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本日も強化免疫治療についてお話させていただこうと思う。
再発や転移の発見が遅れ、
がん腫瘍が大きく成長してしまった場合。
あるいはがんを発見した時には、
もはや手術不可能と診断されてしまった場合などに必要な治療が、
腫瘍の血管新生阻害対策である。
特にがんの活動性が著しく、広い範囲への浸潤・転移を認めた場合、
すぐにでもがん腫瘍への血流・栄養補給を遮断し、
その進行を食い止めねばならない。
そこでこの治療には、腫瘍の血管新生阻害を目的に製造された
分子標的薬“ベバシズマブ(商品名:アバスチン)”が数クール、
点滴によって投与される。
残念ながら日本ではごく一部のがんへの保険適応にとどまるが、
海外では各種抗がん治療との併用で
およそ50〜60パーセントに有意な治療効果があったという
報告が多数寄せられた。
他の優秀な治療を併用しつつ、
血管からがん細胞への栄養供給を遮断できれば、
その治療自体が非常に強化される。
この腫瘍の血管新生阻害対策をめぐっては、
いい加減な理論によるサメ軟骨サプリメントの乱用や、
過去に薬事事象を引き起こしたサリドマイドなど
多くの治療方法を検討されていた。
しかしこのアバスチン開発をもって、
ひとまず治療対策が整ったといえよう。
次回は「併用治療その1【がん局所の治療:がんカテーテル治療】」について
お話しさせていただこうと思う。
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免疫治療についての各治療症例等、詳細は下記よりご確認ください。
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