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原題:DAS WUNDER VON BERN /THE MIRACLE OF BERN
上映時間 117 分 製作国 ドイツ 公開情報 エレファント・ピクチャー 初公開年月 2005/04/16 ジャンル ドラマ/コメディ/スポーツ 監督: ゼーンケ・ヴォルトマン 製作: トム・シュピース 原作: クリストフ・ジーメンス 脚本: ゼーンケ・ヴォルトマン 撮影: トム・フェーアマン 出演: ルーイ・クラムロート、ペーター・ローマイヤー、ヨハンナ・ガストドロフ、ミルコ・ラング 《公開時コピー》 信じていれば夢はかなう 【解説とストーリー】 敗戦で国際的に孤立し、消沈していた戦後ドイツの国民に希望と勇気を与えた54年のワールドカップ優勝の出来事をモチーフに、父と子の絆の再生を綴った感動のファンタジック・ストーリー。監督のゼーンケ・ヴォルトマンは、元プロのサッカー選手だったとのことで、サッカー・シーンではリアルな臨場感が生み出されている。 1954年夏、敗戦後のドイツ、工業地帯エッセン。サッカーが大好きな11歳のマチアス。父は、先の大戦でソ連軍の捕虜となり、以後の消息は不明。居酒屋を営む母(ヨハンナ・ガストドロフ)が一家の生計を立てていた。そんなマチアスの憧れは、地元のサッカー選手ヘルムート・ラーン。自分のことを息子のように可愛がってくれるラーンを、マチアスは心から慕っていた。不思議と彼が応援していると、ラーンは重要な場面で得点を決めた。そんなある日、マチアスの父リヒャルトが11年ぶりに帰ってきた。生きる希望をなくしていたリヒャルトは、戦後の新しい価値観になじめず伝統的な厳格さを家庭に持ち込もうとする。彼はマチアスのサッカーへの情熱も認めてくれなかった。せっかくラーンがワールドカップのドイツ代表チームに選ばれたというのに、父ははマチアスがラーンの応援に行くことも許そうとはしなかった。 (allcinemaより) いよいよ2006年ドイツで開催のワールド・カップが開幕して毎日盛り上がっていますね。 そんな中、この映画をまだ見ていなかったことを思い出し早速観賞したのですが、今から62年前のワールドカップを舞台にしたドラマだったんですね。その国民上げてのサッカーへの思いと、ある家族の再生の物語がファンタジックに描かれています。 ドイツでは近代史上、2つの大きな出来事があるそうですが、一つは1989年ベルリン壁崩壊、そしてもう一つがこの映画に描かれている1954年スイス・ワールドカップでの優勝だそうです。 ’54年と言うと、まだドイツも敗戦後の落ち着かない日々。この物語も中心となる家族の父親がソ連に抑留されて終戦後もずっと行方不明という辛い状況下から始まります。 父親不在でありながら、子ども3人をバーの経営をしながら懸命に育てている母親と子ども達は、それなりに落ち着いた生活をしていたところに、突然11年ぶりに父親が帰還。なかなか11年の溝は簡単には埋まりません。父親は抑留中の苦しみばかりを思い出し、また子ども達は突然帰ってきて自分の思い通りにしようとする父に反発を覚える・・・・これは仕方のないこととは言え、すべて戦争の傷跡なわけで心が痛みます。 そんな、親子、夫婦の葛藤を、当時のワールドカップに参加した選手や監督、スポーツ記者、応援する国民、などいろいろな角度から人々の姿が映し出され、代表選手の一人と親しかった主人公の少年が夢を運ぶがごとくドイツチームに勝利をもたらすというファンタジーになっているところは面白いですね。 当時ドイツ国民に元気をもたらしたワールドカップ優勝という事実と、戦後尾を引く国民のいろいろな苦しみをそれによってまた希望をもたらしたであろうと思われる一つの家族のエピソードが上手く融合されていて、家族で観られる温かいドラマでした。クスっと笑えるところも多々あってドイツらしい地味な映像ながら楽しめます。
