Je bavarde, je bavarde...

毎日泳いでくたくたでブログ沈没です。すみません。そのうちまた書きます。

Reader's Diary

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Yahooブログがとんとご無沙汰にも関わらず見知らぬ通行人が日に平均20〜30人ほど立ち寄ってくださるらしく、訪問者数はわずかずつでも増え続けている。そういう奇特なお方がたに申し訳なさを感じる今日この頃・・・。
 
Facebookのほうは面識のある友人どおしの間でささやかに進行しておりますが、このSNSもたまにわけのわからない事態に陥ることもあり、その点、Yahooブログは実名を出さない分、安心して扱えるとあらためて感じた次第。
 
というわけで今日は新たな気持ちでひとつ投稿などすることにします。
 
話題はいろいろありますが、今では知人がここを訪れることもないのでコメントは期待せず、ただ自分へのメモとして久しぶりにReader's Diaryへ投稿します。
 
まず、昨日買って夜から読み始めて今日の昼には読み終えてしまった超おもしろ本。
ピースの又吉直樹さんの『第2図書係補佐』(幻冬舎よしもと文庫)
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これ、絶対面白い!
ピースというお笑いユニットを全く知らない人でも、きっとのめりこむようにページに顔を近づけてしまうのではないでしょうか。
47冊の本が紹介されていて、各作品ごとに文庫本にして3〜4ページぐらいの又吉さんのエッセイが書かれています。その作品のあらすじとか説明とかそういうのではなくて、その作品が彼にどのように関わったのかということ。なので、はっきり言って、47章の又吉直樹物語がそこにあるということです。
それがまた、ものすごく共感を呼ぶ。というのは私が彼と同じく生粋の関西人であるからでしょうか。世代はかなり違うと思いますが、やっぱり大阪という風土が共通感覚を引き起こすのでしょうね。
ひとたび読み始めたら、ページをめくる指先が止まらなくなる。
そして、又吉直樹の知られざる側面が今ここに開示されると、そこには何とも言えない懐かしさのようなものを感じてしまう。それは私もまた彼のように表と裏で真逆のメンタリティを持ちあわせていたからでしょうか。
さらに、彼のサッカー少年時代の叙述に至っては、尊敬に値するのみ。心のなかでは孤独を感じてやまない少年が自分のアイデンティティとしてサッカーの練習をよりどころとする・・・。そういう心的傾向は少年だけでなく大人になっても、さらに中年、老人になってもきっとあると思います。(今の私がそうかも・・・。この歳で水泳の自己ベストに日々、切磋琢磨している。ひたひたと押し寄せる晩年の波に逆らって記録に向かって泳ぎきるということで存在理由を確認する。)
 
又吉さんのこの本のことを書きだすと止まらなくなりそうだから次に進みます。
昨日、又吉さんの本と合わせて買ったのは、
先日逝去された吉本隆明さんの『日本近代文学の名作』(新潮文庫)
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画像を少し大きめにしたのは紹介されている作家の名前をきちんと見てもらいたいからです。
 
素晴らしいチョイスでしょう?
 
私の好きな作家がたくさん入っているのがこの嬉しさの原因でしょうか。
ちなみに又吉直樹さんも純文学が大変お好きだそうで、上述の彼の本でも、芥川、太宰、江戸川乱歩、宮沢賢治が紹介されていて、この吉本さんの本との接点がありました(笑)。彼はさらに、カフカ、カミュなどの外国ものも紹介していた。不条理が好きだって。わかるわ。それならきっとサミュエル・ベケットもすんなりなじむことでしょう。
 
話を戻して、実はまだこの吉本さんの本は最初のほうしか読んでいません。こちらは結構、作品分析や批評が書かれてあるので、ゆっくりと咀嚼しながら読まなければならない。それに私が読んだ本も多いから、その時のことなど思い出しながらじっくりと噛みしめて、自分の歩み来たりし道を振り返りたいと思うのです。
 
