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嘉祥3年(850)
文徳天皇の后(染殿皇后)の懐妊、安産を祈願して創建され
2014年 JR東海の「そうだ 京都、行こう」キャンペーンポスターになった 小塩山 十輪寺
平安歌人在原業平の閑居跡とされ、通称なりひら寺とも呼ばれる
業平がかつての恋人 二条后(藤原高子:たかいこ)の大原野詣での際
塩を焼いてその紫煙に想いを託したという塩竃跡 本堂は珍しい鳳輦形
茶室、業平御殿、高廊下に囲まれた「三方普感の庭」の上を
枝垂れ桜が覆う姿は天蓋の桜とも称され、圧巻
この庭は、立って、座って、寝て、と三通りの見方で楽しめる 桜花に特別の想いが芽生えた昨年から
ここ十輪寺の満開の姿が見たくてたまらなかった この桜の樹齢は150年〜200年
十数年前から樹勢が急激に衰え、 太い枝が落ちたり花が咲かなかったりする危機を迎えたそうだ
四方を建物に囲まれているため、栄養の摂取状態も悪く
庭の構造上から支え棒も出来ず、 厳しい立地条件の下で生き抜いている
周りからの「いつか建物を壊してしまうから、早めに切ったほうがいい」という声もあった中
永らえる方法を模索されたという 高廊下の屋根を越えて咲く枝垂れ桜
たしかに老木の様相は否めないが、
今後枯れてしまうことがあっても、 後世の人に素晴らしい桜があったと記録を残して伝えたい、という
この寺の方々の思い
「100年以上経っても若い桜と変わらぬ美しい花を咲かせる様子を見て、 諦めずに生きる強さを感じてほしい」
なりひら桜
世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし 在原業平
印象的な桜花に出会うことができた癒やしの一日
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