成田好三のスポーツコラム・オフサイド

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ウオーク・ドント・ラン

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 「ウオーク・ドント・ラン」本来の意味は?

 「ウオーク・ドント・ラン」を生活信条のひとつにしています。ベンチャーズの名曲のタイトルと同じですが、意味はどうなんでしょうか。走るだけの体力と気力をなくしたから歩くことにしたということです。

数年前に地域の運動会で短距離走に駆り出されました。最後はは足がもつれ転びそうになりました。筋肉痛は1週間たっても直りません。その後は走ることをあきらめました。

 健康志向が強まる中、従来の歩き方とは違ったウオーキングがブームになっています。住宅街でウオーキングする人を見かけない日はありません。公園でも繁華街でも郊外でもそうです。ウオーキングは水中にまで進出しました。プールでは、泳ぐ人より歩く人の方が多くなりました。陸上でも水中でも人々は、大きく手を振って大またで歩いています。

ウオーキングに関して疑問に感じることがあります。体育学の先生たちが教える、あの歩き方です。どの本にも正しい立ち方、歩き方としてこう教えています。

 『背筋を伸ばし、胸を張り、肩の力を抜き、ひざを伸ばして立つ。ひざを伸ばしたままかかとから着地する。上体をねじり、両手は大きく前後に振る』

 しかしです。ひざを伸ばしたままの着地を繰り返せば、ひざの関節を痛めます。背筋を伸ばし、胸を張った姿勢で本当に肩の力を抜けるのでしょうか。歩くことに上体に、特に手を使う必要があるのでしょうか。筋力が衰え、関節が弱ったお年寄りにとっては、体を痛めかねない歩き方です。

 体育学の専門家たちが教える「ウオーキング」の歩き方は、ある特殊な状況下に限定されたものに思えてならないのです。

 ところで、「ウオーク・ドント・ラン」とはどういう意味なのでしょうか。筆者は、「もう走らなくてもいい。歩くだけで十分だ」と勝手に解釈しています。しかし、「ウオーク・ドント・ラン」には何か危険な匂いがします。本来の意味を知っている方がいれば、教えてください。(2005年06月11日)

 効率的なアイボの歩き方

 体育学の専門家やウオーキングの指導者と称する人たちが教える「正しい立ち方(姿勢)」「正しい歩き方」は、ある一定の条件の範囲内でのみ通用する、特殊な立ち方、歩き方ということができます。

 この立ち方、歩き方は、冬の凍った道路では通用しません。地面を強く蹴ったり、かかとから着地したりしたのでは、たちまち滑って転んで凍った道路の上にたたきつけられてしまいます。

 氷の上でスケート靴を履いても、雪の上でスキーを履いても、この立ち方、歩き方では通用しません。登山道などのいわゆる悪路では、極めて非効率的な疲れやすい歩き方になります。

 体育学の専門家たちが教える「正しい立ち方」「正しい歩き方」は、傾斜があまり大きくない、ほぼ平らな舗装道路などでのみ通用する立ち方、歩き方だといえます。

  また、お産を控えた妊婦も、腰の曲がったおばあさんも、歩き始めたばかりの赤ん坊も、こうした立ち方、歩き方はしません。非効率だからです。

 人間がつくりあげたロボット、特に直立二足歩行型ロボット――ホンダのアシモや愛地球博・トヨタグループ館の音楽演奏ロボットなど――もそうです。

 彼ら(ロボット)は、けして蹴ったたりかかとから着地するような歩き方はしません。膝を伸ばしきることもありません。体を左右に捻ることもしません。上半身は下半身(人間で言えば骨盤)の上にそっと乗せたような状態で立っています。

 人間は、人間以外を手本にして直立二足歩行型ロボットをつくることはできません。人間は、人間の脳とは違うシステムをもった人口頭脳(コンピューター)をつくれないのと同じことです。

