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テギョンの姿が階段へと消えるのを確認すると、ミナムは漸く体を起こして笑うのをやめた。
「いや〜しかし、テギョンヒョンがあんなになるとはね。さすが俺の妹」
くつくつ、と笑うと携帯を取り出し、どこかへ電話をかけ始める。
「…あ、もしもし?」
『もしもし、お兄ちゃん?どうしたの?」
相手は…またもやミニョだった。
『そういえばさっきテギョンオッパが電話してきたの。今日はよく電話がかかってくる日みたい』
電話越しにころころと嬉しそうに笑うミニョの声が聞こえて思わずミナムも微笑む。
その笑顔はとても優しくて、まるで天使のようだった。
「あぁ、そうみたいだな。後ろからみてたよ」
『みてた…?ではまさか、会話も聴いてたの?』
「あぁ、もちろん」
『酷い!盗み聞きなんて…いくらお兄ちゃんでも許せません!』
「おい、ミニョ、おちつけって。実は会話は聴いてないんだ。離れてたから」
『本当ですか?』
「うん。本当。誓うよ」
『なら…信じます』
ここであっさり信じちゃうのがミニョなんだよなぁ。
人を疑うことを知らない妹に、少々あきれながら眉を下げる。
ま、それがミニョのいいところなんだけどね。
「それはそうと、あの事、まだヒョンたちには言ってないよな?」
『ええ、言ってないわ。ちゃんと秘密にしてる』
「そうか。絶対話すなよ…サプライズの方が絶対楽しいんだから」
『楽しみが2倍、なんでしょ?ヒョンたちのためなら、頑張って秘密にするわ!』
「よろしくたのむよ。当日は俺、午後からフリーだから、ちゃんと迎えに行くし」
『うん!ひさびさにみんなに会える…すごく楽しみだわ〜』
「そうだろうな。俺も楽しみだ。ヒョンたちも絶対喜ぶぞ〜」
『喜んでくれるといいなぁ…あ、そろそろお仕事に戻らなきゃ。ごめんねお兄ちゃん、切るね』
「あぁ。忙しいとこ悪かったな。じゃ」
ミナムは通話を終えるとポケットに手を突っ込み、にやりと口の端を上げた。
その笑顔は天使というより……小悪魔、といった方がいいような。なんともいえない不敵な笑みだった。
「ミニョが突然現れたら、みんなどういう反応をするかな?今から楽しみだ」
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