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コスモス法律事務所 弁護士 高木百合香のブログ

モテキ?!

今日は、知り合いの男の子(8歳)が事務所に来て、
うまい棒の巨大すぎるパッケージを持ってニコニコ。

「わ〜おっきいね。これどうしたの?」と聞くと、
「これ、あげる」って。
殿方からモノをもらうことなどめったにない私は、ビックリやら、
その子の素直な気持ちがうれしいやらで。
「ありがとう」って、事務所でみんなに披露しました。
さらにその子から「みんなで食べて」って、優しい一言に胸キュン。

事務所でみんなで分けてたら、事務局から
「こどもからお菓子取り上げちゃだめですよ〜」って。
いやいや、これは任意の交付・・・だったはず。
一連の流れを聞いていた矢澤先生は「これは高木先生のモテキでしょ〜」て。
おっ!ついに来たか!?私のモテキ!!
人生で3回あるとしたら、私の場合、未来にあと2回あるのでしょうか?

・・・と、うまい棒をもらってモテキかどうかまで議論してしまいました。

今度、カレが来るときには、私からお返しをしたいと思います。

5歳になった息子は、最近、私がメイクをしている姿に興味しんしん。
ファンデーションは「僕がする〜」
アイシャドウも「僕がする〜」
チークだって「僕がする〜」
まゆ毛まで「僕がする〜」でしたが、クレヨンしんちゃんみたいになりそうで、今はカンベンしてもらいました。

息子から「じゃ、僕が大人になったらできるの?」と問われ、
「僕がメイキャップアーティストになったらね」と。

大人になってもママのメイク手伝ってくれるの?!
楽しみです。

4歳児の郷愁

4歳の息子は、去年まで住んでいた荒尾が大好きでした。

息子は、電車大好きっ子でして、
荒尾は、JRの鹿児島本線の博多方面からくる電車の終着駅となっていることが多く、駅に長〜い(8両編成の)電車が停まっています。
八代方面からくる電車も通るから、しょっちゅう電車を見れます。
特急電車や貨物列車も通過し、大牟田まで足を延ばせば西鉄も見れる!
鉄おたの息子にはたまらなかったようです。

荒尾で過ごした保育園にもよくしてもらい、
唐揚げ屋さんの奥さんも息子をかわいがってくれて、
春先になって、もの悲しさでも感じたのか「荒尾に行きたい」と言い出しました。

グリーンランドのようなにぎやかな場所に行きたいというのでもなく、
当時の自宅やよく遊んだ公園、保育園、荒尾駅、唐揚げ屋さんを巡って
帰宅しました。

安心したのか、納得したのか、少し落ち着いた様子の息子が
郷愁を感じているようで、ちょっぴり切なくなりました。

弁護士会では、弁護士が知識を深め、社会に問題を知ってもらえるよう、
いろんな委員会がいろんなシンポジウムやフォーラムを開催しています。

2月24日には、熊本で土師守さん(神戸児童連続殺傷事件の被害者の父)をお招きし、被害者の支援について考えるフォーラムをしました。
土師さんは全国で講演に引っ張りだこで、お断りされることもあるそうなのですが、熊本は神戸と同じ震災被災地なのでと、今回お引き受けいただけたとのことです。

私はこのフォーラムで、土師さんの講演に先立って、基調報告を行いました。基調報告の準備には、横浜の天野先生にいろいろと協力していただきました。お礼を申し上げます。

土師さんは、被害後からずっと付き添ってくれた警察の方に、今もすごく感謝をされていました。
その警察官が、被害者支援のための特別な知識や経験をもっていたわけではないようですが、被害直後の土師さんご家族に親身になって寄り添い、信頼を勝ち得たようです。
被害者のための知識や経験をもっていても、心が寄り添っていないと、そんな知識や経験は無用の長物でしょう。何の非もなく被害に遭って人生のどん底にいる被害者やご遺族に、ただ単に、法的な知識を伝えるのが弁護士の仕事ではない。少しでも安心してもらい、気持ちを軽くしてもらう。それが長い目で見て被害者の幸せにつながると思います。
私が活動するとき、何のために被害者の代理人を名乗るのか、考えさせられたフォーラムでした。

3月3日には、東京の子どもシェルター「社会福祉法人カリヨン子どもセンター」の理事長の坪井節子先生をお招きして、子どもの自殺をテーマにシンポを開催しました。
冒頭、詩人の岩崎航さんのメッセージが流れました。岩崎さんが死のうと思ったこと、生きながらえて今、感じていること。
岩崎さんが「夢も希望もないよ」とふとお母さんに話した時、「お母さん悲しいな」ってお母さんが言ったこと。本当の言葉を話して、本当の答えが返ってくる、「受け止めてもらえた」「そのままを聞いてもらえた」という体験は、人を力づける。岩崎さんのそんな指摘は、弱い子ども、そして被害者の方と話すときも共通するように思います。
坪井節子先生は、東京で子ども達に寄り添い、シェルターを立ち上げられました。公演は、講談(青山先生は「落語」だと言われてました)でも聞いているような惹き込まれる話で、途中、涙が止まらなくなる場面も・・・。
そんな坪井先生でも子ども達の話を「おろおろしながら聞く」ことしかできないこともあるとか。ただ、「おろおろ」しながらも、坪井先生が自然と口をついて出た言葉、それが子ども達の心を震わせてきたようです。自然に思ったこと、それが岩崎さんの「本当の答え」になるし、それが絶望にいる子ども達を救う(こともある)のでしょう。

坪井先生に別れ際、「(子どもから)話を聞くことはできますが、伝えることが難しくて・・・」とこぼしたら、「無理に伝えなくていい」「心の底から言葉が出てきたときに伝えればいい」とアドバイス。
その子の立ち直りを思いながらも、気負いすぎず、ムリして言葉を紡ぐ必要はないとつたえていただきました。

シンポが2週間連続で続きましたが、ハッとすることの多い刺激的な週末でした。

謹んで新年の

ご挨拶を申し上げます。

今年もどうぞよろしく申し上げます。

前回のブログでアップした写真、今になって、貴重なものとなりました。
というのも、
人権擁護大会シンポジウムで一緒に司会をした戸田慶吾弁護士(広島)、
2017年12月に永眠されました。

いい弁護士は何人もいますが、
戸田先生は本当に本当にいい弁護士で、人柄が温かく、尊敬していました。
若手の私にも気さくに話しかけてくださったり、
シンポの際も「大丈夫、大丈夫」と声かけて下さったり、
戸田先生のお陰で不安が安心に変わったり、孤独が仲間意識に変わったりと、
救われたこと、数知れません。

きっと同じように戸田先生に救われた人は広島を始め、たくさんいるでしょう。
その証拠に、ご葬儀にも、弁護士会だけでなく、大学のヨット部やPTAの関係などの様々な人たちがお参りに見えてました。

戸田先生、「血圧が高い」ことを笑い話のネタにしてましたが、
今思えば、血圧が今回の急逝の一因かもしれません。
ご本人も、こんなに早く逝かなければならないとは思ってなかったでしょう。
悔やまれるし、惜しいですし、もうお会いできないことが信じられません。

戸田先生、安らかにお休み下さい。
そして、被害者のための制度が充実することを、遠くから見守っていてください。

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