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シェフとマダムの雑記
うたうソムリエ?のマダムが綴るあれやこれ♪

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「その1」 からの続きです♪
 
 
燧裏林道で疲れきった我々の、昨夜のテント内宴会の議題はもっぱら「御池までどうやって帰るか??」。
後ろ向きなふたりに成り下がっておりますなぁ。。。 
だって、あの大変だった二つの沢渡りはできるならもうしたくないじゃないですか〜〜
 
御池に帰らなきゃならないなら、選択肢は尾瀬沼を経由して沼山峠に出て御池まで歩くか
燧ヶ岳に登って御池に下りるか、来た道を戻るか。
前者2つともヤダネ〜〜〜〜!!
道や雪の状況がわかっているのは来た道なので、結局来た道を戻ることに決めました。
そして、明日の天気によって、帰路につくか、もう少し先に行くかを決めることにして眠りについたのでした 
 
 
 
5月17日(火)、4時40分起床。天気はイマイチ。燧も至仏見えず。
 
朝食の用意をしていると、二人組みの登山者に声をかけられました。
昨夜東電小屋に泊まり、これから景鶴山まで行き、今日中に鳩待まで帰るという。
 
実は、昨日ここまで来る途中すれ違った人に
「景鶴山まで行くのはどうかなぁ〜? 東電小屋の人に意見を聞いてみては?」と、
チト否定的なことも言われていたので、このオジサマ二人の話は我々の背中を少しだけ押しました
 
 
とりあえず、ヤブがとれくらい続くのかもわからないけれど、チョット行ってみようということで
朝食をとってから、軽めのザックを背に、テントを出発〜〜〜  6:30
 
 
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      20分ほど急斜面のヤブをこぎ、雪が出てきたり消えたりを繰り返して、7時、笹山山頂に。
    雪の出現に気を良くして「与作岳までは行ってみようか?」と歩を進めたらだんだんまっ白に。。。
        「コリャダメだな。もう戻ろう」と戻りかけたら、ちらちらと青空らしきものが。。。。。
                 今日の天気はイマイチとしても、明日は快晴の模様。
    明日、気持ちよく帰れることを信じて、今日はもう少し進んでみよう!!ということで進みます
 
 
 
 
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             雪のついているこの時期しか歩けない(登山道のない)このルートは
                       新潟県と群馬県の県境を進んで行きます。
           先程の笹山(1537.9m)の次のピーク(1.653m)は、東側を巻いて進みますが、
          けっこう急斜面になっているので、ストックからピッケルに持ち替えて進みます。
 
 
 
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              9.20 さらに1時間ほど進むと、燧ケ岳がドーンと現れました
 
 
 
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                   シェフの頭の上で、とんがっているのが景鶴山 
    尾瀬ヶ原から見上げると、ふたこぶラクダみたいですが、コチラから見るとマッターホルンのようです
 
 
 
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                  高度も上がってきて、尾瀬ヶ原を見渡せます。
 
 
 
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                    そして、「トンガリ」はだんだん近づいてきます
         次に目指す「与作岳」は1932.9mですが、1900m辺りからや雪チラついてきました
 
 
 
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        10.12 与作岳山頂到着!!  与作岳とわかるように右手で「4」をアピールしているワタクシ
                           後ろのトンガリが景鶴山です
 
 
 
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                           そして、コチラは燧ヶ岳です 
 
    与作岳への登りでは、私の足がなかなか前に出ず、とってもスローペースで登ってきたものですから、
      その様子を見ていたシェフから、ここ与作岳山頂で「今日はここまでだな!」と言われたのですが
          「いや、このペースでも11時か11時半には景鶴山頂にいけると思うから行こう」 と私。
                  「ホントに行けるの???!!」とのやり取りのあと、進むことに。
       だって、4年前に見晴らしから見上げたこの山が「雪の季節だけ登れる山」と聞いたときから
                       行ってみたい山だったんだもの
 
 
 
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                    景鶴山、どんどん迫って来てますね〜〜〜   
 
 
 
 
 
