物語を見ているからだ。物語の主軸は碇ユイであり、人類補完計画である。碇シンジは部外者に過ぎない。旧作の碇シンジは部外者のまま終わった。新作の碇シンジは当事者になり、人類補完計画の意味を知ってしまった。新作で使用されている楽曲は旧作ほどの意味を持たせていない。ここまで碇ユイの視点で放たれたメッセージは1度も出ていない。1つ言われているのがQには10分ほど続きがあって、そこで使用されている『ロンドンデリーの歌』が碇ユイの心情を表しているのではないか?ということだ。
かなり要約すると『ロンドンデリーの歌』は「戦場に赴く私の坊や、あなたが私の元に帰ってくる頃にはもう私はこの世にいないでしょう。しかし、私は土に帰って、故郷に芽吹く草花と共に、いつでも貴方を温かくむかえるでしょう。」という内容になっている。旧作は「永遠にその罪を背負っていく」で、新作は「私は死んでいるでしょう」となっている。 この違いは「世界の破滅」に対する碇ユイのスタンスが変わっていることを意味している。初号機のコアはブンダーに再利用されており、Qでは碇ユイの仮の姿であるブンダーがゲンドウと戦っている。Qは世界を再建する内容で、それが上手く行かずに悪化させたところで終わる。シンの冒頭の世界を再建する部分はQと内容が被ってしまうので、Qのお尻の部分でやってしまった方が良かった。
物語の焦点をユイ・ゲンドウ・シンジの三者に絞るのか、三者を取り巻く周囲に向けるのか、収集が付かない状況とかしていて、どちらも中途半端になりかねない。旧作は周囲の人間を度外視して突き進んだので上手くまとまっていた。新作は周囲の人間が自主的に動き出したことから綱引きになっている。誰の物語なのかも既に解らない。高潔な精神性も薄らいでいる。今更、ユイ・ゲンドウ・シンジの三者が相対して何を語っても周囲は受け入れられない。特にゲンドウの行動は許されないものと化している。「ゼーレの思惑」を書き換えようとした旧作のゲンドウには正義も感じられた。人類を破滅させようとするゼーレのシナリオを書き換えることが物語をハッピーエンドに帰結する術であり、それを考えるとゲンドウこそが真の主役にも見えた。
新作のゲンドウには正義の欠片も無くなっている。何がしたいのかさえ分からなくなっている。碇ユイをサルベージすることを目的としているのならば、碇ユイの仮の姿であるブンダーを攻撃できない。破のラストでロンギヌスの槍で貫かれた時点で初号機もろとも死んでいないとおかしい。色々素材が出て来るが、ロンギヌスの槍で貫かれた場合とカシウスの槍で貫かれた場合の意味付けはちゃんとできているんだろうな?庵野はゆでたまごと同じで設定を忘れるタイプのクリエイターだから、ラストから遡ると矛盾点が生じている。ここまで世界を破壊すると、ゲンドウ暴走の事の発端であるユイは命をもって償うしかない。それが『ロンドンデリーの歌』の意味するところなのだろう。ヴィレ以外は正義では無くなっているので、ユイ・ゲンドウ・シンジの三者を立ち会わせてもまとめられない。もう1度、14年先まで飛ばすか?
