芸術と与太話・・・あと、クラッシュジーンズも

小田和正をピアノで弾き語りしようとしている、無謀な者

評論

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今回はちょっとだけ小難しい言葉を綴るので(ガラにもなく)飛ばしてもらってください。
特に今回が初めての方は他の投稿をお勧めします。

キューブリックは2001年宇宙の旅で、タルコフスキーは作品全般で、そしてアニメ エヴァンゲリオンといずれも神を題材にした作品です。
ここでいう神とはキリストやアラーといった特定の神を指し示したものではなく(タルコフスキーに関しては作品によりキリスト的な表現がありますが)、宇宙全体を包含したより高次な神です。

神という存在証明不可能な、いわば不在を映像で表象するという矛盾、映像作家としての究極の題材でもあり無謀な暴挙でもあります。
我々は世の中にある全てのものに常に意味を求めます、「この絵の意味はなんですか」「どういう意図で作品をつくったのですか」この傾向は特に欧米社会でつよくかつてフランスの哲学者ロラン・バルトはヨーロッパの文化を評し「意味の下で窒息状態にある」と言ったほどです。

意味という重さのおかげで我々は安定した社会を構築することができ、無重力では生きてゆけないのです。
しかし意味という重さが形而上学におけるような真理に基づいているのではない以上、裸の大様が衣服を纏っていないと知ってしまった我々には意味というその重さが必要以上に社会を硬直させたりしないように(例えば安部政権のように誤った方向に)常に自身で床板をゆすり意味という重さからの開放を心がける必要があるのです。

無(不在)との対峙、色即是空という言葉がありますが意味のもとで安住している我々に上記の作品と対峙することは先ほど述べたように床をゆすられ、最後には床そのものをとっぱらわれ今まで構築してきたものが崩れ去る恐怖と不安を投げかけてきます。

私はここで上記の作品云々について語るつもりはありません(というか語れません)。

意味という構築物でがんじがらめになりつつある現代社会で、語ることすらが形而上学の針めぐるトラップを免れない以上我々にできることはミイラ取りがミイラに成るのを恐れずに自らで床板をゆすってみる他なく、その戯れのひとつとして上にあげた作品と一度戯れてみてください。

特に一番のお勧めはタルコフスキーでストーカーという作品を見てください。
ただツタヤクラスの大きなレンタルビデオ店でしか扱ってないものと思われるのでそのときはキューブリックの2001年宇宙の旅をお勧めします、これはレンタルでなくてもDVDを取り扱っている店には体外あり、また非常に安く販売されています。

ちなみに私が最初にストーカーを見たときはものの10分で寝てしまい最後まで見るのに3日くらいかかったのを覚えています(本編で3時間)。

あと最近瞑想などが流行っているようですが、そういう方にもお勧めします。

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タルコフスキー、いいですね。1+1=1 これをラブレターの中で書いてくれと友達に注文されました。「サクリファイス」でしたか、昔、観たので憶えてません。あの異様に美しい映像はいつかもう一度観たいと思います。「ストーカー」というのは観たことがないので観てみたいです。 ソヴィエト時代は意外と芸術の宝庫です、文学ではプラトーノフ、ザミヤーチンと、タルコフスキーに通じるような作家が出ています。

2007/1/17(水) 午後 3:00 [ - ]

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ストーカー、ノスタルジア、サクリファイスの3本はどれも好きです。 あと タルコフスキーの影響を受けたと思われる(個人の感想ですが)押井守についても近いうち投稿します。

2007/1/18(木) 午前 7:00 com*onc*ag


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