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  10.50 与作岳と景鶴山の間のコル1.860mに到着。ここでザックをデポして、軽身で山頂を目指します
             景鶴山山頂の「ニュー岩」と言われる岩(??)もハッキリ見えてきました
 
 
 
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                     軽身になって、ピッケル片手に登っていきます
 
 
 
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                            至仏岳もドカンと現れました 
 
 
 
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       みるみる高度を稼げる急斜面なので、しっかりとピッケルを突き刺して登っていきます。
 
 
 
 
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       もうすぐ山頂か?!というところまで来て雪がなくなり、北面のトラバースができない状態に
        私には、大きな岩を登ることができず、ここから先はシェフだけに進んでもらうことにしました。
 
 
 
 
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シェフに渡したカメラでの撮影。ヤブをこいでここまで来たものの、やはり北面の雪が融けてしまっていて
            これ以上は進めず「Top of Top」を踏むことはできなかったようです。
                    でも、ここまで来れたから良しとしましょう
 
 
 
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    ソロでのセミ登頂を済ませて降りてきたシェフと、ここ岩場テラスでしばしまったりと周りを眺めます♪
          尾瀬ヶ原の向こうを指して「あれがアヤメ平かなぁ」な〜んて言いながら♪
 
 
 
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             さて、そろそろ景鶴山を下りましょう。 使い慣れないピッケルを片手に
                             燧を眺めながらね♪
 
 
 
 
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      11.37  ザックをデポした地点まで下ってきました。今頃になって青空が出てきたよ〜〜 
             今日のランチのメニューは「ハムとチーズときゅうりのサンドイッチ」。
                    シェフさん、こんな所でもきゅうり切ってます
 
 
 
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                  サンドイッチをほおばる二人デス♪ ヘンナカオシテマスネ
                                 そして。。。。
 
 
 
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                            青空の下、シェフは昼寝?
 
 
 
 
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            私も負けじとプチ昼寝♪♪ サイコー、気持ちいい〜〜〜〜   
 
 
 
 
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                  チラリと、景鶴のボコボコ岩を見上げながら♪
 
 
 
 
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                              40分ほどゆっくりランチ&昼寝で英気を養い、いよいよ下山。 12.17
                  下り始めると、登ってきた与作岳が♪  結構カッコイイではないですか〜♪ 
 
 
 
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              そして、与作の肩越しに見えるのは、会津駒ケ岳と中門岳かな?
                         今度そっちにも行くからね〜〜♪
 
 
 
 
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          そして、今回は届かなかった平ケ岳。 やっぱりカッコイイなぁ〜〜〜  
                      その内きっと逢いに行くからねっ
 
 
 
 
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      さっきまでいた景鶴山を振り返ります。 今度は、また原から君のコト見上げてみるよ
 
 
 
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                  東北最高峰・燧ケ岳は何度見てもいいなぁ〜〜♪
 
 
 
 
さてさて、調子に乗って股関節痛の左足を引きづりながらずいぶん歩いてしまいましたが
 
やはりヘンな歩き方をしていたのかもしれません。 足が疲れていたとはいえ
 
隊長から 「さあ、ここはチョット気合入れて行けよ」 と言われていたのにもかかわらず
 
アイゼンの爪を利かせて下ったつもりがスルッと滑ってシュルシュルシュル〜〜〜〜と滑落   
 
すぐに止まるのかなぁ〜と気楽に構えていたらどんどんスピードが出てきて・・・・
 
後に、シェフに言わせると「シャ〜〜っという音がして振り向いたらお前が滑り落ちていた」とのコト。
 
「キャーとかワーとかも言わず黙って落ちてるんだもの〜〜!!」
 
って言うけど、そういう時キャーとか言いますかね〜
 
シェフは「ストックを使え〜!!」って言ってたみたいだけど、それどころじゃない。
 
途中「コレはもしかしてヤバイ状況なのでは??」と思い、両手の爪を立て続けたら少しずつ止まりました。
 
あ〜、良かった、助かった
 
「私、何メートルくらい落ちた?」 「15メートルくらいかなぁ」。。。。。ふむふむ。
 
滑落した急斜面には木もたくさんあったので、激突して打ち所が悪ければケガか、もっと悪い状況もあったかも。
 
シェフと合流したら
 
「ここは登りではピッケルで登った斜面。下りもピッケルに持ち帰るべきだった。コレは隊長の判断ミスです」と。
 
そうだ〜〜〜!!! 隊長のせいだ〜〜〜!!
 
