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BBCが流したイスラム少女の証言
イスラムの少女にインタビューした短い映像を、BBCが流した。
パキスタンの山岳地帯、トライバルエリア近くの丘のようだ。地域を特定できない荒涼とした山並みを背景に、イスラムの少女がインタビューに答えている。
木製らしい古びた長いすの中央あたりに座る、黒髪の上にスカーフをかぶった、小柄で痩せた少女が語る。
――私は13歳。タリバンの支配地域から逃げてきた。兄は、地域の女の子たちを自爆テロの実行者に仕立て、次々と標的に送り込んでいる。
9歳になる少女の妹も、兄に仕立てられて自爆テロで死んだ。手足や胴体に爆薬の入った布を巻かれて、それを電気コードでつないで家を出て行った。コードのある部分をつなぐと爆発する。
少女も、兄によって自爆テロの実行者に仕立てられそうになる。少女は兄に問う。「同じイスラム教徒を何故殺さなければならない」。兄からの答えはない。
少女は、証言の最後にこう、声を振り絞る。「タリバンを全員、焼き殺してほしい」
映像に顔が映るのは、少女だけである。インタビュアーは、顔どころか後ろ姿さえ映らない。
少女の証言の後、BBCはこうコメントする。
パキスタンの当局者は、少女の証言の裏づけは取れないが、偽りの証言ではないだろう、そう語っている。
このインタビューは、極めて異様なインタビューである。少女が語る内容が異様なだけではない。少女の登場とインタビューの形式自体が異様である。
こうしたインタビューでは通常、カメラは少女の背後から撮影するか、少女の顔をぼかす処理をする。
しかし、このインタビューはそうした対応を一切していない。少女の顔かたちはもちろん、全身がクリアに映し出されている。逆に、インタビューの真実性を表すために、通常は映し出されるインタビュアーの顔かたちはもちろん、その姿も見えない。
この少女の証言が真実ならば、少女は生きている限り、タリバンとアルカイダに命を狙われ続ける。それを防ぐためには、少女は生きている限り、閉ざされた空間でしか生活できない。
この少女の証言が真実でないということも、考えにくい。金銭や何がしかの利益のために、これほどのリスクを負うはずはないからだ。
BBCのこの短い映像は世界中に流れた。これほどインパクトのある映像と証言は、当然、ユーチューブなど映像サイトに載せられたはずだ。(2010年2月7日記)
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Youtubeに乗せられた映像は、全部殺人の対象になるという証拠はどこにあるのですか?
2010/9/23(木) 午後 9:11 [ ??? ]