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「ショパコン2015 #」という書庫を設けました。
今回のショパコンにまつわる怒りの記事をすべてそこに放り込んでおきます。
最後の#は、怒りの青筋、ということで。
これ以上書いていても、得るものもなく、時間とエネルギーを浪費するばかり、
最後にこれだけ、言い捨てていこう。
わたしの生徒は日本人であります。
日本人にものを教えるわたしも日本人であります。
そしてわたしは日本を愛しています。
日本人の知力の低下と、ピアノ界の体たらくは深いところでつながっているように思う。 それは、まずこれを見ても明らかです。
Yulianna Avdeeva at Warsaw ユリアンナ・アヴデーエワ、前回のショパン コンクールの覇者です。
当時26歳。
日本の26歳にこの話力を期待できますか。
日本人でも、ロシア育ちのこの方は若いのにしっかりしているなという印象を受けます。
http://jp.yamaha.com/sp/products/musical-instruments/keyboards/pianist-lounge/column/matsuda_column/
この方になんの恨みもないですが、それでも、これで芸大首席だったなら、
2位以下はどうだったのよ、と…
http://jp.yamaha.com/sp/products/musical-instruments/keyboards/pianist-lounge/column/nakagiri_diary/
音楽は、最後は頭脳がものを言います。
その頭がお花畑じゃ、結局お花畑の音楽しか描けないでしょ。。
霧島で衝撃を受けたのは、日本の若いピアノ奏者のほとんどの方と、まともな会話が
成立しなかったことです。
日本の、というのは、1人だけ韓国人の参加者と親しくなり、彼女はそれなりに
考えも知識も言語力もしっかり持っている人だったので、やはり、日本の、と限定せねば
ならないのです。
若い、と言ってもほとんどが20代です。
普段、わたしは中学生と普通に大人の会話をするのですが、彼ら彼女らとは
成立する会話が、20代のピアノ奏者たちのほとんどと、成立しないって、どうよ。
火山噴火のネタをふっても、調布に落ちた飛行機のネタをふっても、雨続きの天気の
ネタをふっても、もちろん音楽にまつわるネタであっても、成立しない、つまり、
会話のキャッチボールが成り立たない。
ま、関心もないのだろうな。
その中で数名、キラリと光る知性の持ち主がいました。
いやあ、嬉しくなりました。日本もまだまだ捨てたものではない。
知性が高い、言語力が高い、そういう人は音楽能力も高い。
彼ら彼女らの将来が非常に楽しみです。
で、話を戻しますが、知的レベルが低い、つまり、語彙力と文法力が弱い。
すると、いきおい思考力も判断力も低い、ということになります。
だから、簡単に食い物にされてしまうのです。
有名な先生がいつでも有能というわけではありません。
有名な先生のおっしゃることがいつでも自分に利益をもたらしてくれるわけでもありません。
有名な先生なら安全保障つきなんてことはありません。
上のリンク先のブログの最初の方に留学先の先生との出会いについて書かれた一文が
あったのですが、
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さて、先生との出会いを簡単にご紹介します!先生と初めてお会いしたのは私が大学院1年目の時、先生が客員教授として半年間、東京芸大にいらっしゃることになり、その間先生のクラスで勉強できることになりました。でもその時は、私の未熟さゆえ先生の本当に求める音色や音楽をほとんど理解することができずに終わってしまったように思います。
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これをまともに信じるなら、その先生は、半年(結構長いです)の間に、彼女から
音色や音楽を引き出してはくれなかったのでしょう? 少なくとも、引き出された自覚は
なかったのでしょう? なら、その先生は彼女には向いてないということです。
先生の許で勉強させてください、と言われて断る先生はほとんどいません。
断られなかった=受け入れてくれた=認められた
わけではないです。
どの先生につくか、より、その先生から、何を学ぶか、でしょう。
勉強の主体はあくまで自分自身にあるのです。
楽器を演奏するのは、物理や数学の基礎知識が必要です。
音が鳴る仕組みを理解せずしていたずらに指ばかり動かしても、力を無駄に使うだけで
それでいて本物の美しい楽器本来の音は引き出せません。
基本的な会話力がなければ他人と会話することができません。
言語を用いて会話できなければ、音を用いたってやはり心を通わすことはできません。
音楽は、馬鹿ではできないのです。
日本人に足りないのは、表現力でも文化の下地でもありません。
学力です。
音楽を生業とせんと思う若い人たちには、ネットやスマホに興じる時間があったら
英語の音楽専門書の1冊も紐解け、と言いたい。
なんならゲーテやシラーでもいい。
バルザックを原語で読めば相当いろんなものを得るでしょう。
そして中学生の君たち。
学力は今のうちにしっかり身につけてください。
わたしが勉強しろ、勉強しろ、というのは、理由があります。
深い理由が。
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