|
久しぶりにDVDをレンタルしてきました。
『ミザリー』の再確認、再視聴のためだったのですが、ついでに前から気になっていたこの作品も借りました。
ジャケットを見る限りでは以前に見た『キューブ』みたいな雰囲気で、私の好きなニック・キャノンも出てるし…ってことで。でもここ数年、ロードショーなどの情報に疎くなっていまして、この作品も実はDVDが出るまで知りませんでした。
監督:ジョナサン・リーベスマン
脚本:アン・ピーコック、ガス・クリーガー
音楽:ブライアン・タイラー
出演:ピーター・ストーメア(研究所の博士)
クロエ・セヴィニー
(研究所に来た新人博士)
ニック・キャノン(被験者)
クレア・デュヴァル(被験者)
ティモシー・ハットン(被験者)
シェー・ウィガム(被験者)
【あらすじ】
あらすじといってもほとんどなく、登場人物も映画を見る者も何かわけもわからぬまま意味不明の状況だけがのろのろと進行していく。
被験者4人は、ある研究所の被験者募集で採用され、この部屋で初めて会った人たち。スチールのテーブルといす以外何もない無機質な部屋に集められ各自アンケートに回答を記入し始める。
とそこへとんでもない事件が…。といっても被験者どうしのトラブルではありません。この4人に向けられた実験が始まったのであります。(ネタばれしたくないので詳しくは言いません。)
彼らの状況をマジックミラーで上のほうから見ているのはフィリップス博士(ピーター・ストーメア)と分析力抜群と定評のなる女性のライリー博士(クロエ・セヴィニー)。ライリー博士はいわばこの研究所での実験チームに採用されるかどうかの能力審査のために招かれたようである。
実験はなんのためのものか?さらにどんなふうに実験は続くのか?
ちょっとネタばれしますけど、ある意味、サバイバルゲームの色を帯びている。・・・が個人の意志とか行動などはこの部屋では全く機能しないんですよね〜。そういう点が『キューブ』と違います。
これね〜、見てるとやっぱり、「ああ、あの9・11のあとのアメリカの姿そのものやなぁ。」と思い始めたのですが、私の勘は当たっていました。
実際にこういう実験があるかもしれないって。MKウルトラっていうらしい。もっと知りたい人はgoogleってください。怖いな〜
ピーター・ストーメア、本当に恐ろしげだなぁ。ネタばれになるかもしれないけど、フィリップス博士は職務とは言え恐ろしい人物でした。この人、こんな役ばっかり演じてるんじゃないか〜〜〜?
どこかで見たなぁとずっとずっと考えながらこの映画を見ていたら、終わってからやっと思い出しました。
前から見たくて最近になって初めて見た『ファーゴ』で、やっぱり悪役でした・・・
こちらの作品では、偽装誘拐して身代金を取る犯人二人組のうちの一人として出演しています。
この作品はなかなか、というかかなり面白いです。
監督はかの有名なコーエン兄弟で、この作品によって彼らはようやく日のあたる道を歩み始めたとか…。
お話の設定とかいろいろ、あの『ノーカントリー』をふっと匂わせる感じもしますよ。
この写真で膝まづいているのはここでの犯罪を捜査する女保安官マージ。とても良い人で、こういうアメリカ人もいるんだなぁと心が和みました。
この作品はMoMAの映画部門でも取り上げられており、図録にも掲載されていました。コーエン兄弟の
芸術的映像作品としてです。確かに、映像は印象的なところがたくさんありました。
またゆっくり紹介できたらいいんですけど、確かこれって舞台がノースダコタだかミシガンだったかアメリカでもずっと北部の積雪地帯で映像も雪、雪、雪。それって今回、再び見た『ミザリー』と同じ背景だった。
『ミザリー』から『ファーゴ』まで、途中にまったく無機的な実験室を挟んで・・・大きな堂々巡りやなぁ、ははは。
共通するのはすべて、白と赤。白い雪、白い壁そして鮮血でした。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー




この映画、初めて知りました。クロエ・セヴェニーが出てるんですね。あらすじを読んで同じような設定(実験室に閉じ込められ何があるか分からないところから物語が始まる)で邦画の『インシテミル』というのを昨年見ましたが、これは含みもなく随分サッパリした話でした。記事にしようかと思いながらしてません。
コーエン兄弟の作品、『ファーゴ』も雪に鮮血が出てくるとのことですが、怖い系ですか?コーエン兄弟はいくつか見ましたが、たまたまイマイチな作品ばかりに当たっているようです。『オー、ブラザー!』は苦笑でしたし、『ディボース・ショウ』はキャサリンは良かったけど話としてはシンプルなラブコメでしたし、『バーン・アフター・リーディング』もずっこけてしまいました。でもこの『ファーゴ』は評価高いようですよね、(怖くなければ)いつか見てみたいですね。
