Je bavarde, je bavarde...

毎日泳いでくたくたでブログ沈没です。すみません。そのうちまた書きます。

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先日、WOWOWでデンゼル・ワシントンの出演作を連続で放送していました。
 
グローリー Glory  1989
アンストッパブル Unstoppable  2010  
クライシス・オブ・アメリカ The Manchurian Candidate 2004
 
実は私はかつてデンゼル・ワシントンがとても好きな時期があり、彼の出演作を次々観た記憶があります。でも彼の出演作は昔のものを含めるとかなり多く全部を見るまでもなく、次第に彼への関心は薄れていきました。結構売れて悪役もこなすようになって来た頃か、あるいは中年半ばにさしかかり甘かったマスクも肉厚のおっさんになってきたと思った頃からでしょうか。
 
たとえ私の好みが変わったとしても彼がかなりの演技力の持ち主であることは否めません。ヒューマンな役はもちろん、悪い嫌な人物も見事に演じ上げてしまいます。
 
個人的には悪者ではなく“いい者”を演じてほしい。 多分、大部分の作品がそうだと思う。
今回のWOWOWの特集もそういうチョイスだったと思います。
 
「グローリー」は前から是非見たかった作品で、1863年の南北戦争のときの北軍黒人部隊を描いたもの。
「アンストッパブル」はオハイオ州で実際にあった貨物列車暴走事故を元にして作られた作品。
これらはそれぞれ、かなり見ごたえがあり良かったです。
 
一番心に残り、録画しておいたものを再度見たのは「クライシス・オブ・アメリカ」
これは私は前に公開時にレビューを読んだと思う。The Manchurian Candidateというタイトルが記憶に残っていてManchurian、すなわち満州に関する軍事ものか何かと早合点していた。そのうちそのことも忘れて邦題を見る限りでは「エネミー・オブ・アメリカ」とオーバーラップしてわけがわからなくなっていました。
 
で、今回これをちゃんと見て、アメリカの選挙戦とか政治とかロビーとか、そういうのをちらっとのぞき見た感があり非常に面白かったのです。
 
イメージ 1
クライシス・オブ・アメリカ
原題:The Manchurian Candidate
 
原作:リチャード・ゴンドン
   『影なき狙撃者』(ハヤカワ文庫)
 
監督:ジョナサン・デミ
 
出演:デンゼル・ワシントン
    メリル・ストリープ
    リーブ・シュレイバー
    ジェフリー・ライト
    キンバリー・エリス
    ジョン・ヴォイト
    ヴェラ・ファーミガ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これ、邦題はなぜこういうのになったのでしょうか。何がクライシスなのか。
 
湾岸戦争でテロリストの襲撃にあったある部隊が物語の始まり。そこにいた軍曹が帰還後、すごいやり手の上院議員の母の手腕で能力も経験も不十分なまま大統領選の副大統領候補となる。そのキャンペーンの様子が見もの。でも彼の戦功というものはどうもおかしいと彼のいた部隊の帰還兵は疑い始める。戦争のPTSDとして一蹴され相手にされないがその部隊の各戦闘員は洗脳されたのではないかと部隊を率いていたベン・マルコ中佐(デンゼル・ワシントン)は独自で調査をし始める。
 
確かにこういう工作が実際にあるとすれば、これはまさしく“クライシス”だわ!
 
原題のManchurianというのは満州には全然関係なくて、Manchurian Globalという国際兵器製造会社の名前でもちろんフィクションだと思います。でも考えてみたら戦争することですごく儲ける軍事関係企業が沢山ありますよね。兵器、医療薬、食べ物、衣服、運輸、建設などなど。今では警備という名目で民間人が戦闘まがいのことまでしていますもんね。
 
副大統領候補に指名された元帰還兵(といってもハーバード卒の由緒正しき政治家ファミリーの御曹司)の母がこのマンチューリアン・グローバルと強力に結びついている上院議員(メリル・ストリープ)。彼女がまたまたまた見もの!!!
イメージ 2
 
メリル・ストリープ、すっごい演技力だと思いますけど、なんかちょっと鼻につくなぁ。でもどんな役でも迫真の演技で、普通のおばさんにもなれるし心温かい熱意の教師にもなれるし、今回のように素晴らしい美貌の辣腕わがまま上院議員で息子溺愛の嫌な女もすべて彼女の意のままだ。
 
