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出演:クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー
   マーカス・カール・フランクリン、ジュリアン・ムーア、シャルロット・ゲンズブール、ミシェル・ウィリアムズ

監督、原案:トッド・ヘインズ
脚本:トッド・ヘインズ、オーレン・ムーヴァーマン
音楽監修:ランドール・ポスター、ジム・ダンバー

原題:I'M NOT THERE
上映時間:136分
製作国:アメリカ
公開情報:劇場公開(ハピネット=デスペラード)
初公開年月:2008/04/26
ジャンル:ドラマ/音楽/伝記
映倫:PG-12

《コピー》
詩人・無法者(アウトロー)・映画スター・革命家・放浪者・ロックスター
全てボブ・ディラン 6人の豪華キャストが演じる、生ける伝説

【解説】
 詩人のランボーに傾倒する青年が男たちにプロテスト・ソングを止めた理由を問われ、詩人らしい言葉で応じていく。ウディ・ガスリーに憧れる黒人少年が放浪の末に一人のブルース・シンガーの家に転がり込むが…。その他、プロテスト・フォークの世界で時代の寵児となる新人シンガー、仕事の成功と裏腹に結婚生活で破綻を迎える映画スター、フォーク・ソングと決別し観客から裏切り者と罵声を浴びるロックスター、田舎で隠遁生活を送るアウトローといった様々な人格のボブ・ディランが登場し、彼の多面性と波乱に富んだ人生が多彩なスタイルで描かれていく。(allcinemaより)

ボブ・ディラン世代よりは少し後のそのディランを真似た吉田拓郎らを聴いた世代になる私ですが、有名な「風に吹かれて」「時代は変る」「天国への扉」など何曲かはよく知っています。この映画のタイトルバックの曲(題名がわからない^^;)は前にも思ったのですが本当に拓郎の『春だったね』にそっくりですね〜(笑)いかに彼らが影響を受けていたのかよく解かります。というよりほとんど盗作に近い感じが・・・(^O^;

そんな状態なので、ディランについては大まかなことしか知らなかったのですが、ちょうど先日この映画の公開に先駆けてTVで彼の半生を詳しくやっていたのを観たおかげで、なるほど〜と頷きながら観賞ができました。しかしこの映画、かなり作りがアートぽく凝っているので、全くディランのことやその音楽を知らずに観ると理解しにくいかもしれませんね。私が観た時も前に座っていた若い女の子は爆睡していたようでした・・・(^O^;

それにしても一人のアーティストの半生をこのような形に脚色するって凄いですよね。彼の人格の違う部分をそれぞれ違う役者が演じ、またオムニバスのように物語が個々にあってつながるのではなく、交互にそのキャラクターが出てきたり、一人の人間をいろいろな角度から見るような脚本は、ちょっと今までにあまりない手法ですね。

その中から、ボブ・ディランと言う人がどんなに多才で、また自分に正直に生きてきた人なのかがよく解かります。そしてここでもその時代(社会)背景が大きく影響しているんですね。この人がいかに人々に影響を強く与える力を持っていたのかということには驚かされました。本当にカリスマ的なアーティストと言うのでしょう。映画ではその半生を彼の音楽に乗せながら綴っていますが、サントラも聴き応えたっぷりですね♪

描かれている6人それぞれの役割は次の通りです。 
                                    
アルチュール(ベン・ウィショー):自らを”アルチュール・ランボー”と名乗る象徴派詩人
ウディ(マーカス・カール・フランクリン):”ウディ・ガスリー”という名の11歳の黒人少年
ジャック/ジョン牧師(クリスチャン・ベイル):社会はフォークを歌う新進シンガーソングライター/ゴスペルを歌う教会の牧師
ロビー(ヒース・レジャー):ハリウッド・スター/偽りの結婚生活
ジュード(ケイト・ブランシェット):華麗なるロックンロールスター
ビリー(リチャード・ギア):西部開拓時代のアウトロー            (以上パンフより)    

しかし、何と豪華なキャストなんでしょう。

オスカーノミネートのケイト・ブランシェットはディランそのものですね。本当になりきっていたと思います。また外見だけでなく、彼が音楽的にも人生としても悩み行き詰っていた心の様子がせつなく伝わってきました。ディランが変わっていくというのを何となく当時耳にしたのを思い出しました。あの機関銃を持って登場してロックを歌う時に怒ってコードをたたききろうとした人はフォークシンガーのピート・シーガーとか。懐かしい名前を聴きました。(^^ゞ