文庫の薄っぺらい本だけど、丁寧にゆっくり読みたい。
 
最後に、先週だったか散歩の途中に立ち寄った行きつけの小さな本屋さんにちくま文庫が最近入っていることにひどく感動して、思わず買ってしまった1冊。
町山智浩・著 『底抜け合衆国 アメリカが最もバカだった4年間』(ちくま文庫)
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町山さんは最近たまにWOWOWの映画紹介などで見かけることもありますが、最初に知ったのは『クーリエ』という雑誌に毎月掲載されている「USニュースの番犬 激変するアメリカのメディア界を追え!」という読みものです。この連載がかなり面白くって、それが最初の出会いでしたから、彼が映画評論家であるとは最近までよく知りませんでした。経歴も知らなかった。でもこの本を読んで、彼が『宝島』の編集をされていたと知り、なるほどと思いました。
『クーリエ』での町山さんへの期待に反することなく、この本も面白くて一気に読んでしまいました。ただ、今2012年だけどこの本の内容は2000〜2004ということで近過去を振り返るということで、それもまた一興でありました。
私もアメリカという国にいい意味でも悪い意味でも興味津津だから、今までにアメリカという字が入った新書や文庫は片っ端から目を通しましたが、この本が一番面白かった。○○新書などのエラい先生方が執筆される学術的・社会学的・政治経済的な本と違って、私ら一般庶民の目線で問題提起してあれこれ説明してくださるので、分かりやすいし読みやすい。ずっと感心しながら最後まで読んだら、またまた解説がすごかった。
この解説を書かれたのは内田樹さん。あの内田樹さんをして町山さんのことを「真の批評家」と断言されているのですから。そのように決定づけられる理由を内田樹さんは、ぶわぁ〜と濃密にフランス哲学書みたいに書いておられるのですが、その解説がまた本1冊分に匹敵するほど内容が凝縮していました。つまりこの文庫本は、ちくま文庫だからちょっと高くて780円もするのだけど、内容的には1000円以上の価値はあると思います。なにせ本文と解説を合わせて2冊分の内容が詰まっているのですから。お奨めです。
毎年、11月あたりにアメリカへ一人旅していたが今年はその予定がなく変な気分だ。
 
こんなに円高でドルでの支払いが有利なこの時期になぜアメリカに行かないのかというと、いまひとつ行くべき決定的理由がないからだ。
くるりの歌に♬僕が旅に出る理由は だいたい百個くらいあって〜 というのがありますが、私の場合はだいたい十個ぐらいあって2002年から毎年2回ぐらいのペースで海外一人旅をしていた。
では今回、突如として ♫私が旅に出ない理由は〜 というと ♫だいたい5つぐらいあって
ひとつめは、新しい家がとっても心地よいこと。
ふたつめは、毎日泳ぎ、水泳がとても楽しいこと。
みっつめは目的もなく無駄に浪費はしたくないと最近おもっていること。(以上、『ハイウェイ』の替え歌で歌ってね。)
 
あと二つの理由は割愛します。
 
それでもやっぱり深層心理ではかなりの無理をしているのであろうか、ここ最近立て続けにアメリカへ行く夢を見る。
 
それらはすごく鮮明でリアリスティックな夢で、毎回夢の中で真っ青になり息が止まりそうになり、実際その衝撃で目覚めた私は心臓が早鐘のごとく超高速ビートを打っているのを確認する。
 
この前の夢は、NYの空港に無事到着したとたんクレジットカードと現金をすべて家に置き忘れてきてしまったのに初めて気づくというもので、僅かな日本円をドルに替えたところでどうして1週間過ごせようかと途方に暮れてしまった。
 
数日前に見た夢は、出発の日、空港でチェックインという時に初めてパスポートを家に置き忘れてきたことに気づくというもの。これも全身から血の気が引いてしまった。
 
そこまでして私の魂はアメリカに行きたがっているのだろうか?
といっても私はアメリカなんて何にも知らないのに等しいのにね。
今までたくさん行ったけどそれらの思い出もだんだんかすんで遠のきつつあるような・・・。
 
今年の秋はそれでもNYも昨年と同様ではないようだとTVや新聞のニュースを見聞きして思う。
あのウォール・ストリートでピケを張ってるんだって?しかも異常気象の雪で覆われた10月末のNYC。
一人旅のビンボー旅人には歓迎したくない状況だ。今年は予定を組まなくて良かったとそれを知ったときは思いました。
 