2011/2/28(月) 午後 7:17
ryoさん、早速コメント有難うございます。当方、久しぶりに映画鑑賞週間となっています。ここ数週間、TVでもかなりいろいろ見てその都度、記事に書きかけるのですが途中で断念のパターンです。
『実験室KR−13』は「まぁいっぺん見てください。」と言いたいです。なのであらすじとか感想もあまり書いていません。製作費ほとんどいらなかっただろうなぁ。ずっと密室のシーンだし、クロエ・セヴェニーも取り立ててアクションするわけでもないし、でもまぁ、あの役にジョディ・フォスターとかだとギャラ勿体ないかもね。クロエ・セヴェニーのあの何とも言えない暗い不透明な雰囲気がよく合ってたわ。後味、重苦しい映画ですよ。
『ファーゴ』は是非とも見る価値はありますと思いますよ。演出の細かい部分とか、そしてまた人々の「差異化」という点で非常に文芸的・芸術的な要素がある作品だと思います。怖い系というよりも血の気が多いね。エキセントリックというのでしょうか…。コーエン兄弟は好き嫌いとか毀誉褒貶あるかもね。私はやっぱりアメリカ人にも「weird、変わり者」と言われる人間だから、コーエン作品にフィットするのかもしれません。
2011/2/28(月) 午後 10:00
FARGOは覚えてます
10年以上前、学生時分に、人生で一度だけしかレンタルしてないのに、結構詳細まで克明に覚えてます
覚えさせられたというか・・・
そのくらいショッキングな映画でした
裏のパッケージは当然、借りる前に読んだんですけど、それでも想像を絶する暗さだったし、エンディング迎えても、どこか晴れ晴れしない陰鬱な気持ちにさせられたのを覚えています
でも・・・・
もう借りないんだろうな・・・やっぱり^^;
2011/3/9(水) 午後 6:23 [ らい ]
へたれ侍さん、こんばんは。お久しぶりです。グイン・サーガ、あれ以来停滞してしまってます…(汗)。考えたらあの膨大な量でしょ…。自信がだんだん無くなってきて…。
『ファーゴ』は最後のほうのあの仲間割れで殺人のあのシーンがエグかった(エグい、って大阪弁?)ですね。人間ミンチねぇ。
軽〜いのりで始めた偽装誘拐がまさかあんな血みどろになるなんてね。人間の哀しい性ですゎ…。確かに、後味は晴ればれはしませんね。ま、それほどインパクト与える作品ってやっぱり監督が奇才/鬼才なんでしょうね。
2011/3/9(水) 午後 10:52
しかも、実話だから、もっと怖いですよね;;;
得体のしらんヤツが海の向こうにはたっぷりいますゎね^^;
グインの画像が出てこないので、まぁ、そうだろな・・・と思ってました^^;www
でも、実は、何を隠そう、このグインを絶賛お勧めして張本人も、大学に入って3年くらい、グインから遠ざかってる時期がありました
4年になって、授業がガッツリ減ったのと、自分は4年生なっても、就職活動をしなかったので(あの頃は、『夢』という名の絶望を追い求める若造でした^^;w)、時間がたっぷり出来たので、改めてグイン読書を再開する機会をもてたんですなぁ・・・
sarahさんも、一時期読まなくなっても、また時間が出来た時に、フラっと読みたくなる時がきますよ^^
その時がくるのを、こちらも気長に待ちますね^^v
2011/3/10(木) 午後 11:12 [ らい ]
ヘタレ侍さん、おはようございます。あ〜、この『ファーゴ』実話だったんですね〜。そんなこと書いてあったかなぁ、最後のほうで。日本も恐ろしげな事件が多いわと思っていましたが、アメリカは本当にサイコ多そうですねぇ。サイコやパバート。そう言えば、最近見たDVDで『ラブリー・ボーン』はまさにそういう変態なシリアル・キラーの話でした。怖いもの見たさがあれば、ぜひご覧ください。でも半分ファンタジーだから『ファーゴ』ほど生々しくありません。
グイン・サーガ読破挫折寸前へのご理解・ご厚情有難うございます。もともとあのようなさすらい系冒険物語大好き人間でありますゆえ、決して嫌いなわけではなく…。私の長い間の人生は絶えず「緩と急」の繰り返しなのですがそれはいわば「夢と現実」とも言えるわけで、今がもしかしたら現実を意識している時期であるのかもしれません。
受け入れてもらえるとまたやる気が出るタイプだから、またそのうち熱中することになるでしょう(笑)。
2011/3/11(金) 午前 11:50