同じくクリスチャン・ベイルも雰囲気あり過ぎ!(笑)歌のシーンは本人が本当に歌っているようにピッタリでしたね。牧師になってゴスペルを歌うシーンは聞き入ってしまいました。

ベン・ウィショー「パフューム」以来でしたが、この詩人が狂言回しっぽい役柄なんですね。何だか可愛い感じでした。(笑)

ディランが若い頃傾倒したというウディ・ガスリーをイメージした役の黒人の男の子、マーカス・カール・フランクリン君の演技も素晴らしかったし、リチャード・ギアは外見はディランには似てないんだけど、仙人のような(笑)生活を送るアウトローにはピッタリですね。

そして、ヒース・レジャー。なんと、こんな役だったなんて・・・・この映画の撮影をしていた時期って彼の私生活はどのような時期だったのでしょう。。。あまりに皮肉です。「バットマン」のジョーカーだけでなく、この役もめちゃくちゃ彼にとっては辛い仕事になってしまったのではないかしら。。。そう思うととってもせつなかったです。;;

そんなディラン自身を演ずる6人の俳優たちのことは知っていましたが、かかわる女性陣3人にもびっくり。ジュリアン・ムーアの役はジョーン・バエズかな。数日前に「NEXT」で観たばかりだったので全く違う雰囲気に驚きました。そしてフランス人妻クレア役のシャルロット・ゲンズブールはヒースより10歳近く年上のはずなのに、違和感がないのは凄いですね。
ミッシェル・ウィリアムズに至ってはまさかの出演で本当に驚きました。せめてもの救いはヒースと一緒のシーンがなかったことですが、こちらも観ていてせつなくなってしまいました。

ボブ・ディランと言う人がどのような人物だったのか知りたい人、また豪華なキャストを観てみたい人にはお薦めですが、できたら少しディランのことを予習してから観るといいかもしれません。
一般向きの映画ではないように思いますが、私は好きなタイプの作品でした。DVDになったらもう一度じっくりと観てみたいですね♪


閉じる コメント(36)

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★おまけさん、ケイトは上手かったですね〜さすがだと思いました。ディランは本当に自分に正直に生きている人ですね。私ももう少し彼の音楽を聴いてみたいと思います♪

2008/5/2(金) 午後 8:21 choro

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★MINAさん、ヒースの役柄は今観るとせつなくなってしまいます。でもケイトをはじめどのキャストもよかったですよ〜♪ケイトは本当にかっこいいです!タバコの吸い方なんて最高ですね♪

2008/5/2(金) 午後 8:23 choro

観たい作品の一つなんですが・・・こちらでの公開なし
単館上映なのかなぁ〜。。。DVD待ちとなりそうです^^;

2008/5/2(金) 午後 10:05 くるみ

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★くるみさん、これは上映館が少ないようですね。DVDでもOKな作品だと思いますので、お楽しみに♪

2008/5/3(土) 午後 9:55 choro

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これは自伝ではないので、私も彼について詳しくないためギリギリ
でした。予習ができたのなら良かったですね。
でも映画としてはとっても面白くて、お見事というほかないです。
TBさせてください。

2008/5/5(月) 午前 7:56 car*ou*he*ak

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ディランのことは普通の人よりは、知識がある筈なんですが、残念賞でした^^;。観る前にChoroさんの記事を読んでおくんでした。
ひどいこと書いてますがTBお願いします^^;。

2008/5/5(月) 午後 8:22 shin

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★カルちゃん、それにしても凄い人ですよね〜やはりこういうアーティストはそうそうは出ないでしょう。映画としても面白かったですね!Tbありがとうございます〜♪

2008/5/5(月) 午後 9:44 choro

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★Shinchanさん、この映画は好みが分かれますよね。映画の手法も凝っていたので、一般向けではないし難しかったと思います。残念ながら自分と合わない映画もたまにはありますよね。。。^^;TBありがとうございます〜♪

2008/5/5(月) 午後 9:46 choro

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オムニバスも嫌いではないのですが、こちらはかなりごっちゃでしたね(^^;
最初は結構真面目に観ていたので、凄く疲れました;;;
で、途中から眺めモードでお気楽に観たのですが、そうすると、内容はともかく、結構心地よく観れる映画でしたね。最初からそうすればよかった;;;
TBさせてくださいね。

