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名手はねじらない、ひねらない、踏ん張らない―田口壮が明かした外野守備の秘訣―
MLB(メジャーリーグ・ベースボール)で今シーズン、セントルイス・カージナルスの田口壮が大ブレイクしています。
ほとんど毎試合のようにNHK・BS放送で試合が中継され、一般ニュース枠でもその日の成績が紹介される松井秀喜やイチローとは、メディアへの露出度では比べようもありません。
しかし、ナショナルリーグ・中地区の首位を独走するカージナルスの、あの強力な外野陣にあって、後半戦ほぼ左翼の定位置を確保したことは、特筆すべきことでしょう。
田口はもともと外野守備には定評がありました。日本のプロ野球を代表する名外野手でした。MLBでも守備に関しては名手の一人に挙げてもいい選手でしょう。
今シーズンは課題だった攻撃面で結果が出たことで出場機会が増え、勝負強い打撃に一層磨きがかかってきました。
ところで、ここからが本題です。外野守備の名手である田口が、ある新聞記事の中でとてもユニークなコメントを残しています。それを紹介します。
「いや、早くスタートしようとは思うていない。無駄やしな」「大事なんは、いかに一直線で、最短距離でボールに向かうかってこと。慌てて1歩目を出して、ちょっとでもずれたら膨らんで走らなアカン。それ、無駄な動きやろ。ピッチャーが投げんのに合わせて小刻みにステップを踏んでるんやけど、ボールが飛んだ瞬間にポンって(両足で跳んで)体の向きを変えんねん」(8月23日付読売夕刊「田口が明かすほんまのメジャー」から)
MLBの日本人選手を追い掛けている田中富士雄記者の、「打球に対して素早く1歩目踏み出す工夫、何かあるのか」との問いに答えた部分です。
早くスタートしようとすることを無駄だと言い切った発言もユニークですが、もっと重要なのは「ピッチャーが投げんのに合わせて―」以下の部分です。小刻みにステップを踏んで跳びあがるということは、ねじりやひねりや反動を利用していないということです。
田口は外野守備で最も大事なスタートの瞬間に、自らの体をねじったりひねったりしていない、無論踏ん張ってもいないと明かしていることです。陸上短距離走者がスタートブロックを蹴るような動きはしていないということになります。
体を浮かせて体の向きを変えるということは、両足で跳んで生まれるほんのわずかの時間と空間を利用して、その間に体の姿勢を変えているということです。
もっと厳密に言えば、田口はほんのわずかに跳んだ間でも、最高到達点に達した後、落下する状態で体の向きを変えているはずです。その状態こそ人間が最も体を自由に動かせる状態だからです。 (2005年08月27日)
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自由落下状態では無重力状態になり、動きが制限されます。 体の向きを変えようとすれば、慣性を利用するしかないため、体をねじるしか方法はありません。 どこか、高いところから飛び降りながら、体の向きを変えようと試みればわかると思います。 バンジージャンプとかね。 落下中は自由自在のはずなんて、飛び込みの選手あたりはどういう気持ちで聞けばよいのでしょうか。
2006/11/21(火) 午前 5:32 [ hide ]
”ボールが飛んだ瞬間にポン”の動作=陸上選手のスタートみたいなものでしょう。別に自由落下云々とは関係ないと思いますよ。
2006/11/23(木) 午後 10:47 [ sai*aba*o* ]
失礼ですが、「落下状態では最も体を自由に動かせる」と本気で思っていらっしゃるのでしょうか・・・? 成田さん、1回落下してみてくださいよ。いかに「落下状態では動けないか」がわかると思いますから・・・
2006/11/25(土) 午後 6:46 [ Yoshizumi ]
落下状態では自由に体を動かすことはできますが、体の向きを変えたり、どこかに向かって進むことは、物理学的に不可能です。作用反作用の法則というのがあって、人間の場合、地面をけるなどの力の反作用で体の向きを変えると同時に体をその方向に動かすことになります。 田口選手はその判断をする前に一歩を踏み出したりせず、また判断するや否やすぐに地面をけって飛び出せるように小刻みにステップを踏んでいるのではないでしょうか。
2006/11/28(火) 午後 8:24 [ hide ]