conoconoさんの女仙な日常

コノフィツム属を主としたメセン類の栽培記録です。左欄の種名をクリックすると代表的な個体の写真と栽培記録が見られます。

全体表示

[ リスト ]

4月21日以来のご無沙汰になってしまった・・・。
twitterではずっと書いていたんだけど、どうもブログを書く時間的心理的余裕が無くって。
前期の講義が全て終わったのでヤレヤレといったところ。お盆休みにもなったので経過の記録など。

今年は6月29日に記録的な早さで梅雨が明けてしまい、その後は35℃を超える酷暑の毎日。コノフィツムたちも猛暑に喘いでいる・・・のかどうか知らないが、とりあえず8月中旬時点では目立った脱落者はいない。コノフィツムはこんな高温多湿に耐える丈夫な植物であることが分かったのは収穫だ。ただ、もう記録更新へのチャレンジは勘弁してもらいたいところ。

ウィッテベルゲンセのRR714は暑さに弱いらしくて、これだけは毎年夏にお留守になる確率が高い。普及している唐草紋ウィッテや太枝紋ウィッテは越夏中に消えることはほとんど無いので、やはり耐暑性の遺伝子はあるのだろう。

さて、4月下旬から断水しているブルゲリとRラツムの状況だ。
既に断水期間4ヶ月弱だ。但し、月に1〜2回だけ、球体を濡らすだけの水(ミスト)がかかることがある。


左のトレーが断水区で、右がコントロール(潅水区)。苗は全て2015年秋に播種したもので、2016年秋に16株/ポットあるいは25株/ポットに移植し、翌年2017年の秋には植え替えしなかった。潅水区では4日に一回程度、表土が数センチ濡れる程度の量を与えている。おおよそ同じくらいの大きさに育った苗をブルゲリは4ポット、Rラツムでは2ポットをそれぞれの実験区に用いた。

やはり4ヶ月近い断水はいくら少雨地域に自生しているブルゲリには過酷なようで、コントロールに比べて球体が小さく縮んでいるのがわかる。コントロールでは逆に水を吸って大きくなっているということでもある。
イメージ 1

Rラツムの違いは顕著で、コントロールでは僅かな散水量にもかかわらずうまく吸水してかなり大きくなっている。与える水の量が多くて遮光率が高いと徒長して山型になってしまうのだけれど、遮光率を50%にすることで比較的フラットに育っていると思う。断水区では薄皮を被ったままじっとしている。


ブルゲリ・コントロール:総じてふっくらしている。
イメージ 3


ブルゲリ・断水区:梅干しのように潰れてシワが寄っていてヤバい感じがするのもあるね。
イメージ 4


Rラツム・コントロール
もうちょっと光量があるとピンクに色づいて良い感じになると思う。
イメージ 5


Rラツム・断水区:秋の潅水再開でコントロールに追いつけるのかどうかが問題。
イメージ 6


10月頃に比較して越夏条件について答えを出したいが、いつ断水区に水をやり始めるか迷っている。とりあえず8月末までは断水を続けようと思う。

*コントロールも断水区も実験開始後に枯れた株は無く、写真中の欠株部分は実験開始以前に既に枯れていたところ。


参考:断水区の4月21日の姿
イメージ 2

閉じる コメント(11)

しかし、実験できるだけのサンプル数があるのが凄い。
こちらは実験するだけの数がありません
ratumなんか^^
メサ種子2個、群馬からお持ち帰りが1個
ですからね。

2018/8/14(火) 午前 8:27 たく 返信する

ツイッターで相当発信していますね。
ツイッターは登録していないので読むだけはできます。
BAはベンジルアミノプリンでしょうか、何故か持っています。

2018/8/14(火) 午前 10:54 たく 返信する

ハオルシアの脇目が増えるかと、BA噴霧しましたが
効果はなかったですね。

2018/8/14(火) 午前 10:54 たく 返信する

顔アイコン

> たくさん
私も最初はメサ由来の数個からでした。自家採種まで何年かかったやら・・・。最初の輸入からカウントすれば20年。緑の指が欲しいかも(^o^;)

2018/8/14(火) 午後 0:50 [ conocono ] 返信する

顔アイコン

BAはベンジルアミノプリン(=ベンジルアデニン)。合成サイトカイニンで脇芽を出させる効果がありますが、噴霧だと流れてしまって効果が薄いかも?? 組織培養苗(メリクロン)でも使うので効果はあると思いますが鉢植えに応用するには工夫が要りそうです。

あと、最近インスタも始めました。こちらは写真集というかカタログ的に使ってもらおうかと。

2018/8/14(火) 午後 0:54 [ conocono ] 返信する

顔アイコン

すごい実験ですね!
また結果も顕著で、どうするべきかの指針がはっきりしました。
ありがたや〜〜。
今年はメサなどのブルゲリ、ラツム種子を入手できたので
初播種です。ワクワクです。
リトープスがあまりの暑さでいくつも脱落してしまったので、
コノフィツムの暑さに強い説はとても心強いです。
(半日、遮光ネットがずれてしまい、すべてのコノフィツムがオシャカになって自力検証ができません。(´;ω;`)
この秋、リベンジです!がんばります!

2018/8/15(水) 午後 5:39 [ がぶりえる ] 返信する

顔アイコン

めちゃくちゃ勉強になります!
参考にさせていただきたいです🤩☀
conoconoさんは大学かどこかの先生なのですか?講義と書いてたので、、、先生と言われると納得できるblogです😍💓 削除

2018/8/17(金) 午後 0:03 [ めろぱん ] 返信する

顔アイコン

> がぶりえるさん
こんにちは。
ブルゲリ、Rラツム、マウガニーは同様に扱って良く、実生数年までは水多め、直径が2cm程度を超えたら夏の潅水は少なめ(完全断水にも十分耐える)って感じです。遮光は60%を超えないように、40%くらいでも良いかもしれません。もちろんお住まいの地方によってアレンジせねばなりません。

2018/8/18(土) 午前 0:59 [ conocono ] 返信する

顔アイコン

> めろぱんさん
ご参考になれば何よりです。
十代の頃は花卉類の育種家になりたかったんですけど、関係のない民間企業をいくつか渡り歩いて、今は何故か某薬科大学の教員やってます。何でも実験したくなるのは持病です。

2018/8/18(土) 午前 1:02 [ conocono ] 返信する

顔アイコン

> conoconoさん
お返事ありがとうございます!
素晴らしいですね。色々経験できる環境があることは素晴らしいと思います。
私も1年前まで看護師でしたが今は別の仕事を楽しんでます😊
育種家!もう今育種家じゃないですか!既に育種家です!笑
質問なのですか、今メサで発売されているブルゲリ3種類は大人株まで育った際、見た目に違いはありますか?初めて購入したのですが、どうなんだろ〜って気になって。 削除

2018/8/19(日) 午前 1:48 [ めろぱん ] 返信する

顔アイコン

> めろぱんさん
コノフィツムはベランダのような狭い所でも多数栽培できるので、趣味の育種には都合が良いです。プロもいないので自分でやるしかないというのもありますしね。
ブルゲリですが、自生地は1ヶ所だけで、それも数百メートル四方くらいの面積しかない極々限られた場所なんだそうですから、ナンバー違いにはあまり意味が無いかなと考えています。ナンバーはコレクションした人の頭文字とその人が任意に付けた通しナンバーなので、同じ場所から違う人が採種すれば違うナンバーになってしまいます。

2018/8/19(日) 午後 1:23 [ conocono ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事