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クレジットヒストリー物語(1) 序章いまから20年ほど前のバブル崩壊前の夏の暑い日、 わたしは新卒して勤めていた会社をやめて事業を立ち上げました。 いきなりその秋、厳島神社を壊滅させ、 100万人都市を1週間以上塩害のため停電させた19号台風の洗礼を受けたものの 逆にそれが売上げにつながり幸先良く順調だった経営ですが、 翌年のバブルの崩壊とともに次第に悪化 でも、地道にがんばりなんとか8年間は持ちこたえました。 悪夢は、消費税アップ直前の好景気によってもたらされたのです。 駆け込み需要で、起業後最高額の売り上げに沸いた翌年度 消費税が5%にアップしたあおりをうけて急激に売り上げが落ち込みました。 もともと借金の塊だった経営のため、そのときの利益はすべて借金の一部返済に。 借金がすべてなくなるほどではなかったので、 相変わらずの自転車操業に変わりはありませんでした。 しかし、悲劇は容赦なく襲ってきます。 消費税導入前の好景気の仕入れの手形決済が迫ってきたのです。 これまではなんとか微妙なバランスで苦しいながらも資金を廻していましたが 空前の仕入高の支払いが、 空前の売り上げダウン時の資金回収高で決済する必要が出てきたため もはや風前の灯でした。 商社も感づき、次第に仕入れもできなくなっていたのです。 こうなって店に商品がなくなってくると、 面白おかしく「○○商事はあぶないぞ!!」と 知ったかぶりをして言いふらす奴も出てくるのです。 商社も、あちこちで焦げ付きが出始めているので警戒心をあらわにします。 メインバンクにいたっては、回収に入りました。 保証人を増やせというのです。 さらに、言葉巧みに 「国民金融公庫が無担保融資をしてくれるから取り次ぎましょう。」 と取次店だった便利さから 再起を図り書類を整え申し込みをしましたが、 これ以後のメインバンクの新規融資がないため 結局国民金融公庫の融資金で自分のところの貸出分の清算をする始末。 永きにお取引いただいてくださった取引先が、 とりあえず3日分の商品を融通してくださったものの 4日後に迫る手形の決済ができないことが確定し、 恩を仇で返すわけには行かないため、お借りした商品を返送したら その配送トラック業者が、 「○○商事の動きがおかしい」と触れ回り取り付け騒ぎに。 手形の決済日に、社員を全員呼んで 「このままでは最後の給料も払えなくなる。 皆さんの給料は、2月分の売掛債権で必ずお支払いするが それ以後の給料は処分できる財産もなくなってしまい もはや払えない。 労働基準法上では、予告解雇を義務付けられているが ない袖はもはや振れない。 このまま、黙ってやめて欲しい。」 と土下座して全員に月末でやめてもらい ついに1回目の不渡りを出したのでした。 |
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