そういう思いで自分の本棚を見ていたらアメリカ関係の本のなかに買ったまままだ読んでないのや、途中でほっぽり出したものや読んだのに内容が思い出せないのがありました。
 
岩波新書と中公新書。
 
まず『アメリカン・デモクラシーの逆説』 渡辺靖 著
イメージ 1
 
これは2010年10月20日に発行されており1年も前のものですが、アメリカ社会のいろいろな側面をフィールドワークを通して紹介しているのでなかなか面白かったです。
 
目次だけでも紹介すると
 
第1章 アメリカン・デモクラシーの光と影
第2章 政治不信の根源
第3章 セキュリティへのパラノイア
第4章 多様性の行き着く先
第5章 アメリカニズム再考
 
そしてこの本の中で紹介されていたのが同じく岩波新書の藤原帰一著『デデモクラシーの帝国 〜アメリカ・戦争・現代世界〜』
 
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これ、8年前に買っていて一度読んだと思うのですが⇒
 
内容がすぐに思い出せなくてショックでした。最近こういうことがよくあって若年性なんとか・・・じゃないかと心配すること多々あります。
 
それで今、また一字一句きちんと読みなおしていますが、これは名著だと思います。私のような素人の政経オンチな人間にでも分かりやすく、また理解しやすい方向へと思考回路を導いてくれます。
 
とにかく私が大学生のときに単位を取るために国際政治学の集中講義で聞いたBalance of Powerの時代がとうに過ぎて冷戦終結後、超巨大パワーとしてのアメリカ合衆国は「帝国」となってしまったということを、その「帝国」という概念をきめ細かく解説しながらアメリカという国を解き明かしてくれます。
 
こういう良心的な書物に出会うと幸せ感100%でうっとりとなってしまいますね。
いつも思うんですけど、本当に偉い先生というものは難しい事柄を誰にでもわかるように分かりやすい言葉で書いてくれる先生ですよね。その意味で、藤原帰一先生はファンになりそう。もっと他の本も読んでみたいなぁと思います。
 
残る一冊は中公新書の『アメリカと宗教』 堀内一史(ほりうち・かずのぶ)著
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この本も2010年10月発行です。帯に「国民の過半が『天地創造』を信じる国」とあって、何それ?と思って買ってしまいました。
でも少し読みかけてそのままになってしまっていました。
 
私は「天地創造」は素晴らしく美しい叙事詩だと思っていますが、それを一言一句その通りだと信じるかといわれると、全く信じられません。
それよりもダーウィンの進化論を信じますし、NHKの「ダーウィンが来た」も毎週見ています。
 
私のアメリカの女友達はすごく宗教的な人でメールや電話でいつも「あなたとご家族のことは毎日の私の祈りの中にあります。」と言ってくれるのですけど彼女もまた進化論はNo good!と拒否するのかしら?
 
今までそんな質問したことないし、私と意見が対立したらお互いに悲しくなるでしょうね。
私はただ、彼女と彼女のご家族がみんなハッピーであってほしいと願うのみです。
前回は先月あたり家にいるときに読んでいたエッセイなどを紹介しましたが、エッセイはエッセイで気軽にパッと読めて面白いんだけど、難を言えば、各話題が短すぎてあっという間に読んでしまうこと。1ヶ月でもそういうのを読んでいると、活字中毒者にとってはいささかストレスになります。
 
もっと長いあいだひとつの章を読んでいたい〜〜〜。この物語はこの先どうなるんだろう、登場人物らはどんなふうになっていくんだろう〜〜〜とかはるか先を考え夢見てページをめくりたい〜〜〜。・・・と思うでしょう?
 
それで欲求不満が噴火しそうになって、そんなときふと脳裡をかすめたのはメルヴィルの『白鯨』でした。
 
自分では偶然思いついたように感じたけど、7月20日にTVのBSが釣りだとか海中の映像ばかりしていたので、それが潜在意識となっていたのかもしれません。(ちなみに7月20日は海の日というらしい。海軍とか何かに関係あった日なのかなぁ。)
 
本棚にずっと前に読みかけて挫折した新潮文庫の『白鯨』がありました。
実はずっと前、もうかれこれ20年近く前にこのアメリカの長編を読みたくなって買ったけれど、実際読み始めてみると当時よく読んでいたフォークナーなどと違った雰囲気で途中で自然にストップしてしまったのです…。
 
