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がくです。

「情緒」について書くと言っておきながら、また延期です。
でも、ちょっとは関係してくるかもしれません。

先週末に
浅羽道明著『右翼と左翼』(幻冬舎新書 2006)
を読んでいました。

これまで、なんとなくの意味合いで使っていた「右」「左」という用語について、
なるほど、と示唆を受けるよころが多々ありました。

この著では、
まず、「左」「左翼」思想の基本は、
〈「左」「左翼」は、人間は本来「自由」「平等」で「人権」があるという理性、知性で
考えついた理念を、まだ知らない人にも広め(「啓蒙」)、世に実現しようと志します。〉
とします。

これに対して「右」「右翼」思想の基本は、
〈「右」「右翼」は、「伝統」や「人間の感情、情緒」を重視します。「知性」や「理性」が
さかしらにも生み出した「自由」「平等」「人権」では人は割り切れないと考えます
(「反合理主義」「反知性主義」「反啓蒙主義」)。
ゆえに、たとえそれらに何ら合理性が認められないとしても、「長い間定着してきた世の中の仕組み
(「秩序」)である以上は、多少の弊害があっても簡単には変えられないし、変えるべきでもない」
と結論します。〉
とします。

そして、フランス革命以前から、近現代の西欧、明治以後の日本における
「左」勢力と「右」勢力の内容、どのような背景でそれらが生み出されたのかについて
解説がなされています。

本書では、従来、「自由」「平等」の方向へ歴史を進めようとする「左」と
それに抗しようとする「右」には、それぞれ理念があり、
イデオロギーとして人々の「生きる意味」を与えていたが、
現在はイデオロギーとしてあることをやめ、単なる政策の一環となっていると指摘しています。

そして、イデオロギーに替わり「民族」と「宗教」が台頭してきている現状を踏まえ、
新たなイデオロギーの構築を目指すべきであろうと結ばれています。

わかりにくい要約かもしれませんが、この書は「右」「左」といっても、
その成立背景から内容まで様々なものがあるということ、
極めて簡潔に曰うと、「左」とは革新であり、「右」は反動であること、
現在、その「右」「左」には政治的・経済的・文化的側面があること、等
いろいろあるということを知ることができました。

是非一読あれ☆

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おもしろそうですね。イデオロギーの替わりに云々の部分はもう少し詳しく知りたいですね。時間を見つけて読んでみます。(たけ)

2007/1/11(木) 午後 5:45 [ - ]

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