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映画は最近はもっぱらWOWOWでよく見ているのですが、記事にアップしたい気にならなかった。
しかし本日は珍しく、のろのろとキーボードに向かっている。
WOWOWで、先週末に『毎日かあさん』という西原理恵子さん原作の彼女の日常を描いた映画を見た後、ひきつづき今度は西原理恵子さんの夫の鴨志田穣(かもしだ ゆたか)さん原作の『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』という映画も見た。
後者のほうは実はこのような作品があることを全然知りませんでした。
だいたい、私は子どものときからずっと朝日新聞なので毎日新聞に連載されている「毎日かあさん」は見たことがありません。そのかわり、いしいひさいちの「ののちゃん」としりあがり寿の「地球防衛家のヒトビト」は毎日見ています。
でも西原理恵子さんのことは別のいろんな雑誌でよく記事を読んでいたし、この映画『毎日かあさん』も大々的に宣伝されていたのもひととおり見聴きしておりました。
『毎日かあさん』
監督:小林聖太郎
出演:小泉今日子、 長瀬正敏、正司照枝
他に
鈴木砂羽、柴田理恵、北斗晶、大森南朋
これは漫画家の西原理恵子の視点でアルコール依存症の夫、二人の子ども(お兄ちゃんと妹)、東京に住みついた高知の西原の実母の5人の日常を描いたもの。かなり建て坪の大きい綺麗な家に住んでいる。その家、西原が自分で稼いだお金で建てたと映画の中で言っていたから本当に大した女性だと感心してしまう。
見た印象としては、彼女の人生、まぁ、そういうことだったのか〜ということで、家族生活を営む私としては「いわゆるアル中って、あれ、ほんとにいやだなぁ・・・。西原さん、よくそれに耐えたねぇ。」とキョンキョンの明るく逞しい姿を見て、お酒の恐ろしさを思い出したりしておりました。(というのは、私も父がアルコール依存の有力予備軍であったからお酒の恐ろしさは嫌というほど思い知らされているから
そういう意味で、へべれけに酔ったら人間どうなるかということを結構さらっときちんと描いてあり、信頼できる作品だなぁと思いました。ああいうお酒やギャンブルやそういう依存の状態って、きれい事ではすませられないからねぇ。“アディクトaddict”ってやっぱり人間の恥部みたいなもんやね〜、ドメスティック・ヴァイオレンスもこんな感じの依存症だろうしそうなったら、DVだけはもう逃げるしかないよね〜とかそんなことを考えながら見ていました。でもそれはそういう依存の状態を見たことない人には分からないでしょうね。
でも映画の中で西原さんが夫の破廉恥な失態をママ友たちに愉快に語っているシーン、あれは私としてはブーイングだったな。そんな家庭内のこと、夫の暗部を部外者のその辺のお母さん連中に言うかなぁ。それともその友達らはすっごく信頼し合って助け合ってるのかな。ま、そういうところは嘘っぽかったな。
で、そのあと引き続き放映されたのが『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
原作:鴨志田穣
監督:東陽一
出演:浅野忠信、永作博美、香山美子
高田聖子(たかだしょうこ)←個人的にこの女優さん好きです。今回は精神病院の医師役でしたが、すごく好演。独特の間合いが何ともいえず実際に会ってみたくなります。奈良県出身で映画の中でも関西弁でした。この人が使う関西弁、いいですよ。
こちらのほうは西原理恵子の元夫、鴨志田穣さんが自分のアルコール依存症について書いたストーリー。西原さんと離婚し、鴨志田さんのほうは自分のお母さん(香山美子)と同居している。お母さんはお花の先生できちんとした人。血を吐いて入院、そのあとは断酒のためのリハビリセンターとしての精神病院に入院したり、そのたびに元妻の西原さんがお見舞いに来たり…という感じで、それほど家族の日常生活は強調されていない。
でもついついお酒に手が出てしまうというアルコール依存症の行動が詳しく描かれていて、これはかなり胸が痛みました。やめようとおもっても体がアルコールを欲してしまうのでしょうね。私も以前、お酒が気分を和らげてくれる時期があったからお酒を欲するその時の喉とか食道とかが微妙な感覚が分からなくもありません。だからその欲望に負けて「これくらいだったらいいんじゃないの〜。」とか呟きながらコンビニでワンカップとか缶ビールとか買ってしまう主人公を見ると哀しくて胸がキューンとなってしまいます。そこ、抑えないとね〜〜〜。
でも鴨志田さんはすごい努力の結果(…と思うけど)見事に断酒に成功するのですが、そのころには体がすでに病魔に侵され・・・。といっても肝硬変とか肝臓がんではなくて、腎臓がんだって。
こちらの映画では亡くなるシーンはなくて、家に戻って家族で穏やかに過ごしていますっていうところで終わっています。
これら二作品を見終わって、どちらがより印象的だったかというと、まあ若干、性質が違うから同等に比較はできないけど、私としては後者の『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』のほうでした。
どちらにせよ、ずっと考えていたのはアルコール依存症、お酒のことでした。お酒は人間を人間でなくしてしまいます。これらの作品は、お酒で辛い思いをしている人たちがじっくり見るといいなと思いました。
ちなみに私は原則としてノン・アルコール人間。アルコールはドクターストップがかかっています。飲んだら寿命が縮まるとのことだから。でもときどき少し飲んでいて、(日本酒もワインも大好き!・・・だったから。)昨日も水泳チームの大忘年会、一次会でビール、焼酎、二次会で飲めや歌えで、まぁまぁちょっと飲んでしまいましたゎ〜〜〜
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