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NHK「あさイチ」のとんでもコメンテーター
TVのワイドショーに出てきて、しったかぶりのコメントをする学者、大学教授、評論家、研究者と称するやつらには、ろくなやつがいない。TVで名前を売れば講演依頼は増えるだろうし、ギャラのランクだって上がる。だからといって、勝手な戯言を繰り返していいわけがない。
12月12日放送のNHK総合「あさイチ」のコメンテーターに、とんでもないやつが出てきた。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹という肩書きをもつ山下一仁氏である。
その日のあさイチのテーマはTPP問題で、山下氏はTPP推進派として出演していた。
日本がTPPに参加した場合、関税や規制の撤廃によって労働条件はどう変わるかという話題で、メーンキャスターの有働由美子氏が、ある女性視聴者から寄せられたFAXを紹介した。
FAXの内容は、概略こうだった。自分は食品工場で働いているが、近ごろは職場に外国人実習生が増えてきており、職場での居心地が悪くなってきた。
FAXの紹介はその程度だったが、筆者が推察するに、女性視聴者の言いたかったのは、こういうことだったのではないか。
−−私は非正規労働者として低賃金で働いているが、私の賃金より安い外国人実習生が増えてくれば、より賃金の安い外国人実習生に職場を奪われるのではないかと不安でたまりません−−
このFAXに対して、くだんの山下氏は何とこういう答えをした。
−−外国能実習生は、日本の優れた技術を本国に持ち帰るためにやってきた研修目的の人間で、単純労働者ではない。日本は外国人の単純労働者を受け入れてはいない−−
よくも、こんな戯言を言えたものである。外国人技能実習生が日本の優れた技術を発展途上国に移転するための制度であるというのは、あくまでたてまえである。
何万人、あるいは十数万人もいる外国人実習生のほとんど全ては、お金を稼ぐために日本にやって来た単純労働者である。
彼らを雇う側の経営側、工場経営者や水産物加工業者、農家も、最低賃金程度で働かせることこができる外国人の単純労働者と認識して、彼らを雇用している。
それを、よくもまあ、外国人実習生は単純労働者ではない、などと言えたものである。
山下氏が外国人実習生の実態−たてまえと本音がこれほどかけ離れた制度は他にない−を知らなかったとすれば、研究者の名に値しないお馬鹿さんである。知っていてこんな戯言を言ったとすれは、極めて悪質なデマゴゴーグである。
3月の原発事故以降、放射線に関して無責任な発言を繰り返してきた有識者と呼ばれる人たち。TPPに関しても農林水産省の主張をオウム返しのごとく繰り返す大学教授。健在産業省の代弁者も当然いる。こんな連中も、こんな連中を有識者として出演させ続けるTVも、国民から信頼されなくなるのは当然のことだ。(2011年12月13日記)
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