 人間が、人間の動作を真似てつくったロボットは、体育学の専門家らの教える立ち方、歩き方とはまったく違った動作をしています。その方が効率的で無理のない、本来の人間の動作に近い立ち方、歩き方だからでしょう。(2005年06月11日)

 散策文化を忘れ去った?日本人

 世はまさに健康ブームです。健康茶、健康飲料、健康食品――。飲み物や食品・食材は、おいしいかどうか以上に、健康にいいかどうかで評価されています。

  コーヒーなどの嗜好品、ワインや焼酎などのアルコール類まで、健康にいい成分が含まれているかどうかが話題になり、それが売れ行きに大きく影響することになります。

 世の中ではもう一つ、静かなブームが続いています。ウオーキングです。街中や郊外の住宅地、公園、田舎道――。どこに行っても、人々はある決まった「フォーム」で歩いています。

 ウオーキング・ブームは水中にも進出を果たしました。公営の屋内プールの一般開放日は、泳ぐ人より歩く人の方が多くなってきました。公営の屋内プールで泳いでいると、何か肩身の狭い思いがするくらいです。

 陸上を歩くことと同様に、水中でも人々はある決まった「フォーム」で歩き続けています。

 体育の専門家やウオーキング指導者と称する人たちが教える立ち方と歩き方です。彼らはほとんど例外なくこう教えています。

 背筋を伸ばし、胸(肩)を張って、膝を伸ばして立つ。その姿勢を保ったまま――その結果、背骨が強く反り返ることになります――、左右の手(腕)を足とは反対方向に大きく振り、地面に着いた片方の足の足裏で強く蹴り出し――膝は伸びきることになります――、もう一方の足の膝を伸ばしたままかかとから着地する。歩く際に、上半身は左右に捻りをかける。

 体育の専門家やウオーキングの指導者と称する人たちの教え通りに実践すると、街中や公園、それに水中でのウオーキングの「フォーム」になるのでしょう。その結果、日本人は散策という優雅な文化を忘れ去ってしまったかのようです。

 しかし、この「フォーム」は、理になかったものなのでしょうか。少なくとも日本人の体格や骨格のつくりに合った歩き方なのでしょうか。 

 直立二足歩行の基本姿勢

 人類の長い歴史の中で――といっても地球や生命の歴史に比べればほんの一瞬のことですが――、直立二足歩行を選択した人間(ヒト)にとって最も基本となる姿勢とは何でしょうか。

 人間も他の動物と同様に、移動出来なければ生きていけません。ですから、静止している状態から移動する姿勢に移る段階の姿勢こそ最も基本的な姿勢だといえます。

 人間にとって移動することは歩くことです。寝ている姿勢では、にじり寄る以外に移動できません。座っている姿勢でも移動できません。座っている姿勢は立つ姿勢の準備動作といってもいいでしょう。

 では、2本足で立っている姿勢が基本姿勢なのでしょうか。しかし、2本足で立っているだけでは、文字通り「一歩」も足を踏み出せません。筆者は、直立二足歩行を行う人間の基本姿勢は1本足で立つ姿勢だと考えています。

 左右いずれかの1本の足を浮かし、もう1本の足で立つ姿勢から、体重(重心)を前後左右のいずれかにわずかに移すこと、倒れ込むことによって、浮いている足は勝手に倒れ込まないように地面に着きます。この繰り返しが歩くことです。歩くこと――走ることは歩くことのバリエーションです――によって人間は地球の表面を移動することができます。

 1本足で立つことが、人間が移動するための基本姿勢であり、歩くことは1本足で立った状態で体重(重心)を傾ける(倒れ込む)動作の繰り返しであると考え、自分を「実験台」にして、その方法で立ったり歩いたりしていると、体育学の専門家たちが教える立ち方、歩き方は、明らかに間違っていることが体感できます。

 体育の専門家たちが教える正しい立ち方、歩き方は、間違っているばかりか、極めて効率の悪い、しかも関節など体の大事な部分に過度の負担をかける動作です。(2005年06月11日)

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