しかし日本では私が子どものころはまだワールドカップのことを知る人は少なかったように思うのですが、今は大人はもちろんのこと、小さな子どももよく知っていますよね。私はサッカーに関しては無知に等しいのですが、おそらく記憶の限りではメキシコオリンピックで銅メダルを獲得した頃からいろいろと世界のスター選手とかも注目されだしたように思います。 でも、さすがヨーロッパは60年以上前でも凄い盛り上がりだったんですね〜街中の人がテレビのあるところに集まって観戦している姿は、「ALWAYS 三丁目の夕日」にあった力道山の試合を街頭TVの前に集まって応援していた日本人と全く同じだな〜と驚きました。(^^ゞ 大戦後はどこの国も復興の勢いに加勢するように、人々は熱くなっていた時代だったんですね。 ヨーロッパのサッカー事情に詳しい方が観たら面白いでしょうね〜私などは当時のドイツの選手の名前など、当然一人も知らないのですが、お好きな方ならより興味深く観られる作品だと思います。 それにしても、当時のスタジアム、あんなに間近まで観客が入れられていて、しかも立って観ているのにはびっくり!今のスタジアムと違って観覧席も狭かったと思いますが、子どもが裏からちょこちょこっと入れてしまったり、のんびりムードが微笑ましい感じもしますね。 さぁ、今開催中の大会ではどんな奇蹟が待っているのかな〜この映画を観たらより楽しみになりました。(^^) |

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敗戦後のドイツの側面を見るうえでも、このワールドカップ優勝は大事な出来事ですよね。あのサッカーの試合のシーンも結構見応えありましたね。(^3^) TBさせてもらいます〜〜。
2006/6/11(日) 午後 2:11
★Kazさん、監督が元サッカー選手だそうですね。試合のシーンも臨場感があり、今観たのは本当にタイムリーでした。(^^)ドイツにとってもこの大会での優勝はすごい励みになったことでしょうね。親子のドラマもよかったし見応えのある作品でした。TBありがとうです〜♪
2006/6/11(日) 午後 6:24
そうなんですか〜 ドイツではワールドカップの優勝が、ベルリン壁崩壊と並ぶ出来事だったんですね〜 今年は開催国だし、なみなみならぬ思い出挑んでくるでしょうね・・・ 日本に引き分けたことが、逆に火をつけそうで怖いですね・・・
2006/6/12(月) 午前 6:06
★ジョンさん、ドイツはかなり必死に戦う事でしょうね。開催国はサポーターともに気合が違いますよね。この映画は温かい気持ちになれるよい作品でしたよ。(^^)
2006/6/12(月) 午前 6:56
W杯季節ですね〜。派手さはないのですが良い作品でした。ゴールシーンがなかなか迫力があってよかったです♪TBさせて下さい。
2006/6/28(水) 午前 7:29
★yukiさん、ドイツ映画ですものね、派手さはないけど返ってそれがヒューマンドラマの部分を浮き立たせていてとてもよかったです。時代もまだ戦後の混乱期だし、人々が希望に燃えていた様子が印象的でした。TBありがとうね〜♪
2006/6/28(水) 午後 7:31
W杯のスポーツドラマというより家族ドラマの方が主軸となっていました。それでも最後の決勝戦に試合のシーンを凝縮させた演出は良かったです。引き込まれました。とても良い映画でした。(^^)
2007/5/21(月) 午前 10:32 [ PANA ]
★panaさん、いい映画でしたね〜このところ敗戦〜その後のドイツを舞台にした映画を何本か観たのですが、日本以上に敗戦後大変だったようで、このワールドカップの盛り上がりもそれを思うとわかるような気がします。戦争の傷を持つ家族ドラマとしても素晴らしかったですよね。TBありがとうです〜♪
2007/5/21(月) 午後 6:30