ラストではアスカとシンジの子供が出てくると予想している。あの3人に何を語らせてもハッピーエンドには成らない。あんだけセカンドインパクト、サードインパクト、フォースインパクト、とやってしまうとテクノロジー化してコントロールするようになってしまいそうな気がする。14年後の世界では第777号機ぐらいまで行きついて、ミニマムなセカンドインパクトを行えるようになっていて、自在に世界を書き換える時代になっている。人類の傾向からすると必ずテクノロジー化と汎用化と商業化が起こる。神の力も神の力ではなくなり、日常の光景の中に溶け込んでしまう。商業化された原子力のように。そんな世界にアスカとシンジの子供が生まれている。ヴィレが利権を独占し、ユイ・ゲンドウ・シンジの3名は既に死んでいて、功労者として語られている。アスカとシンジの間に生まれた子供がヱヴァンゲリヲン最終号機に乗り込んでヴィレによる悪魔の所業を終わらせる。ヴィレによって作り変えられた14もの惑星はファイナルインパクトに飲み込まれて消しさられる。神の力を手にした者が悪魔に成り得ることを伝えて終わりを迎える。
庵野秀明はヱヴァンゲリヲンを拡張できる作品にしたいと語っている。それはできない。セカンドインパクトの威力があり過ぎる。拡張するとセカンドインパクトが商業化する。すでに、シン・エヴァンゲリヲンの冒頭で、その兆候が表れている。シトの量産化が進んでしまってテクノロジーの暴走が始まっている。ネルフが築いている遺産はあまりにも危険すぎる。その延長線上にあるのはセカンドインパクトの商業化以外に無い。エンターテイメントには拡張できるものとできないものがある。ヱヴァンゲリヲンは拡張できない。未来に進めば進むほど、テクノロジーは進歩していて、人間の知識も増えている。未来を思描くときはテクノロジーの進歩を必ず計算する。
日本は世界で最初に核兵器の開発に着手した。その情報がアメリカに盗まれて、アメリカが追従してきた。これはまずいとドイツも本格的に動き始めた。ソビエトは何人ものスパイを使ってアメリカの状況を把握していた。神々の世界に居る者達は最初からそんなことになり得ることまでも予期して核開発を止めている。神だけが全てを掌握していて、神の知識を1つ与えられた人間が悪魔になっていく。その悪魔の行きつく先は破滅しかない。悪魔と化した人間を食い止められるのは神しかいない。凡人は世界がどのようにコントロールされているかを知らない。
セカンドインパクトやサードインパクトは惑星そのものを作り変える技術と捉えることができる。ゼーレもネルフも地球上で実験していたが、あのレベルのテクノロジーがあるのなら火星で実験するだろう。ヱヴァンゲリヲンを拡張するとそういう話になってくる。高潔さも何も無い。本物の神は私がそうであるようにテクノロジーも知識の進化も止めてしまう。富野には「戦争の意味が無くなってるぞ」と諭したが、庵野には「エヴァの世界に未来はない」と言わなければならない。ヤマトリメイク版は超次元のテクノロジーを何だかんだ理由を付けて破棄させることにしていた。それが存在すると世界のコントロールが不可能になる。
エヴァンゲリオン第80号機まで来ると、神化する一歩手前の臨界状態で他の惑星に撃ち込み、惑星の高度
1000m付近に来た時に神化させてサードインパクトを発動させる。その惑星の有機物を瞬時にして変えてしまう。核兵器はただ破壊をもたらすだけだが、神化したエヴァシリーズは再構築できる。戦争にも応用できる。ロンギヌスの槍も大量に製造され、神化するエヴァシリーズの阻止に使われる。コードギアスでそういうシーンがすでにある。面白がってテクノロジーを出してくるアニメが多い中で、上手くテクノロジーをコントロールしながら配分していたのが進撃だった。進撃は拡張できる。初めからそれも計算しているように見える。ガンダムやエヴァは後々に拡張することを企画段階で考えていない。ガンダムはニュータイプが扱いにくい。アムロはMSなどの兵器類を大幅に進化させる頭脳を持っている。そのことに気づかないで物語を進めたことで破綻せずに済んだ。
人類はまだ日本人の精神性には全然追い付いていないので、まだこんな話はしない方が良いだろう。100年も200年も過ぎて、今よりも人類の精神性が進展すると多くの人間が考えるようになる。今はまだ考えて生きている人間は少ない。教わって生きている人間だらけなのだよ。
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>カシミヤさん
h ttps://awabi.open2ch.net/test/read.cgi/giin/1563833010/l50
このスレの>>479と>>483のコメントを読んでいただけませんか?
青葉のような精神病患者を在日朝鮮人のGという者が
人間爆弾として斡旋している疑惑が浮上しています
2008年の「保健所に飼い犬を殺された仇討ち」という不可解な動機で起きた
元厚生事務次官宅連続襲撃事件も”斡旋”された犯罪だったのではないでしょうか
2019/7/27(土) 午後 10:15 [ ロレーヌの真珠 ]
> ロレーヌの真珠さん
京都アニメーションは脅迫を受けていた以外に、不審人物が京アニファンの女性を勧誘する事件が数件報告されています。京都アニメーションだけが狙われていたのではなく、アニメファンの女性を狙った犯罪が起きています。その件でも京アニは警察に通報しています。
京アニを巡っては複数の事件が同時に起きていて、それらにも関係しているかどうか、犯人の行動を分析している最中です。犯人の生い立ちからすると鉄砲玉に成り得る要素は十分にあります。犯人の個人的動機だけでなく、何かしらの第三者との関りがあるかどうかも合わせて捜査していますので。
2019/7/28(日) 午前 0:21 [ カシミヤ15% ]