というか、ここでこう言い切った隊長は、やっぱりわが隊の隊長だ!!と思いましたわ
 
 
 
でも、滑落はいけません!!  今後は十二分に注意しようと胆に命じました。
 
 
 
このあとまたまた下りのヤブコギにいじめられ、3時10分、マイホームのテントに到着
 
シェフはさらに少し下っての東電小屋にビールを買いに。私はクタクタの昼寝。
 
このあと、大反省会の宴会をしてどっぷりと眠りました。
 
 
 
18日は快晴。
 
予定通り来た道を戻ります。
 
来るとき難儀した二つの沢も何とかクリアー。
 
途中、元湯山荘ではコーヒーをご馳走になりながら、しばし歓談し
 
その後も、青空と、誇らしげにそびえる春の山々を堪能しながら、御池まで無事帰りました。
 
 
 
反省多数の山行で、とっても勉強させてもらいました。
 
でも、やっぱり山は素晴らしい。 
 
自然は時々牙をむくけれど、それが自然。元気もいっぱいもらえます。
 
また、元気をもらいに来るからね〜〜〜〜      
 
 
 
 
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
 
 
 

  • 顔アイコン

    あんた、いや あんた等は偉い!(笑)
    長々と付き合っちゃいましたよぉ〜。
    お疲れ様でした!

    [ SAKAI ]

    2011/6/2(木) 午前 0:12

  • 顔アイコン

    ご無事で何より (〃´o`)=3
    すごい山を身体を挺して頑張った甲斐がありましたね。。燧も至仏も
    平ヶ岳も色々見れて、、、
    それにしても勇気がありますね〜 感心?尊敬しちゃいます。。^^

    膝や股関節は大丈夫ですか? お疲れ様でした(*^_^*)

    [ nadeshikokobuta ]

    2011/6/2(木) 午前 6:59

  • 顔アイコン

    はじめまして、nadeshikoさんのブログリンクからお邪魔しました。
    残雪期のテント2泊はすごいですね。この時期にしか行けないところに向かうお二人が羨ましい限りです。
    いろんな山行報告を参考にさせていただきます。

    また、震災に、何年続くかわからない東電事故ですけど
    お二人から元気をいっぱい頂いたなぁ〜と感じてます。
    これからもお邪魔させていただきます。

    [ - ]

    2011/6/2(木) 午前 8:27

  • 顔アイコン

    ほんとにご無事のお帰り、良かったです(*^^*)
    15m滑落って結構ありますよね。最近震源の深さが出ると横にしてここからだとどの辺かなぁと考えるR子なのでした(^^;)

    [ R子 ]

    2011/6/2(木) 午前 11:45

  • 顔アイコン

    いやいや。。ご無事のお帰り、何より何より。。。
    いつもながら写真がとっても綺麗で、山の澄んだ空気が画面から出てくるようです。
    股関節お大事に。o(^-^)o

    fuf*o*ira*007

    2011/6/2(木) 午後 3:36

  • やった〜!ついに景鶴山に到達しましたね♪素晴らしいです!パチパチ。
    お昼のサンドイッチも美味しそうですね。今度真似っこしたいな。

    15mも滑落じゃ随分加速が付いたでしょう。よく自力で止れましたね。大事にならずに済んで本当に良かったです。

    山で会えたら

    2011/6/2(木) 午後 4:45

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    こんばんは!
    往路の沢渡の難儀、復路のコース選択・・・。
    お気持ち、すごくよくわかります!
    復路の沢渡、無事クリアした時の安堵感と達成感は
    計り知れないものがあるでしょうね。
    それにしてもシェフは勿論のこと、
    うたソムさんのチャレンジ精神には
    恐れ入りました!