買い求めた理由は、思うに、その頃よく見ていた映画『メジャー・リーグ』で主人公役のトム・ベレンジャーが思いを寄せる元恋人のインテリ女性(レネ・ロッソ)に「モービー・ディック(白鯨のオリジナルタイトル)、全部読んだことあるの?」と言われて、試合から試合へと移動するボロ飛行機のなかでマンガ版「モービー・ディック」を読んでいたから、と記憶している。
 
かくして20年ほどの隔たりを経て、『白鯨』を読み始めたわけであります。
 
私の持っているのは新潮文庫で訳者は田中西二郎さん。なんと1952年の初版とあって、日本語もいささか古めかしい。今は、新しい翻訳版もたくさん出ているだろうと思ってチェックしてみると、岩波文庫や講談社文芸文庫などからも新しい訳で出ています。新潮文庫は田中西二郎さんの翻訳のままで下巻の表紙が私の持ってるのとは異なっていました。岩波だと3分冊で各冊1000円近い。高〜っ!と驚いていたら、講談社文芸文庫(上下2冊)など各冊が2000円近くで度肝を抜かれた。美しいカラーの芸術的な挿絵でも入っているのだろうか。
 
私はこの新潮文庫の表紙のデザインが好きです。昔のは、上・下が色違いなだけ。少しゴシック風な雰囲気があって、ゲド戦記の匂いがするな〜。
 
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いざ、読み始めてみると、それがまた面白くて面白くて!
 
なんでまた以前はすぐ放り出してしまったんだろう。しおりは第11章に挟まれたままだった。おそらく、早く捕鯨船が大海原に出ていって、鯨との闘いを読みたいのに、船は港から一向に出帆する気配もなく・・・ということで僅か10章ほどを読んで本棚に戻してしまったんだろうな。
あの頃は私もまだまだ学童期の子どもらの母として忙しい日々を送っていたから、出帆前の詳しいいきさつを悠長に読んでいられなかったのだろう。
でも今、読み返してみると、その最初のところからすでにすごく面白いのにねぇ。
今、面白いと思うのは、私が心からアメリカという国、そしてそこから生まれる文化に興味を抱いているからだと思う。20年前は、正直言って殆どアメリカ文学のことはさほど興味もなかったし、だいたい外国文学よりむしろ鴎外とか漱石や、志賀直哉などをいつも読んでいたように思う。
 
いつのころからか読書の流れが大きく蛇行し始め、気がつくと外国ものを沢山読むようになっていた。
翻訳の文体に慣れてきたこともあるし、それとやっぱりアメリカに行くようになってじかにアメリカの空気を吸って人々を見るようになったからかな。しかも東部のほうばかりだし。ニューイングランドはコネティカットまでしか行ったことはないけど、確かにあのあたりは水辺が多い。コネティカットあたりの水辺だと対岸にニューヨーク州のロングアイランドの陸地がずっと平行に見えている。あの海辺の潮はずっと東のほう、つまりこの『白鯨』の登場人物、イシュメールとその相棒のクィークェグがであったニュー・ベッドフォードの港のほう、さらにその先のナンタケット島のほうに繋がっていくんだなぁと思うと、胸がいっぱいになる。
 
それにしてもさすがに昭和27年の翻訳文は異質な感をぬぐえず、意味のよく分からないところもあって原文が読みたくなった。Amazonの中身拝見で原文を読んでいたが、やがて掲載してくれない章にまで進んでしまい仕方なくその場でオリジナルのペーパーバックを購入。さすがAmazon、お急ぎで申し込まなくても翌日には手元に届けられた。それが上の写真に写っているペーパーバックです。
 
Amazonは便利だけど実際に中身をペラペラとめくって買えないのが難点。めちゃ安い!(日本の新潮文庫、上下2冊で現在なら1500円ぐらい。オリジナルだと1冊で全部読めて$4.95とあり、円高の今は¥370だった。)けど、本当に廉価版で、印刷の字が小さくて年寄り向きではない。余白もなくて読んでると息がつまりそうになる。
 
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注文するときサイズもちゃんと見ていたのに実物を見てあまりのコンパクトさに驚きました。
いつも洋書を買うときは、読みやすさを第一に考えているから。それでも、内容が面白いからそういう不具合もいつしか忘れて没頭してしまうけどね。
 