2008/5/12(月) 午後 7:54 kim

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★Kimさん、あちこち飛ぶ上にキャストまで変わるから確かにわかりにくいですよね。おっしゃるように感覚的にディランの雰囲気を掴むつもりで観た方がいいのかもしれません。音楽は彼の歌だけですものね。^^;TBありがとうございます〜♪

2008/5/13(火) 午後 3:31 choro

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これは作りが変わってましたね。ディランのことをもっとよく知っていたほうが、これは楽しめるかなあと思いました。私はほとんど知識がないのでちょっと残念・・・。ヒースの役もやっぱりつらかったですね。
TBさせてもらいました♪

2008/7/26(土) 午前 9:01 Naomi

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★Naomiさん、確かにディランのことを知っていた方が楽しめる映画ですよね。でも面白い手法でキャストも豪華だし楽しめました。
ヒースの役は辛かったですね。ダークナイトももうすぐ。。。楽しみだけどせつない・・
TBありがとうございました〜♪

2008/7/26(土) 午後 9:07 choro

ケイトやヒースの出てるディランの映画ぐらいの知識しかなく、ディラン自身についてもあまり知らないので、けっこう厳しかったですが、その分監督の描くディランのイメージを素直に受け入れられた気がします。
ヒースの役は彼の当時の実生活を思うと皮肉でしたよね。観ていてつらかったです。。
遅くなりましたがTBお返しさせて下さいね!

2008/8/7(木) 午後 11:49 ゆき

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★ゆきさん、ちょっとこの映画はディランを知らないとわかりにくかったですよね。でも面白い描き方だったと思います。
ヒースはこの映画を撮っていたころは家族で幸せな生活を送っていたそうで、ちょっとほっとしたのですが、この後のことを思うとやっぱりせつないですよね〜;;
TBありがとうございました〜♪

2008/8/8(金) 午後 5:44 choro

映画公開まえにディランのTV番組やってたんですね〜!
あ〜そういうの見ておけばよかった〜・・・(。→ˇ艸←)
混乱のタネにはなるけど(笑)こういう伝記ものの撮り方も面白いですね♪
TB,させてください☆

2009/1/11(日) 午後 11:40 A☆co

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★Acoさん、そそ、この映画の公開前にやってたんですよ〜
ディランも60代の人以上でないとリアルではなかなか知らないので、ちょっと知識を入れておいたほうがこの映画もわかりやすいですよね。
でもとても面白い描き方だったと思います。一つのアートですよね。
TBありがとうございました〜♪

2009/1/12(月) 午前 11:41 choro

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やはりついていけませんでしたが、この手法は面白かったですね。
もう少し身近な人だったら、もっと興味深く見れたと思います(^_^;)
しかしヒースは実生活とダブっちゃったんでしょうか?(>_<)

2009/2/28(土) 午前 8:56 木蓮

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★もくれんさん、面白い手法ですよね。わかりにくいけど・・^^;
ディラン世代は団塊の方たちなので、ちょっと今の若い人にはきついですね。私ですら??なところもありましたもの(笑)。
ヒースはこの時はまだ家庭的にも上手くいっていた時期だったそうです。それでなければこの役辛すぎますよね。そう聞いてちょっと安心しました。
TBありがとうございます〜♪

2009/2/28(土) 午前 10:02 choro

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意外に難解でした(^_^;。もっとよくボブ・ディランの曲を知っていたらまた違った感じに受け取れたかもしれません。
手法的には実験映画みたいでおもしろいですよね。
演じている俳優は豪華で、そう云う部分もみどころですね。
地味におしゃれ感もありましたよね。そう云うところも楽しめました。
TBさせてくださいね。

2009/3/2(月) 午前 1:09 [ miskatonic_mgs_b ]

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★miskaさん、これは難しい映画だったのに、なぜか一つ一つのシーンを一度劇場で観たきりの割によく覚えているんですよね。それだけインパクトがあったのだと思います。
一人の人間を多角的に違う役者に演じさせるって凄い試みですよね。
いや〜やっぱり面白い手法の作品だと思います。
私ももう一度観たくなりました。難しいけどやっぱり好きな作品かな(笑)。
TBありがとうございました〜♪

2009/3/2(月) 午後 9:12 choro

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