脇役もいい俳優がたくさん出ていました。キンバリー・エリス、彼女はどの映画で見たのか忘れましたけど(・・・レイ・チャールズを描いた『レイ』だったかなぁ)、彼女の大きな瞳をまた見れて嬉しかった。ワシントンからニューヨークへのアムトラックとかNYのペンステイションは懐かしい限り。ペンステイションはロケだったのかなぁ。
 
イメージ 3
 
これの写真、人物と背景は合成かもしれないけれど、まさしくペンステイションの中央コンコースです。白い文字が次々代わって列車の発車時刻と何番ホームかをこの電光掲示板で確認します。この電光掲示板に向かって右が切符売り場で、左が待合場所。電光掲示板の奥のほうには警官とか警備の兵隊さんの詰め所があって、兵隊さんはいつも機関銃みたいなのを肩からさげていて、あまり兵隊さんになじみにない私は銃を見たらちょっと怖くなります。
 
あんまり映画のレビュー記事になってないけど、この作品、対抗する副大統領候補役をジョン・ヴォイトが演じていました。アンジェリーナ・ジョリーのお父さんです。他にも、PTSDに苦しむ帰還兵のひとりをジェフリー・ライトが演じていましたが、それほど沢山出番はなかった。でも彼はすごくいい役者さんですね〜。
 
これからももっとアメリカ社会の真相を描くような作品を見たいです。アメリカの不幸を望んでいるのでは決してありませんが、見かけだけ整えて粉飾し一部だけが繁栄し富が集中するのは本当に世界をリードするにふさわしい大国の在り方ではないと思います。

閉じる コメント(4)

sarahさん、こんばんは!
『クライシス・オブ・アメリカ』私も以前に見て記事にしていたので、TBさせていただきますね。これは確かにどこが「クライシス」やねんですよね(笑)。邦題のつけ方はホント、考えてほしいです。シリアス作品だったら観客が集まらないと思うんでしょうかね、なんでもかんでもパニック映画のようなタイトルにしないでほしいです。私としてはむしろパニック映画よりこういうシリアスもの、社会批判もののほうが好きなので。
デンゼル・ワシントン、いいですよね。私もめちゃくちゃ好きな俳優と言うわけではないですが、やはり常にいい演技をしている手堅い俳優のイメージです。彼が出演している作品に変なものもないですしね、そういう安心感はあります。『アンストッパブル』も見ましたが、結構良かったと思う。

2012/1/15(日) 午後 9:16 ryo

(つづき)
メリル・ストリープはこの映画でも強烈でしたね。最近見た『ジュリー&ジュリア』でしたっけ、あれでも強烈でしたよ。彼女の演技って誇張しまくりなんですかね、良く言えば熱くて凄いんですが、悪く言うとクドイかもしれません。彼女もまた嫌いではないですが。彼女の演技と言えば是非『ダウト』を見てみてください。これは彼女の演技が吉と出たものだと思います。

2012/1/15(日) 午後 9:16 ryo

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ryoさん、TB有難うございました。早速、また拝見させていただきました。この作品、原題のThe Manchurian Candidateというところにアメリカ人にはわかる“意味”があるのかな。内容的に邦題をつけるなら“ロビーの陰謀”“サバイバル選挙戦”みたいなものになるでしょうか(笑)。でもそういうジャンルは見てて非常に面白いですよね。アメリカだけでなくどこの国でもこういうことはあるでしょうし、実際、ロッキードスキャンダルで田中角栄首相が逮捕されたのもこういう話でしょ。要するに水面下で何が行われてるか分かりません、ということですね。
メリル・ストリープ、この映画の中で国務長官にさえ有無を言わせないあの大弁論、横車の押しまくり、凄かった。あの高笑いから反撃の大弁舌をしていくところ。ときどき一人でマネして笑っています。

2012/1/16(月) 午前 11:28 sarah

つまらない脚本も役者の演技で面白くなる典型です。
糞な脚本を名作に変えることのできる俳優
クリントイーストウッド
デンゼルワシントン
メリルストリープ
昔のシュワルツェネッガー
昔のスタローン
エリザベスバンクス

2013/6/24(月) 午後 3:44 [ スカトロ議長 ]

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