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自然エネルギーのブログです。

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この動きは面白い!
 
http://www.alterna.co.jp/11453   オルタナニュース


自然エネルギーに特化したECサイト、「エコ」は「低価格」に勝てるか
 
 
節電・発電支援サービスを提供するみんな電力(東京・港)は7日、自然エネルギーで製造された商品を集めたECサイト「GreenDept(グリーンデプト)」をオープンした。自然エネルギーに特化したECサイトは日本初。日本の中小企業や世界中からエコ商材を集め、同サイトでの年間売上1億円を目指す。 購買選択肢に「エコ」を入れる消費者は増えているが、「低価格」の魅力を超すまでにはいかない課題もある。いかにして「自然エネルギー」を商品の付加価値として見せるのか、同社の大石英司代表に聞いた。(オルタナS副編集長=池田真隆)
購買選択肢にエコを求める消費者は増えてきている。朝日大学マーケティング研究所は2011年11月、首都圏在住の20〜59歳男女411人に「エコ商品に関するマーケティング調査」を実施した。そこでは、消費活動に「エコ」を意識すると答えた消費者は6割を超えた。
このような追い風もあるが、課題もある。それは、「エコ」を意識する消費者は、徐々に増えているが、「低価格」の魅力を超すまでには至っていないことだ。「エコ」と「低価格」の購買選択基準の比較では、「エコ」重視が約3割、「低価格」重視が約7割の配分だった。
この現状を打破するためには、自然エネルギーを商品の付加価値として見せる必要がある。大石代表は「購買選択肢にエコを入れている消費者の連携が鍵」と話す。「エコ意識を持った消費者は増えているが、まだまだ全体から見ると少ない。しかし、消費者である彼らがエコ商品の魅力を連携して拡散することで、関心の低かった層にも伝わる」。
さらに「電力までこだわっていることで、独自のストーリーが生まれ、商品の強みになる。電力に対して『行動はしていないが意識している層』は多くいるはず。この層に刺されば、エコ商品の需要は拡大し、新たなエコグッズが生まれる可能性がある」。(大石代表)
第一弾として掲載されている商品は、太陽光発電装置がついたバッグと電力を蓄電する小型バッテリー(容量5000MA)のセットだ。限定50個の販売で、価格は47040円。大石代表は「買えば買うほど、生活が楽しくなり、社会が元気になるECサイトを目指したい」と話す。
 
 
発電の際に水しか出さない燃料電池は、数年前まで遠くにある理想のテクノロジーでした。それが、2009年に家庭用燃料電池(エネファーム)が発売され、今では手のひらサイズの燃料電池まで出回り、いよいよ水素を活用する暮らしが現実味を帯びつつあります。「水素でオフグリッド」も夢ではありません。
 
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\関連記事/ HONDAが仕掛ける「R水素ステーション」が埼玉県庁でお披露目!
 
より大量の電気を安定的にためられる上に、劣化の心配もない。これが、水素貯蔵の魅力です。NPO法人R水素ネットワークは、水素を「再生可能エネルギーのパートナー」と捉え、「R水素(再生可能水素)」の普及に取り組んでいます。R水素の「R」はRenewableの略。より環境負荷の少ない水素の活用で社会は変わると提唱しています。その活動は、グリーンズでも繰り返し紹介してきました
国内で急速に自然エネルギーの利用が広がりつつある今こそ、R水素の実践が求められています。そこで、文明を根幹から変えるカギとしてのR水素について、ワールドシフトジャパン代表理事で放送作家の谷崎テトラさんに語っていただきました。聞き手はR水素ネットワーク代表の江原春義さんです。

ワールドシフトジャパン谷崎テトラさんも注目

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左が谷崎テトラさん、右が江原春義さん。原宿の屋内フリースペース「空き地」にて。
 