というわけで、今はこの『白鯨』が面白くてたまりません。
 
まだまだ思うこといっぱいあるけど、長くなるからこのあたりでやめときます。
このところの暑さ、セミのみなさんも朝から公園の木々に大集合でお元気でご活躍の由、何よりでございます。
 
セミの叫びは、あれはメロディというものがないな。バロック音楽でいうところの通奏低音。
でもセミの音程はもっと高くて通奏中低音あるいは通奏中高音。
 
単調で退屈になる。
 
そんなときはやっぱり読書に限る。
 
最近はずっと活字中毒の発作がひどくて、目にとまったり手にした本を片っ端から読んでいましたが、気がつくとそのほとんどがエッセイのようなものでした。
 
ちなみに今、自分の手元に散らばっている文庫本を紹介すると、
 
吉本隆明 『真贋』
イメージ 1これ、出版されたときにベストセラーになっていたと思うんですけ ど、今やっと文庫本になったので買いました。
 
帯によしもとばななさんが「自分の親の本だということを忘れてのめりこんだ。この本を持っていれば普通の意味での迷いは消える。自分の人生に寄り添ってくれる稀有な本だった」と書いておられます。
 
その言葉にも惹かれて買い求めたのですが、迷いは消えるかどうか分からないけど確かにとっても面白くって(もちろん、興味深いinterestingのほうです)、本を読むのが遅いスネイル・リーディングの私ですら、1日で読んでしまいました。
 
さすが吉本隆明さん、文章が素晴らしいからこうして読み手をどんどん前に押し進めてくれるんでしょうね。前から引っ張り進めるというんじゃなくて、後ろからぐいぐい押してくれる感じ。つまりすごく考えながら読んでしまうけど肩の力抜けてリラックスして読んでしまうんですね。
 
ありがたい教訓も随所にありました。
例えば、修練の方法として、“ただ考えるとか、ただ本を読むというだけではなく、体の動きと組み合わせて修練するということです”との教え。
 
私は未だに語学のラジオ講座を聴くのがクセになってしまっているけど、いつもただぼんやり聴いているだけで耳からしか学んでいないので(←いわゆる「耳学問」です)、NHKのテキスト代を毎月すべてドブに捨てているようなものです。
なので今回、この教えを読んで“目からウロコ落ち”でした。それ以降は、朝、ラジオを聴きながらその辺のチラシの裏にフランス語やらハングルやらを書きまくっています。語学はやっぱり机に向かってノートに自筆でしっかり書いて覚えないと身につきませんね。
 
あと、マルクスについての考え方。
「僕が多大な影響を受けているマルクスの考え方も、その根本は同じです。要するに、まず起源をおさえて、そこから、経済関係はこういうふうに発達していく、社会関係はこう発達していく、人間の状態についてそれこそ非常にわかりやすく、精密に追いかけていくのです。マルクスは哲学的ですが、政治的ではありません。後略」
 
私はこの8年あまり、アメリカ文化の多種多様性の面白さに魅せられてきたのだけど、いつも思うのはアメリカの建国の特異性だった。これからもそういうふうにアメリカ現代文学も読んでいっていいんだなぁと思うとウフフと嬉しくなった。
 
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語学の話が出たついでに、私の日本語も最近そうとう怪しくなってきたので、この本もオンラインで買っておいた。
 
少し読みかけたけど、すごく真面目な充実した内容なので寝転がって拾い読みなど断固してはならないと考え、恭しく目につきやすい場所に飾ってあります。
 
日本語って、これ習うとなると難しいですよね、きっと。
 
私のアメリカの友人らは一人として日本語に興味を持つ者はおりません。英語ができることはそんなに秀でたことなのか?と内心、憤然たる気持ちのまま、私は自分の意思主張をきちんと英語で言ってバカにされることのないようにと、やっぱり毎日英語に向かってしまうんだなぁ・・・。
 
でも一番好きなのはやっぱり日本語だ。
 
 
 
あとは、私が昔からとっても好きな、特にルックスに魅せられてしまう日高敏隆先生のエッセイ
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私はとくに愛猫家ではありません。猫は飼ったことがない。
でもペットショップでガラス越しに見る子猫ちゃんたちを見てるとホントに可愛くて、飼ってみたいなぁと思うんです。それでこの本、買ってみたけどネコの話だけでなくて、構成としては
 
第1部 四季の『いきもの博物誌』
第2部 「いきもの」もしょせん人間じゃないの!?
 
