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多額の資金を日本株に投資していたのは、「SSBT OD05 OMNIBUSACCOUNT CHINA TREATY CLIENTS」と「オーディ 05 オムニバス チャイナ トリーティ 808150」の2つのファンド。所在地は豪州・シドニーの同じ住所で、香港に本店のある英系銀行と邦銀がそれぞれ常任代理人を務めている。SSBTの名称からは9月末時点で「CHINA(チャイナ)」の文字が消えていたが、ともに中国系とみられる。
ちばぎんアセットマネジメントのアナリスト、安藤富士男氏が東証1部上場企業の約3分の1に当たる540社を対象に9月末時点の有価証券報告書などを調べたところ、2ファンドのいずれかが計85社で上位10位以内の大株主になっていた。両ファンドは、3月末時点に行った同様の調査では計35社の大株主で、4月以降に日本株投資を大幅に拡大したことになる。有価証券報告書では10位以下の株主は
市場関係者や株式を取得された企業によると、中国の政府系ファンド、中国投資有限責任公司(CIC)や、政府の認可を受けて海外投資ができる機関投資家などが、これらのファンドに資金供給しているという。
両ファンドは2008年ごろから日本株の購入を始めており、投資先にはみずほフィナンシャルグループ(FG)など3メガバンクのほか、商社、建設、電機などの優良銘柄が並ぶ。安藤氏は、株が買い増されていけば、スティール・パートナーズなど投資先の経営に口出しする「アクティビスト(もの言う株主)」のような存在になる恐れもあるのではないかと危惧する。
一方、観光地やリゾート地などでは、中国人が土地やマンションを購入する動きも目立っている。東京都内でも、高級マンションを中心に中国人による投資目的の購入が増えているという。都内のある不動産関係者は「中国では国内の不動産バブルを抑制する政策が打ち出され、中国人の『日本買い』につながっている」と指摘している。(鈴木正行)
sankei
中国系とみられる2つの投資ファンドが、日本株を大量購入し、9月末の段階でNECや日立製作所、全日空、東京電力など東証1部上場85社で10位以内の大株主となっていたことが、分かった。85社分の保有株の総額は、約1兆5千億円に達し、4〜9月に約1兆円程度を買い増した。これほど多数の企業の大株主となっている中国系ファンドの存在が明らかになったのは初めて。
割安な日本株の値上がりを期待した純投資が目的とみられる。経済成長で拡張する“チャイナマネー”は、日本株投資のほか、企業買収や不動産取得を活発化している。中国ではバブル抑制のため、当局による投資規制の動きが強まっており、余剰資金の流入が加速。その動向が日本の株式相場を大きく左右する存在になる可能性がある。
ちばぎんアセットマネジメントが、東証1部上場の主要540社の有価証券報告書などを調べた。 ファンドの届け出名義は、「SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT TREATY CLIENTS」と「オーディ 05 オムニバス チャイナ トリーティ 808150」。 所在地は、オーストラリア・シドニーの同じ住所にあり、一体的に運営されているもようだ。株式を保有された企業などによると、中国政府系ファンドの中国投資有限責任公司(CIC)や、政府から海外投資の認可を受けた機関投資家が資金を拠出しているという。投資総額など詳細は公表されていない。 ちばぎんアセットの調査では、どちらかのファンドが10位内の株主となっている企業は、平成21年3月末時点で13社だったが、22年3月末には35社に増え、9月末にはさらに倍以上に増えた。10位以内しか開示されないため、実際はもっと多くの企業の株式を保有しているとみられる。 85社の出資比率の上昇から推計した9月末までの半年間の追加投資額は、約1兆円に上る。投資先は電機や銀行・証券、建設、商社など幅広い業種から主要企業を選んでいる。 売却して資金を回収した形跡はなく、「ファンドへの資金提供が潤沢で、現在も買い増している可能性が高い」(関係者)という。 出資比率は高くても2%台で、買収目的ではないとみられるが、株価形成に大きな影響力を持つほか、「『もの言う株主』として経営に注文を付けてくる可能性もある」(ちばぎんアセットのアナリスト、安藤富士男氏)。 中国事情に詳しいビジネス・ブレークスルー大学の田代秀敏教授は「銘柄を分析すると、基幹産業や優れた技術、ブランド力を持つ企業がほとんどで、戦略的に買い進めている印象を受ける」と話している。 |
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