    [ hutatuyanosiki ]

    2011/6/2(木) 午後 10:35

  • 顔アイコン

    いやー、すごい縦走されてますねー。南会津縦走も見させていただきました。マイナーなロングルートですよね。参考にさせていただきたいのですが、ちょっと怖いです。南会津の景色はサイコーですね。燧ケ岳、至仏山、平ヶ岳、本当に絵になります。

    まんじろう

    2011/6/2(木) 午後 11:13

  • お疲れ様でした。
    滑落したときはどうなるかと思いました。
    先日、「岳」の映画を見てきたので 滑落したらたいへんな事になると感じました。
    それにしてもご無事で何よりです・・・・!

    雪の上の昼寝は気持ちが良さそうです。

    やまめ

    2011/6/3(金) 午前 0:22

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    SAKAIさん<< そう? 偉い?? おバカなだけ??? 笑
    23:55に何とかこの記事をアップして「おや、こんな時間だ。SAKAIさんのPCタイムだな♪」と思っていたら真っ先のコメント♪
    なんだか嬉しくなっちゃいましたよ〜〜♪

    cor*onj*fs

    2011/6/3(金) 午後 6:24

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    nadeshikoさん<< ご心配ありがとうございます♪
    今回はすごく久しぶりだったし、何よりも、やはり震災後の閉塞感のガス抜きに、なんとしても出かけたかったのです。
    でも、「山には万全の体調で臨まないといけない」という教訓も得ました。

    cor*onj*fs

    2011/6/3(金) 午後 6:27

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    てっぺんさん<< ようこそ♪
    いやいや、久しぶりの山行なのに、衰えた体力を省みずのスケジュールで敗退ですからお恥ずかしい限りです。。。
    こちらこそいろいろ参考にさせてくださいね。
    そちらの方は未踏の山だらけですので♪

    cor*onj*fs

    2011/6/3(金) 午後 6:39

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    R子さん<< ハハハ♪震源の深さを横にしてですか(笑
    私はよく、山行の途中「○○まであと500m」なんて表示が出ると
    シェフに「100m走を5回やると思えばいいんだよねっっ!!」と言います(笑

    cor*onj*fs

    2011/6/3(金) 午後 6:55

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    モンプルさん<< ありがとうございます♪
    写真より、実物はもっと美しい〜〜〜ですよ♪ 行きます??♪♪笑

    股関節痛、ご心配ありがとうございます。
    あせらず、少し長い目で見ることにします♪

    cor*onj*fs

    2011/6/3(金) 午後 7:03

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    山で会えたらさん<< ハ〜イ♪ やりました〜♪
    尾瀬ヶ原から見上げたあのボコボコに辿り着きました〜♪

    私、ゲレンデスキーヤーの歴だけは長くて、コブの急斜面滑落〜〜!なんて慣れっこだったので、最初は「アラ、コケた」くらいな感じで、その内「あの辺の木に引っかかって止まろう」なんて思っていたらどんどんスピードが出てきて、チョット焦りました(汗
    で、腹ばいに体勢を変えて指を突き刺して止まったのですが、ちょうど少し傾斜が緩んだ部分だったのかも知れません。ホッ。

    cor*onj*fs

    2011/6/3(金) 午後 7:30

  • 顔アイコン

    hutatuyanosikiさん<< 無雪期に、構造物の助け(階段、木道など)の多い山は、雪期は要注意!! と心しました〜(汗
    ホント、帰路で二つの難関沢渡りをクリアーしたときは、ホッとしました!!

    cor*onj*fs

    2011/6/5(日) 午後 1:45

  • 顔アイコン

    まんじろうさん<< 南会津縦走は、お天気に助けられての気持ちいい山旅でした♪
    登ったことのある山に「景色」として再会できるのも楽しみのひとつですよね♪

    cor*onj*fs

    2011/6/5(日) 午後 2:00

  • 顔アイコン

    やまめさん<< ヒヤッとさせてごめんなさい。。。(汗
    でも、暖かさでかなり柔らかくなっていた雪なので止まったんでしょうね〜。
    「岳」なかなか好評みたいですね! ”滑落かっちゃん”としては、やっぱり見なきゃ!!ですよねぇ〜〜♪笑

    cor*onj*fs

    2011/6/5(日) 午後 2:25

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