となっており、昆虫、鳥類、魚類、両生類、爬虫類、哺乳類とお話は多岐にわたり、大変おもしろい。昆虫なんかは特に面白いです。
 
夏になると幼い息子とともに4時起きで近くの神社の大木にカブトムシやクワガタを取りに行ったころが懐かしい!
 
息子が沢山のイモリを取ってきたけど当時はイモリに毒があるのも知らずに素手で触っていた。怖っ!当時、この本はまだ書かれていなかった。
 
あとは幸せになる料理の本、どちらも文庫だからハンディな事この上ない。
ヨガに行く地下鉄の中でその日のナチュラルなスロウフードの献立も考えながら読んだりしています。
 
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←こちらはクロワッサンなどで素敵なライフスタイルを拝見するイラストレーターこぐれひでこさんのイラストつきレシピ集。
 
ヨガをするようになって生活がナチュラル志向に一変した私は、日々の食材にもなぜかしら感動してしまうのですけど、この本はまさにそういう大地の恵みに感動ものの素敵な一冊。
 
読んでるとすぐ作りたくなってしまう。
 
            
 
 
                    
 
 
 
 
 
イメージ 5                                     こちらは⇒
今からかれこれ50年ぐらい前に出版されたグルメ石井好子さんの食いしん坊日記みたいな素晴らしい本です。
 
以前、『暮らしの手帳』を購読していたころにいつも後ろのほうの広告ページで見ていたのに、買わなかった。今回、河出文庫から出ているのが平積みされていたから思わず買ってしまった。
 
これ読んでると、異境の地で一人で食べる料理って、舌とハートに浸みわたるんだよなぁといつもビンボーひとり旅でNYの大都会砂漠で一時難民になっている自分の姿が目に浮かんできます。私はいつもデリでのお惣菜かベーグル、あるいは屋台しか食べてないけど。
 
 
 
 
かくしてエッセイ攻め。
エッセイも楽しいけど、文章が短すぎたらブツ切れ状態欲求不満になってしまい、ひたすら長い長い長編小説が読みたくなりました。
 
Part2ではその紹介をします。
 
To be continued.....
 
 
 
日頃は“雑談日記”と称して、フィットネスも読書関連もすべてひっくるめたおしゃべり記事を書いていましたが、今日は久しぶりにきちんと“読書日記”として書きたいと思います。
 
普段は週4日はフィットネスジムで1日あるいは半日過ごしていますけど、運動すればすればするほど脳味噌は活字に飢え、家にいるときは殆ど文字を眺めています。
 
先月だったか、ヨガの帰りにこの本を買ったんだと思う。
 
イメージ 1
井上ひさし著 『日本語教室』 新潮新書
 
これ、面白かったです。すごく楽しくどんどん読めます。
 
というのは、難しい国語学だとか日本語の文法書などではなく、井上ひさしさんの母校である上智大学での講演の記録だからです。
 
しかも井上さんの饒舌は現代日本語の乱れやら語彙の変遷やらそういう言語学的見地からどんどん話が脱線していき社会情勢やら国際情勢、歴史観などと・・・言語がその存在理由となる舞台=世界そのものを鋭く面白く井上さんの見方でいろんな角度から様々な局面を説明してくれるのですよ。
 
井上ひさしさんのことは、実は今まで小説などの作品をきちんと読んだことはありませんでした。若いとき妹が読んでいて実家には『ブンとフン』だとか『吉里吉里人』、『モッキンポッド氏の後始末』という文庫本もあったと思うんですけど、私は読まなかった。
ただ、憲法第九条に関するいろんな取り組みで大江健三郎さんらに交じって井上ひさしさんのお名前もいつもあるから、そっちの方向で知っていました。
 