谷崎さんが水素に興味を持ったきっかけは、某ガス会社の人と交わした会話だったといいます。「水素は普通の都市ガスからも取れる、ガス管を通じて電気の原料を送れる、これからは水素社会だと聞かされて、ショックを受けました」。2000年ころのエピソードです。
その後、谷崎さんは、ハワイ島や屋久島やデンマークのロラン島のR水素コミュニティを取材。エリアを限定して水素社会の実験をしている事例を日本に紹介しました。化石燃料が高価で、なおかつ官民の連動が比較的容易な島々では、水素活用が先行していたのです。
谷崎さん 水素の持っている可能性を知り、水素社会というものを考えてみるだけで、社会そのものの見え方が全然変わってくる。水素を基盤としたさまざまなイノベーションがあることを、多くの人に知ってほしいですね。
江原さん 燃料として、既存の発電施設のタービンを回すこともできます。ガソリン車を改造して水素エンジンの車にする技術も既にあるし、飛行機や船の燃料にもなります。軽い気体なので、飛行船を飛ばすこともできる。それから、水素は農業用肥料など工業製品の原料にもなりますね。同じ目的のために大量に使われている化石燃料の消費も減らせます。
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デンマークの水素ステーション All rights reserved by rh2network
 
なるほど、水素をためて「畜エネ」することは、リチウムイオン電池などで「蓄電」することと比較にならないほどの可能性を秘めているようです。
しかし現在は、再生可能エネルギーで水を電気分解するよりも、石油や石炭や天然ガスなどを改質したり、工場から出る副生ガスを使って水素を取り出す方法が主流です。しかも、水素の絶好のパートナーとなり得る再生可能エネルギーの国内シェアは、まだ約1%。客席からも、そのシェアの小ささを指摘する声が上がりました。
江原さん 自然エネルギーの普及を待つ必要はありません。その普及と同時に、水素でためていければ良いと思います。水の電気分解の原理は非常に単純で、今すぐにでもできます。小水力、地熱、波力など、24時間発電できるエネルギーを推進すれば、夜間に水素をいっぱい取り出せるようになります。
いかにクリーンな方法で水素を取り出すか。これがR水素の本当のアジェンダとも言えます。自然エネルギーの他に、人工光合成の技術を使う研究もあります。下水や生ごみ、バイオマスからも水素は取り出せます。

ハワイではR水素を支援する政策も!

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ハワイ島で運行する水素燃料電池バス
 
谷崎さんは、世界の先行事例として、ハワイ大学のミッチ・ユアン教授らが立ち上げたプロジェクトを紹介しました。夜間の安価な地熱エネルギーを水素でためて活用する計画です。潜水艦のエンジニアだったミッチ教授が潜水艦の中で海水から酸素を得るために使っていたのと同じ技術で、海水から水素を取り出しているそうです。
 
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ミッチ・ユアン教授がつくった水素カー!
 
ハワイで水素研究が進んでいる背景には、地熱発電が盛んで電気が余っていたというエネルギー事情に加えて、自然エネルギーに関する世界トップレベルの研究施設「NELHA(ネルハ)」の存在、そして、水素活用を後押しする先進的な法整備があります。江原さんも、ハワイで水素関連会社を起業し、持続可能な水素事業を推進するための法案をハワイ州政府に提案して見事に通した実績を持ちます。
谷崎さんは、「今こそ日本でも、ハワイ島の水素経済モデルのような仕組みづくりが必要」と言います。
谷崎さん 政府が新しいエコなテクノロジーに対して法案をつくる。それによって、投資家がチャンスを得て、イノベーションを持っている企業が潤い、その売り上げがNPOの活動資金にもなる。水素活用を推進するためには、こうした基本的な仕組みから丁寧に形にしていくことが大事です。
企業も初めは社会貢献意識だけでやっている。今はその段階ですが、将来的には、水素は必ず儲かるでしょうね。化石資源は有限ですから。水素吸蔵合金の開発など、ちゃんとビジネスになる部分は多いと思います。
水素社会への転換を求める動きは60年代からあったけれど、まだ実現していません。その理由は何か。税制の仕組みや投資の機会の不足でしょうか。例えば、水素技術を世界に輸出するために研究者に資金を回すのでもいい、たった1つの法律で状況がポーンと転換するかもしれない。
役人の仕事は、社会に合わせてミッションが変わります。彼らの役割を変えるために、どういうアプローチができるのかが重要です。


