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発電の際に水しか出さない燃料電池は、数年前まで遠くにある理想のテクノロジーでした。それが、2009年に家庭用燃料電池(エネファーム)が発売され、今では手のひらサイズの燃料電池まで出回り、いよいよ水素を活用する暮らしが現実味を帯びつつあります。「水素でオフグリッド」も夢ではありません。
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\関連記事/ HONDAが仕掛ける「R水素ステーション」が埼玉県庁でお披露目! より大量の電気を安定的にためられる上に、劣化の心配もない。これが、水素貯蔵の魅力です。NPO法人R水素ネットワークは、水素を「再生可能エネルギーのパートナー」と捉え、「R水素(再生可能水素)」の普及に取り組んでいます。R水素の「R」はRenewableの略。より環境負荷の少ない水素の活用で社会は変わると提唱しています。その活動は、グリーンズでも繰り返し紹介してきました。
国内で急速に自然エネルギーの利用が広がりつつある今こそ、R水素の実践が求められています。そこで、文明を根幹から変えるカギとしてのR水素について、ワールドシフトジャパン代表理事で放送作家の谷崎テトラさんに語っていただきました。聞き手はR水素ネットワーク代表の江原春義さんです。
ワールドシフトジャパン谷崎テトラさんも注目http://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2013/06/rh_talkevent1_2.jpg
左が谷崎テトラさん、右が江原春義さん。原宿の屋内フリースペース「空き地」にて。 谷崎さんが水素に興味を持ったきっかけは、某ガス会社の人と交わした会話だったといいます。「水素は普通の都市ガスからも取れる、ガス管を通じて電気の原料を送れる、これからは水素社会だと聞かされて、ショックを受けました」。2000年ころのエピソードです。
その後、谷崎さんは、ハワイ島や屋久島やデンマークのロラン島のR水素コミュニティを取材。エリアを限定して水素社会の実験をしている事例を日本に紹介しました。化石燃料が高価で、なおかつ官民の連動が比較的容易な島々では、水素活用が先行していたのです。
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デンマークの水素ステーション All rights reserved by rh2network なるほど、水素をためて「畜エネ」することは、リチウムイオン電池などで「蓄電」することと比較にならないほどの可能性を秘めているようです。
しかし現在は、再生可能エネルギーで水を電気分解するよりも、石油や石炭や天然ガスなどを改質したり、工場から出る副生ガスを使って水素を取り出す方法が主流です。しかも、水素の絶好のパートナーとなり得る再生可能エネルギーの国内シェアは、まだ約1%。客席からも、そのシェアの小ささを指摘する声が上がりました。
いかにクリーンな方法で水素を取り出すか。これがR水素の本当のアジェンダとも言えます。自然エネルギーの他に、人工光合成の技術を使う研究もあります。下水や生ごみ、バイオマスからも水素は取り出せます。
ハワイではR水素を支援する政策も!http://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2013/07/bus.jpg
ハワイ島で運行する水素燃料電池バス 谷崎さんは、世界の先行事例として、ハワイ大学のミッチ・ユアン教授らが立ち上げたプロジェクトを紹介しました。夜間の安価な地熱エネルギーを水素でためて活用する計画です。潜水艦のエンジニアだったミッチ教授が潜水艦の中で海水から酸素を得るために使っていたのと同じ技術で、海水から水素を取り出しているそうです。
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ミッチ・ユアン教授がつくった水素カー! ハワイで水素研究が進んでいる背景には、地熱発電が盛んで電気が余っていたというエネルギー事情に加えて、自然エネルギーに関する世界トップレベルの研究施設「NELHA(ネルハ)」の存在、そして、水素活用を後押しする先進的な法整備があります。江原さんも、ハワイで水素関連会社を起業し、持続可能な水素事業を推進するための法案をハワイ州政府に提案して見事に通した実績を持ちます。
谷崎さんは、「今こそ日本でも、ハワイ島の水素経済モデルのような仕組みづくりが必要」と言います。
確かに、石油やガスが足りなくなれば新技術で地下深くから掘り出し、電気が足りなくなれば無理強いしてでも原発を増やしてきた過去の足取りを見ると、各国政府が本気で取り組めば、無理そうに見えることでも早急に実現しかねません。 代表の江原さんは、「何よりも問題なのは、人々の無関心」と言い切ります。政策を誘導する主体は、あくまでも私たち。R水素に限らず、何か気になる動きを見つけたら、臆せずに討論に加わってみてはいかがでしょうか。参加意識を持った個人の増加こそが、ワールドシフトの原動力になるはずです。
(Text:瀬戸内千代)
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エネルギーは確実に炭素から水素に移ってゆく。
と、ある人が言ってた。
この20年、日本の経済が低迷を続けたのは、新しいものを先取りする精神に欠けていたからだ。
それにしても、文字が重なって読みぬくい・・・
2013/7/15(月) 午後 8:14 [ MM21s ]
MM21s様
>この20年、日本の経済が低迷を続けたのは、新しいものを先取りする精神に欠けていたからだ。
全く、その通りですね!
現在も既存のものにすがろうとしていると思います。
申し訳有りませんでした(汗)文字の表示の乱れ、修正致しました。
2013/7/16(火) 午前 0:06 [ クールアイランド ]