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3連休中日の昨日,東京のよみうり大手町ホールで開催されていた モーツァルトハウス・ウィーン in ジャパン2014というイベントに行ってきました. これは11月1日,2日の2日間で合計4回のコンサートからなる モーツァルトのいろんな曲を取り上げたイベントです. モーツァルトハウス・ウィーンというのは, 彼が実際にウィーン時代に住んでいた家を改装して博物館にしたもので, 私も1991年と2006年に行ったことがあります (1991年ごろはフィガロハウスという名前でイマイチ地味なスポットだったんですが, 2006年の生誕250年を期に大改装され,いまや人気スポットになっている). モーツァルトハウス・ウィーン(2006年) さて,今回の4つのコンサートのうち私が行ったのは2日の午前中に行われた 第3コンサート「モーツァルトとフリーメイソンの謎」です. フリーメイソンというのはヨーロッパ中世の石工の組合を源流にするといわれる団体で 近代では”自由,平等,友愛,寛容,人道”を掲げて活動しています. モーツァルトが熱心なフリーメイソンの会員だったことはよく知られており, 彼自身フリーメイソンのための曲をたくさん書いていますし, 晩年の有名なオペラ「魔笛」はその思想を強く反映させた作品といわれています. ただ,魔笛を除くフリーメイソン関係の作品は モーツァルトの他のジャンルに比べるとマイナーなのか あまりコンサートでは取り上げられません. なので今回のイベントはその存在を知った時から ぜひ行かねばと思っていたのでした. 曲目は”親しき友よ、今日こそ” K.483,結社員の道 K.468, 小カンタータ”無限なる宇宙の創造者を崇拝する汝らが” K. 619, ”汝ら、われらの新しき指導者よ” K. 484 といった純粋なフリーメイソンの曲に加えて 魔笛の合唱やクラリネット三重奏”ケーゲルシュタット” K. 498などでした. 楽器はともかく,声楽はすべて男性であるのは女人禁制のフリーメイソンならではでしょう. アンガーミュラー博士の本 サインもいただきました(笑) 曲の合間には作曲家の三枝成彰さんや,特別ゲストでモーツァルト研究の 世界的権威であるルドルフ・アンガーミュラー博士の解説もありました. (会場からの質問コーナーもあったんですが,やっぱりフリーメイソンは世間に知られていないためか その辺の質問が多かった印象です). 会場ではアンガーミュラー博士の本(の日本語訳)も売られていて 終演後にはサイン会も行われました. 終演後,せっかくだからとフリーメイソンの東京グランドロッジを眺めに行きました. 場所は東京タワーのすぐそばです. フリーメイソンの東京グランドロッジ 一部オカルト系陰謀論では世界を裏からあやつっていることにされている(笑) フリーメイソンのロッジはひっそりとしていました. |
クラシック音楽
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10月14日,新国立劇場にワーグナーのパルジファルを観劇に行ってきました. これはワーグナーの主要作品の中では一番最後に作曲されたものです. 早い話がオペラなんですが,作曲者自身は舞台神聖祝祭劇などというもったいぶった表現をしています. その名の示す通り,宗教的な雰囲気に満ちた作品で, 全編4時間半,休憩を含めると6時間におよぶ大作です. 共苦によって知にいたる,けがれなき愚者による救済がテーマになっています (キリスト教的な作品に思えますが,必ずしもそうとは言えない面もあり ハリー・クプファー氏による今回の演出では,仏教的な救済という味付けがされていました). モーツァルトやヴェルディ,プッチーニなどの エンターテイメント性に優れたオペラに慣れ親しんでいる人間にとっては 肩が凝ることこの上ない作品ですが, たまにはワーグナーの計算されつくした音楽に触れるのもいいと思いました. 幕間が長いのもワーグナー作品の特徴ですが, その長い幕間を利用して夕食を摂るのも粋なものです (劇場内のレストランでは幕間のコースメニューも用意されている). 前菜はトマトとニシンのマリネ メインはローストビーフ パルジファルでは聖杯者が登場しますが, 私にとっての聖杯はやっぱりこれです こうして栄養とアルコールを補給して,第2幕へと向かったのでした(笑). |
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この週末,実は関西方面に繰り出していました.