確かに、石油やガスが足りなくなれば新技術で地下深くから掘り出し、電気が足りなくなれば無理強いしてでも原発を増やしてきた過去の足取りを見ると、各国政府が本気で取り組めば、無理そうに見えることでも早急に実現しかねません。
代表の江原さんは、「何よりも問題なのは、人々の無関心」と言い切ります。政策を誘導する主体は、あくまでも私たち。R水素に限らず、何か気になる動きを見つけたら、臆せずに討論に加わってみてはいかがでしょうか。参加意識を持った個人の増加こそが、ワールドシフトの原動力になるはずです。
 
(Text:瀬戸内千代)
 
 
ソーラーパネル付きロッキンチェア! これどこで売っているのだろうか!
 

http://greenz.jp/2013/01/21/taiyo/#more-93387  greenz.jp


 
太陽光のラクダの”ハイブリッドカー”からパネル付きロッキンチェアまで! 太陽の光で暮しをもっと素敵にする3つのヒント [太陽光を何に変えよう]
2013/01/21
太陽光、風力、小水力、地熱、R水素…
21世紀は再生可能エネルギーの時代とも言われています。
化石燃料や原子力など、水と空気を汚してしまうエネルギーに頼らずに暮していくには、エネルギーを浪費しない暮しをはじめることと、再生可能エネルギーへシフトすることが欠かせません。とはいえ、今の私たちの暮しにとって、太陽光や風力はそこまで身近じゃないかも…というのが正直なところではないでしょうか。
もちろん、すでに再生可能エネルギーの恩恵を受けて暮している方もいると思います。ただ編集長である僕自身、太陽光パネルのある家で暮しているわけでもなく、まだまだ「いつかのもの」くらいに感じている方も少なくないように思います。そこにはきっと、「自分ごと」にするための橋渡しが必要となってくるのです。
もちろん、「固定価格買取制度」など、経済的なインセンティブによって普及するやり方もあるでしょう。それに加えて、グリーンズ的に肝心だと考えているのが、「太陽光があれば、暮しがこんなに素敵になるんだ!」という、心をくすぐられるようなアイデアの方なのです。

そこで「太陽光を何に変えよう」コンテスト!

そんなとき、「太陽光を人の幸せにつながるアイデアに変えよう!」とはじまったのが、株式会社ノーリツが主催する「太陽光を何に変えよう」コンテストでした。発電や給湯だけにとどまらない、幅広い太陽光パネルを利用した新しいアイデアを募集しています。グリーンズもこの主旨に賛同し、編集長のわたしも審査員を務めさせていただくことになりました。
ただ、「太陽光を何に変えよう」というお題をみて、「僕が応募する側だったらどうするかな?」と考えてみたとき、自由に発想してもOKだからこそ、アイデアを出すための”とっかかり”が必要だなと思いました。そこで今回は、過去の記事も紹介しながら、グリーンズ的にお題を言い換えて、応募する方のための発想のヒントとして共有したいと思います。

「太陽光を何に変えよう」というお題を言い換えると?

1. 水や空気を汚さない太陽光の“気持ちよさ”を伝えるには?

 
再生可能エネルギーの魅力はなんといっても、発電の段階で水や空気を汚さないこと。僕はよく、化石燃料や原子力との違いを野菜で例えています。シンプルに言えば、農薬入りの野菜とオーガニックな野菜の違い。小さい子供が食べても不安がなく、食べていて「気持ちいい!」と身体が喜ぶような、“オーガニック”な電気が再生可能エネルギーだとすれば、それを使うことが「気持ちいい!」と思わせるアイデアがあるとよさそうです。
そのなかで、文句なしに「これは気持ちいい!」と思ったのが、「太陽光発電仕様のロッキングチェア」。晴れの日には公園に出かけて、日が暮れるまでiPad miniで読書をする。ウズウズするような、新しいアウトドアスタイルの提案ですね。
 
 
もうひとつのお気に入りは「オラファー・エリアソンがデザインした途上国のためのLEDライト「Little Sun」」。こちらも昼の間に充電しておくと、夜には家のなかで花が咲くように輝きます。太陽光のぬくもりに対して、あたたかい気持ちがこみ上げるような、とてもやさしいデザインだと思います。
自分だったら、太陽光の“気持ちよさ”をどう伝えよう?そんな問いかけから、どんなアイデアが生まれるか楽しみですね。

2. 太陽光を使って、無理のないオフグリッドな暮しをはじめるには?

