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ひとつ前の記事には実は前景があります.
私は子供の頃からSFが大好きで,内外を問わずいろんな作品を読み漁っていました.
で,最近思い立って眉村卓のSF作品を読んでいます.
出版芸術社の眉村卓コレクション(異世界編)全3巻です.
眉村卓氏は「なぞの転校生」,「ねらわれた学園」,「ねじれた町」
といったSFジュブナイル作品を通して主として中学時代に夢中になっていた作家の一人でした.
このシリーズは主人公がふとした偶然から,
本来の自分の世界ではない異世界に迷い込んで行くというテーマを持つ作品を集めたものです.
ここでいう異世界というのは,今自分が生きている時間軸とは異なる,
本来ならば行き来することのできない,別の時間を生きている自分(変な表現ですが)がいる世界のことです.
異次元世界とか並行世界(パラレルワールド)などとも呼ばれています.
私たちは生まれてから現在に至るまで一つの世界で生活しています.
しかしながら私たちの過去には無限の分岐点(運命の分かれ目?)があったはずで,
今私たちが生きているのはそれら無限の分岐点において意識,無意識を問わず
たくさんの選択をした結果としての人生です.
例えば私はT小学校を卒業してT中学校に進学,中学2年時にK中学校に転校してそこを卒業,
その後某高校に入学して,生物部に入部し… といった人生を歩んで現在に至っています.
しかしながらその人生は決して必然ではなく,無限の可能性の中のひとつの偶然にすぎません.
途中の選択によっては全く違った人生を歩んでいてもおかしくはないのです.
そういった,自分が選択しなかった別な人生をを歩んでいる自分がいる世界が,
この異世界・パラレルワールドということになります.
今回の出張の行程で読んでいたのが,「傾いた地平線」という作品でした.
これはSF作家となっている主人公が,取材の関係でとある新聞社の入っているビルに行きますが
ささいな偶然から異世界に迷い込んでしまうというお話です.
その世界での彼はとある企業の次長になっていました.
実はその企業は(元の世界の)彼自身が若い頃に勤務していた会社でした.
本来の彼は途中でSF作家として独立したために退職していたのですが,
この世界の彼はSF作家にはなりきれず,サラリーマンとして年齢相応の出世をしていたのでした…
その後意外な展開をみせるSF作品なんですが,
今回の私自身の経験が(夢か幻かは別にして),このSF作品の影響を受けているのは間違いないのでした. |
自然科学
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先日の学会の帰りに体験したお話です.
学会および付随したイベントが終了し,最寄りの空港から空路で羽田に向かいました.
飛行は順調で,途中機長が「現在潮岬付近を通過しています」
などと放送していたため,みんな窓の方に目をやっていました.
その後,順調に高度を下げ何事もなかったかのように羽田空港に着陸,
機体はそのまま駐機場へと移動します.
シートベルトサインが消えるや否や,乗客は一斉に立ち上がり,
荷物を持って我先にと出口に向かいます.
私もそんな乗客の波に流されるように飛行機から吐き出されました.
「寒い」
外に出た瞬間ひんやりした空気を感じます.
「九州はあんなに暑かったのに,なんてこっちは寒いんだろう.まるで真冬に戻ったようだ.」
そんなことを考えながら歩いているうちに,荷物を機内に置き忘れてきたことに気づきました.
慌てて取りに戻ろうとしましたが,人の波がすごくて戻れません.
そうこうしているうちに,到着ロビーのフロアに降りる階段を過ぎてしまいました
(ここを過ぎると保安上の理由で後へは戻れない).
仕方がないので航空会社のカウンターを探します.
羽田空港のカウンターは出発ロビーのある3階にあるので,
近くの階段を上がって3階に進みます.
そこにはカウンターや乗客がたくさんいて賑やかなハズなんですが…
がらんとして誰もいません.
「おかしいな,別なところに移転したのか?」
と思いながらそのまま外に出ました.
ここは本来出発する人たちを乗せたタクシーや
リムジンバスなんかがたくさん走っているんですが,
なぜか今はがらんとして人の気配がありません.
ふと冷たいものが顔に当たりました.雨です.
どんよりした曇り空から雨粒が落ちてきます.
しかもみるみる雨脚は早まってくるではないですか.
こりゃ濡れたら大変だとその辺のドアから中に入りました.
そこは,今はだれも入居していないオフィスか何かのようで,
部屋のあちこちに小さなゴミやほこりが溜まっていました.
と,突然警笛が鳴ったと思うと,窓の外を列車が走りぬけて行くのがみえました.
電気機関車にけん引された青い客車,ブルートレインです.
客車に付けられた行先票には札幌行き 特急北アジアの文字が,
「北アジア号? そんな列車あったか?
そもそも羽田空港のそばをどうして札幌行きのブルートレインが走っているんだ?」
私はわけが分からなくなって頭を抱えました.
…
その時,ガタンという振動が.羽田空港の滑走路に着陸した瞬間でした.
今度は荷物を忘れることもなく機外へ.
羽田は快晴でさわやかな初夏の陽気でした.
さっきまでの私の体験は単なる夢だったのか,
それともパラレルワールドに一瞬足を踏み入れたのかははっきりしないのでした.
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インフレーション(インフレ)という言葉があります.
これは商品流通量に対して市場に供給されている通貨量が過剰なため
貨幣価値が下落して物価がどんどん上昇していく状態を指す経済用語です.