とある方面からお誘いいただいたコンサートの鑑賞が主目的です. こちらでは散々書いてますがオペラ&声楽曲好きの私, これまで人生で出かけたコンサートの90%以上が声の入ったコンサートです (逆にオケや器楽のみのコンサートは一桁くらいしか行ってないかも). オペラというとイタリア物,ドイツ物,フランス物等があるんですが やっぱりイタリア物が好きだったりします. で,今回のイベントはその名もずばりイタリアの風でした. これは主として関西方面で活動されている声楽家のみなさんのコンサートです. 演目はドニゼッティ,ベルリーニといった19世紀前半のいわゆるベルカント・オペラといわれる時代のものが中心です. 会場は大阪市内にある お好み工房 ほわっと というお好み焼き屋さん… ん? イタリアオペラとお好み焼き! なんだそれは,やっぱり大阪だからか,面白いじゃないか (^。^) という感じで出かけてきました. コンサートは13時からだったんですが, その前に食事をいただくというディナーショースタイルです (コンサート後に食事というパターンもあり). 食事はオードブルに冷製のスープ,そしてメインにお好み焼きか焼きそばのチョイスでした. 今回はお好み焼きを選択したんですが, お店の名の通りほわっとしたお好み焼きで美味しかったです \(^o^)/. 時間となりコンサートの開始, 第1部はオペラのモノローグやダイヤローグの名場面, ドニゼッティの愛の妙薬やベルリーニのアンナ・ボレーナ, プッチーニのラ・ボエームといった好きな人間にとっては涙モノの作品でした. 休憩をはさんだ第2部はベルリーニやロッシーニの歌です. 先述しましたが19世紀前半のイタリアオペラはベルカントの時代といわれます. ベルカントとはイタリア語で美しい歌という意味ですが, 当時は,とにかく歌手の美しく技巧的な歌声を聴かせることに主眼が置かれていました. 結果,オペラの物語性が軽視されることになり, 後にヴェルディやワーグナーなどの劇性を重んじる作曲家の登場になります. とはいえ,美しい旋律を朗々と歌い上げるベルカントはまさにイタリアらしいわけで 出演者のみなさんの歌声に涙が出てきたのでした. 途中にはお店のマスターによる解説もあったんですが, このマスターのオペラ好きのハートがひしひしと伝わってきてうれしかったです (そういえばこのマスター,風貌もちょっとメタボなイタリアおじさんという感じでした). ちいさなお店なので歌い手さんと観客との距離も近く, 声がビシビシと伝わってきて,ベルカントのムードが満点でした. 手作り感いっぱいの素敵なコンサートを堪能して やっぱりイタリアオペラは最高だなぁと感じた昼下がりでした (^.^). この「ほわっと」というお店,マスターの音楽好きもあって こういう小さなコンサートを定期的に開催している模様です. http://www.nodus.ne.jp/okonomi-what/ |
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ひさしぶりのオペラの話題です. 先日新国立劇場に上記の作品を鑑賞に行ってきました. カヴァレリア・ルスティカーナと道化師は19世紀末から20世紀初頭にかけて イタリアを中心に沸き起こったヴェリズモという新しいオペラの潮流に属す作品です. 従来のオペラでは舞台となるのは中世の王国や神話の時代など, 登場人物も王侯貴族や騎士といった社会の上層にいる人々が中心でした. これに対してヴェリズモオペラでは,市井の人々の他愛もない日常生活, そして彼らの感情を抑することなく描くことに力点が置かれます. 当時こうしたオペラが数多く書かれたんですが, それらの代表作品といわれているのが 1890年初演のマスカーニ作曲の「カヴァレリア・ルスティカーナ」と 1892年初演のレオンカヴァッロ作曲の「道化師」です. この2作品,どちらも全編75分程度と短めのため 現在ではセットで上演されることが多い作品となっています (2012年7月の二期会オペラでもこの組み合わせのプログラムでした). 今回の舞台はジルベール・デフロ氏による新演出, ギリシャの円形劇場跡が舞台に表現されています. この舞台はカヴァレリア〜,道化師ともに共通になっており 両作品がともにイタリア南部を舞台にしていることを示しています (経費削減のために舞台の共有化を図ったわけじゃないだろうな(笑). キャストですが,短いとはいえ2作品ですから, それぞれにキャストが必要なわけで実はかなり贅沢です. カヴァレリア〜ではトゥリドゥ役のフラッカーロ,サントゥッツァ役のルクレシア・ガルシアに注目してましたが, 出番が1時間ちょいなんてもったいないなと思いました. 一方の道化師の方は,打って変わって劇場の通路も使ってにぎやかに始まり, 嫉妬と復讐劇が進行していきます. 役者陣ではトニオをやったヴィットリオ・ヴィテッリの風貌がよかったです. 一粒で二度おいしい舞台でした. |
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本日はコンサートの宣伝です.
私も参加している東京21合唱団の第11回コンサートが開催されます. 日時は2014年6月6日金曜日19時からです.
雨がザーザー降ってきそうなイメージの日ですが(笑),
基本晴れ男の私が参加するのですから大丈夫だと思います(笑).
場所は東京港区赤坂にある霊南坂教会,
一部の人には山口百恵&三浦友和の結婚式が行われた教会として知られています.
曲目はペルゴレージのスターバト・マーテル(悲しみの聖母),
J. S. バッハのカンタータ39番「飢えている人にはパンを割き与えなさい」,そして日本語による讃美歌10曲です.
指揮は佐々木正利さん,ピアノ・オルガンは飯靖子さん
オケは東京21室内合奏団のみなさんです.
お近くの方,ご興味のある方はぜひどうぞ.
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