今回、この新書を読んでますますもっと井上さんのエッセーなどに興味を持ちました。
 
で、次に買ったのはこれ。これは岩波の『世界』に広告が出ていたから読んでみたいなぁと思っておりました。
 
イメージ 2井上ひさし著 『この人から受け継ぐもの』 岩波書店
 
これもまた面白い。そして読みやすい。
講演とか、新聞への連載の収録です。
なので、タイトルに期待して各テーマについて深く追求できるのかというとそうでもなくて、その意味では若干肩すかしっていう印象も否めないです。
でも、この本は深く学習するために書かれた本ではなくて、随想という感じ。概説というか紹介というか、でも井上さんの視線やフィルターを通して深いところは深く語られるからそこがとても面白いのです。
 
<内容>
1.憲法は政府への命令 −吉野作造を読み返す−
2.ユートピアを求めて −宮沢賢治の歩んだ道−
3.戦争責任ということ −丸山眞男に私叔して−
4.笑劇・喜劇という方法 −私のチェーホフ−
5.笑いについて
 
 
この内容のタイトルだけ見たら、それなりに真面目に教科書的、参考書的詳説を期待してしまいますが、実はそういうわけでもなくて、言ってみれば、学校の授業で社会問題や政治や歴史に関心の深い先生が授業そっちのけで裏話に脱線していくみたいな・・・。でも井上ひさしさんへの敬意からも、決してハチャメチャなくだらない脱線でないことはここにしっかりと証言しておきます。
 
たとえば、丸山眞男についての項目。丸山眞男は戦後の思想家・有識者として私は非常に尊敬のまなざしで仰ぎ見ていたものですから、この本の第3章は丸山眞男を知る意味ですごく期待していたけれど、実際に書かれていたのは太平洋戦争の終結に臨んで当時の首相広田弘毅がソ連大使にどのようにしてアプローチしていったのかというようなことが詳しく述べられています。それがまた非常に興味深いし、戦後政治史を考える出発点としてポツダム宣言受諾あたりの事情を詳しく日本人は知っておかなくてはならないと思うんですけどね、個人的には。
今、私たちの国、日本は本当に大変な危機に陥っています。政治も混乱を極めているし、原発問題にしても野党の自民党は鬼の首を取ったみたいに厳しく追及しているけれどそもそも原発は自民党が政権を取っていたときにすでに監視の目をもっと厳しくすべきであったはず。今回、こうして今まで見えてこなかった不備なる部分をはっきりと突きつけられたときに私はやっぱり太平洋戦争終結時に気持ちがすっとんで行ってしまうのですよね。
 
以前に「昭和史」「戦後政治史」とかいろんな概説書を熱心に読んだ時期がありましたが、どんどん加速していく時代の流れの速さに翻弄されて、立ち止まって何度も検証するということもいつの間にかしなくなっていきました。憲法も問題も核の問題もいつの間にかグローバルな大きな潮流の中であまり考えなくなってしまった。
 
政治の問題は私などははっきりした見解も特別なイデオロギーも持たないのですが、実際にこれからもまだ数十年は日本国民としてこの島国で生き続けるであろうと思うと、やっぱり一般庶民レベルで正しく状況を把握しておかねばならないと思うのであります。
 
この本、まだ全部読んでませんが先月6月の新刊でした。イメージ 3
岩波新書 内橋克人編 『大震災のなかで −私たちは何をすべきか−』
 
内橋克人さんが編集しておられて、執筆者多数。
 
序文は内橋克人さん。そのあと、大江健三郎、テッサ・モーリス=スズキ(森巣 博さんの奥さん)、柄谷行人、竹内 啓、池内 了、森まゆみ、金子 勝、佐藤 学、 他多数(敬称略)が書いておられます。
 
丸山眞男の話から、なぜかこの岩波新書のほうに話がとんでしまいました。
 
真面目にいろいろ考えると私の頭の回路はすぐにショートするみたいだ。
 
話を元に戻して・・・
 
井上ひさしさんの本の後半は劇作家として、チェーホフについてや、あるいはもっとアカデミックに「笑い」についてのさまざまな考察。
 
これもまたかなり興味深く、まずはチェーホフの戯曲を急にまた読みたくなりました。
家の本を探してみたら、岩波文庫などで『カモメ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』『桜の園』などありました。前に一度読んだのにきちんと思い出せない。最近、そういう意味で自信がなくなっています。他に小説も見つかった。戯曲はすぐ読めるからこれでしばらくはまた楽しめそうです。
 
イメージ 4
                        アントン・チェーホフ
 
 
 
 
 
 
 

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