具体的には経済活動が活発で,消費が盛んになりながら生産が追い付ない状態や,
時の政府が目先の財政状況の悪化を避けるために通貨を増発した場合などに起こります
(前者は日本の戦後の高度経済成長期,後者は江戸幕府後期などが該当します).
世界的にもっとも有名なインフレとしては第一次世界大戦後のドイツがあります.
この時には,パンを買うためにリヤカーいっぱいのお札が必要だったとか,
朝の値段のつもりで夕方お店に行ったら,あっという間に値上がりして買えなくなっていた
などという話が伝わっています.さらには
A,Bというふたりの男がいた.Aはコツコツ貯金をしていた.
一方のBは財産をすべて酒につぎ込み飲んだくれていた.
ドイツを襲ったインフレのため数年後Aが貯めた貯金は価値を失い,
Bが飲み干した酒樽は値上がりして財産になった.
という悲喜劇までささやかれました.
で,最近有名になったインフレとして,アフリカ南部ジンバブエのインフレがあります.
ジンバブエの通貨はジンバブエドルといいますが,
経済の混乱から21世紀に入ってから激しいインフレが起こりました.
1ジンバブエドル紙幣
その結果通貨価値がどんどん下落して,1ドルや10ドルでは何も買えない状態になり,
次々に高額紙幣が印刷されるようになり,ついには
100兆ジンバブエドル(100000000000000ジンバブエドル)!!!
なんていう紙幣まで登場してしまいました.
しかしそれでもこの国の激しすぎるインフレには追いつけず,
2009年にはとうとう自国通貨の使用をあきらめ,
隣国南アフリカランドやアメリカドルを用いた経済(外貨経済)に移行,
ようやく経済の安定が図られ現在に至っています.
ちなみに2008年7月から10月のこの国のインフレ率は2億3100万%!!
これは元旦に100円で買えたものが大晦日には2億円以上必要になるという
私たちの想像を絶する経済混乱だったわけです.
このジンバブエドル,2013年現在お金としては全く価値がありませんが(子供銀行券並み)
南アフリカなど周辺諸国では観光客向けのお土産として露店などで売られています.
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あちこちで話題になっていますが,
今月はふたご座流星群が見られる月なんだそうです.
で,そのピークが13日の夜から14日の未明とのことでした.
しかも今年はそのピークの夜がちょうど新月に当たっていたために
観測には絶好の夜となりました.
昨夜は当地は快晴のお天気,
というわけで夜中の1時すぎに病院の屋上に観測には出て見ました
(当然気温は低いですから,コートにマフラーなど防寒は必須).
空を見上げると星がチラチラと見えています.
最初はあまり多く感じませんでしたが,
暗闇に慣れてくるに従いたくさんの星が輝いているのがわかります.
西の方を見ると,いろんな明るさの星に混じってひときわ明るい星がありました.
しかも他の星はみなまたたいて見えるのに,この星だけまたたいていません.
実はこれが木星なのでした(木星は地球から近いため瞬かない).
寒いのでそんなに長くはいられないなと思ってたんですが,
約15分で3個くらいの流星が見られました.
感度6400でもコンパクトデジカメではこれが限界です (^。^)
ちなみに右端の明るい星が木星です.
昔から流星に願いをなんていいますが,
この日の流れ星はあっという間だったので
願いをつぶやく暇もありませんでした.
鑑賞が終わって途中自販機で缶入りコーンスープを購入,
最近ネット上で缶入りスープのコーンを楽に食べる方法として
缶の飲み口の下の部分をつぶすというのがありました.
というわけで,試して見ます.
力をいれて潰します.
スチール缶なので女性には厳しいかもしれません。
その状態でさっそく飲んでみました.
結果は… 最後に覗いたらたしかに残りコーンゼロでした.
これは有効な方法なのかもしれませんね.
今日12月14日は旧暦ですが赤穂浪士の討ち入りの日,
そんな金曜日のネクタイです.
ネクタイナンバー31
結構古いネクタイなんですが,この色合いを見ていると
関西地域の某プロ野球チームを連想してしまうから不思議です ^o^
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今日は日本の広い範囲で金環日蝕が見られるという非常にレアな日でした.
すでに報道などでも散々言われていますが,
金環日蝕というのは月によって太陽が隠されてしまう日蝕のうち
地表面からみた太陽の大きさが月よりも大きいため,
太陽が全部隠れずに周囲がリングのように光る非常に珍しい現象です.
当地も金環蝕の帯に入っていたため,今朝は珍しく6時に起きて準備していました.
しかし当地は朝から曇り,日蝕開始当初一瞬晴れ間がのぞき,
全体の2割ほどが欠けた部分食は見えたものの
その後雲がどんどん厚くなり,金環蝕となる時間帯には雨まで降ってくる始末…
あきらめてテレビの映像で鑑賞するしかありませんでした.
かつて旅行に行くとき,現地の降水確率を100%から20%まで下げたこともある晴れ男だというのに…
結局日蝕が終わりかかった8時半ごろに日が出てくる始末,
10時には無情にも晴れてきました.
まるで嫌がらせのように(笑),一番大事な時間帯が曇りとなってしまいましたが
こんな貴重な機会にこんな目にあうんですから
将来どこか,決定的な場面でいいことがあるに違いないと
勝手に想像しているのでした.
来月6月6日には太陽を金星が横ぎる現象があるんだそうですが
童謡じゃないですが,6月6日って雨が降りそう… です(笑).
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