 
続いてのキーワードは、“部分的なオフグリッド”です。オフグリッドとは独立型電源システムのこと。
実際、グリーンズ発行人の鈴木菜央は、家の部屋のひとつを太陽光パネルでまかない、そこでパソコンや携帯電話の充電をしています。(オーガニックな電気で、とても楽しそう!)再生可能エネルギーを日本全体で100%にするにはとても時間がかかると思いますが、部分的にオフグリッドを取り込むことで、個人やコミュニティの再生可能エネルギー比率はあがってゆくはず。その先に、大きなシフトがあると思うのです。
そのヒントとなるのが、「ソーラー電池付き食器「The Energy Collection」」のようなプロダクト。グラスに太陽の光が当たると、一方がプラス極に、一方がマイナス極になり、その間で電流が発生するという仕組みです。インテリアとして楽しみながら、iPhoneをオーガニックな電気で充電できる。しれっと気付かないうちに、というのもポイントでしょう。
また、部分的オフグリッドは、ストリートの起業家を増やすかもしれません。例えば「太陽の力で冷やすアイスクリーム屋台」のように、バッテリーがなくても移動式のクルマでビジネスをすることも可能です。日本でもソーラーおでん屋さんとかがあったら、話題になりそうですね!

3. 太陽光のイノベーションで生まれる“新しい街の風景”とは?

 
社会的な課題を解決すると同時に、新たな価値を創出する仕組みをつくることを「ソーシャルザイン」と呼んでいますが、その結果、普段見慣れたまちの様子も同時に変わっていくのが面白いところ。特にエネルギーの分野が進めば進むほど、まだまだ見たことのない景色を生み出すことができる。ここではそんなアイデアをご紹介します。
ひとつめは、ケニアの砂漠で活躍する、「ソーラーパネルを背負ったラクダの移動病院」。暑さに強いラクダに載っているソーラーパネルは、医薬品やワクチンのための冷蔵庫を動かすために設置されています。動物の力と太陽光のハイブリッド。他にもいろんな可能性がありそうですね。
 
ふたつめは、ビルそのものが発電所になるという「垂直型ソーラー発電」。開発したメーカーによると、屋根に設置する従来の太陽光パネルと同等のエネルギーを生産できるとか。エネルギーをたくさん使う都会のなかで、エネルギーの自給自足ができれば、経済的なインパクトも大きくなりそうです。
オーガニックな気持ちいい電気が、自分たちのすぐ側で自給自足、地産地消できるようになったとき、まちの風景はどう素敵に変わっていくでしょうか?ここにはまちづくりの要素も関わってきそうですね。

あなたの「太陽光を何に変えよう」アイデア、待ってます!

と、駆け足で眺めてきた「太陽光を何に変えよう」をめぐる問いかけ、いかがでしたでしょうか?
まだまだいろんな切り口がありますし、誰も思いついていないアイデアも無数にあると思います。大切なのは、あなたの「こんな暮しがしたい!」という思いが、それを実現できるデザイナーやエンジニアの心に火をつけるかも!ということ。
A3・1ページに思いを込めるだけで応募できる気軽さが、今回のコンテストの魅力です。ぜひ普段からあたためていた妄想を、この機会に表現してみませんか?あなたのユニークなアイデアをお待ちしています!
「太陽光を何に変えよう」コンテストのウェブサイトをチェック!
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駒ケ根の小水力発電の続報です。
 
水車は5.5KWのクロスフロー型水車、水車のメーカーはどこだろうか?
 


駒ヶ根市

12月17日(月曜日)【小水力発電通電式】


通電式のセレモニーにて。発電された電気は中部電力に売電されます。


 再生可能エネルギー固定価格買取制度に基づく国の認定を、県内で初めて受けた小水力発電設備が太田切川右岸に設置されました。この設備は、駒ヶ根自然エネルギー株式会社の設置によるもので、まさに駒ヶ根の技術力の賜物であり、関係者の皆様に敬意を表します。
 市ではこれまで自然エネルギー、とりわけ太陽光発電普及の取り組みに力を入れてきましたが、大震災以降、エネルギーのあり方が問われる中で小水力発電普及への取り組みも検討し、モデル事業への支援を行っているところです。
 これを契機にさらに自然エネルギーの普及が進んでいくよう、民間の皆様とも協力して取り組んでいきたいと思います。


太田切川へ流れ込む農業用水を利用


 
バイナリー発電は、地熱発電の中でも井戸を掘らなくても発電が可能な方式、天候や日照に作用されないので、設備利用効率は高い。
 

» 2012年12月05日 09時00分 更新

自然エネルギー:温泉水が冷めても蒸気で加熱、日本初の温泉発電施設の建設開始

100℃程度の温泉水を利用して発電する「バイナリー発電」が、主に温泉地の注目を集めている。12

 
 バイナリー発電設備を建設するのは、別府市で650世帯の住宅に温泉水を供給する事業を続けてきた「瀬戸内自然エナジー」だ。1分間に800リットルの熱湯が噴出する源泉を管理しているが、住宅に温泉水を供給しても余ってしまい捨てていたという(図1)。
 瀬戸内自然エナジーでは、温泉水を捨てるのはもったいないと考え続けていたが、有効活用する手段がなかなか見つからなかったという。しかし、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が始まり、バイナリー発電という発電法があると知り、導入の検討を始めた。
 バイナリー発電なら本格的な地熱発電とは異なり、高温の熱源を求めて地下を深く掘る必要がないので、工事費が安く済む。温泉への悪影響もない。地熱発電では超高温の蒸気を直接利用してタービンを回すが、バイナリー発電では、沸点が低い液体を温水で温めて蒸発させ、その蒸気でタービンを回す。100℃程度の温水でも十分発電に利用できる。温泉水の活用にもってこいの発電方法だ。
 瀬戸内自然エナジーが管理する源泉からは、1分間に800リットルの温水が吹き出す。温水の温度は100℃程度。温水だけでなく、温度が130℃程度の蒸気も噴出する。バイナリー発電では100℃程度の温水を利用する。発電施設の規模が大きくなってきたら、後で述べる方法で蒸気も活用する。

売電価格は太陽光と同等

 温水をタンクに貯めて、タンクからバイナリー発電機に流して発電する。利用する機器は、神戸製鋼所の小型バイナリー発電システム「MB-70H」。1台当たりの最大出力は60kWだ。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して九州電力に売電する。地熱発電の場合、機器の最大出力が1万5000kW未満なら、売電価格は1kW当たり42円(売電期間は15年間)と、かなり高い価格が付いている。
http://image.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1212/05/Beppu_Hot_Spa_Binary_2.jpg 図2 神戸製鋼所の小型バイナリー発電システム「MB-70H」
 設備が完成する前に試運転をする予定だが、この時点では発電機を1台だけ利用する。機器の最大出力は60kWだが、発電設備のそばには低圧の電線しか来ていないので、売電できるのは50kW未満の電力となる。余った電力は発電機の電源や、ポンプの電源などに利用する。この時点でも1年間の売電収入は1800万円を見込めるという。
 試運転を経て、本格稼働に移るのは2013年2月の予定だ。本格稼働が始まったら、発電機の数を徐々に増やしていき、最大で10台まで増やす予定だ。さらに、瀬戸内自然エナジーが管理しているもう1つの源泉にも発電機を設置していく。この源泉にも最大10台の発電機を設置していく計画だ。発電機が増えてきたら、高圧に対応する送電線を引くという。

一度利用した温水を蒸気で加熱して再利用

 発電規模が大きくなってきたら、温泉水を一時ためるタンクを大型化し、多くの発電機に温泉水を流せるようにする。さらに、温泉水と一緒に吹き出す蒸気も利用する。バイナリー発電機に流す温泉水の温度は、流す前は100℃程度だが、発電機から出てくると85℃程度まで下がる。温度が下がった温泉水に130℃の蒸気を当てると、温度が100℃まで上がり、再び発電機に流せるようになる。発電機に流す温泉水が少なくなり、発電機の稼働率が低くなったときは、この手段で温泉水を再利用する。
 温泉水を利用したバイナリー発電の計画を打ち出している温泉地はいくつかある。しかし、温泉水と一緒に吹き出す蒸気まで利用する計画は瀬戸内自然エナジーの計画だけだ。単純に温泉水を発電機に流し込むだけでなく、蒸気も利用して発電機をフル活用しようとする計画は、ほかの温泉地にも大いに参考になるのではないだろうか。
 


 

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