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先日の「ジェイン・エア」に続き放映されたLalaTVの英国女流文豪特集、2作目はこのオースティンの『説得』でした。 私はハリウッド版の「イルマーレ」でこの小説のことを初めて知ったのですが、先日公開されたジェイン・オースティンの読書会」にも出てきたのですっかりお馴染みの小説になりました。(^^)しかしその肝心の本は途中まで読んで休止したままで読了しておらず、先に映像で観ることになってしまいました。(^O^; この時代の上流の女性たちは、自分達には相続権がないため結婚にこだわったというのは、「高慢と偏見」などでよくわかったのですが、オースティンの作品では必ずラストが結婚で結ばれているというのは、そうしなければ自分達は路頭に迷ってしまうという、女姉妹しかいない家庭では大変深刻な問題だったことからなのでしょうか。この「説得」でもそんな家庭の娘の様子が描かれていますが、スケール的には「高慢と偏見」や「分別と多感」よりは小さいものの、その分主人公に常にスポットが当てられていて、彼女の心の動きがよくわかるようになっています。 主人公アンの父親ウォルター卿はプライドだけは高く、経済的に厳しくなった現実を見ようとする気持ちはこれっぽっちもありません。それは他の登場人物にも言えることで、この時代の英国上流階級の人々は、まさしく自分の置かれた地位とそれを守る為だけに生きているような感じです。片や、「オリバー・ツイスト」や「荊の城」に出てきたような貧困層もあるという凄い貧富の差の時代の中、上流は上流で大変窮屈な暮らしだったんだろうな〜と思われます。プライドというのはなかなかそう簡単に捨てられるものではないでしょうからね。 ストーリー展開はよくある話で、昔周りの大人に説得されて諦めてしまった相手と再会したことから、今度は自分を失わずに、誰からの説得にも応ずることは決してしないと心に決めてお互いの変わらぬ気持ちを確かめ、ハッピーエンドになるというわかりやすいものですが、やっぱり女性は誰もがこういうシンデレラストーリーには憧れますよね〜(笑)ラストにアンがずっと思い続けていたウェントワース大佐からもらうラブレター!一度でいいからあんなラブレターをもらってみたいと思うのは私だけではないのでは?と思ってしまうほどロマンティックでうっとりしてしまいます。(^O^;だからこそ、オースティンの小説は200年経っても読み継がれているのでしょうね(笑)。 主演のサリー・ホーキンスは荊の城」のスー役の女優さんでしたね。飛び切りの美人というわけではないのだけど、控えめながら自分をしっかりと持ったアンにもよく合っていたと思います。 相手役のルパート・ペンリー=ジョーンズは「サハラに舞う羽根」に出ていたようですが全く覚えていません。(^O^;こちらも背の高いなかなか素敵な英国青年でよかったですね〜♪ 原作はこれも結構な長編ですが、このドラマは1時間40分という比較的短い作品で、当然ながらダイジェスト的になっていました。でも主人公の心の動きに焦点を絞ってあるので、これはこれでよかったと思います。 さて、途中で止まっている原作もやはりちゃんと読まなくてはね。^^;これからはきっと映像が思い浮かぶので、また違った楽しさを感じながら読めることでしょう。(^^) 今後放映される作品や放映予定はこちらで→LalaTVプレミアムシアター 原題:PERSUASION
メディア:TVM 初回放映日:2008/06/15 放映局:LaLa TV 製作国:イギリス ジャンル:ドラマ 監督:エイドリアン・シェアゴールド 原作:ジェーン・オースティン 脚本:サイモン・バーク 音楽:マーティン・フィップス 出演:サリー・ホーキンス、ルパート・ペンリー=ジョーンズ、アリス・クリーグ、 アンソニー・ヘッド 【解説とストーリー】 周囲の“説得”により最愛の人との恋をあきらめたアンの苦悩と葛藤を描いたジェイン・オースティン最後の小説のドラマ化最新作! アン・エリオット(サリー・ホーキンス)は27歳。サマーセット州の広大な邸宅に父親のウォールター卿、姉エリザベスと暮らしている。彼女はかつて、海軍将校のフレデリック・ウェントワース(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)と結婚の約束を交わした。だが、父ウォールター卿は家柄が釣り合わないと結婚に反対する。結局、母親代わりのラッセル夫人に説得され、結婚を取りやめてしまう。しかし、ウェントワースに対する思いは消えず、未だに独身生活を続けるアン。婚約解消から8年たったある日・・・。(LalaTV公式サイトより) |

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ハッピーエンドのラブストーリー。
一番好きなジャンルです(^^ゞ
2008/6/23(月) 午後 10:04
イギリスのTVドラマを観ていると、すぐ隣に住んでいるような人たちが演技しているのが好きです(^^)だから、気軽に観ることができるのでしょうか。また、つくりも丁寧な気もします。この映画を観ていると、時間の流れ方が自分にあっているような気になります…(^^)
2008/6/24(火) 午前 7:20
★なぎさん、安心して観てられますよね。ハッピーエンドってわかってますから(笑)。この時代のイギリスのドラマは何か雰囲気が好きなんですよね〜機会がありましたらご覧になってみてくださいね♪
2008/6/25(水) 午前 11:18
★nzさん、おっしゃるとおりですね。TVドラマだと自然な感じが多いですよね。ロケーションなども素晴らしく、イギリスのコスチュームものは満足できる作品が多いです。確かに19世紀の時間の流れって、今とはまるっきり違ってとても自然かも。。(~o~)
2008/6/25(水) 午前 11:20
ラストも良かったし、見終えたあとの気分も良かったなぁ〜♪
キャストも文句なし!トラバお願いします!
2008/6/26(木) 午後 11:05
★くるみさんもご覧になられたんですね。「説得」の映像化されたものは初めて観たのでとても楽しめました。オースティンのラストはどれもハッピーエンドなので安心して観れますよね〜(笑)
TBは「〜読書会」の方になっているようですが・・・・^^;
2008/6/28(土) 午前 9:47
何だかんだと言って、『説得』は『高慢と偏見』に次いで好きな作品です^^。 『高慢と偏見』のような溌剌とした感じ、ウィットに富んだ会話はないものの、分別を持った大人になってしまった主人公たちが、なかなか本心を言い出せないもどかしさにイライラし、胸キュンし…。
私もルパート・ペンリー=ジョーンズは、本作で初めて顔と名前が一致したようなものですが(^^;、なかなか素敵な俳優さんで良かったですね^^。
TBさせてくださいね。
2008/6/30(月) 午前 0:45
★Kimさん、「高慢と偏見」や「分別と多感」に比べると地味な印象ですが、主人公のアンは魅力的ですよね。ウェントワース大佐との恋物語もメロドラマティックで乙女心をくすぐります。(^O^;
もうラストのラブレターでロマンティック度全開でした!(笑)
TBありがとうございます〜♪
2008/7/1(火) 午前 9:54
「イルマーレ」で、この小説のことが出てきたんですか。全然気がつきませんでした。尤も、この頃はまだ、ジェーン・オースティンの存在すら知らなかった、のびたでした。
「説得」というタイトルの意味合いも、深そうですね。
2008/7/4(金) 午後 9:19
★のびたさん、そそ、私は「イルマーレ」で覚えたんですよ〜どんな小説かな〜ってとても気になっていました。
地味だけどおちついたロマンティックな物語で、Kimさんと同じく私もオースティンの小説の中では好きなお話です♪
タイトルの意味はヒロインに深く関係しているんですよね。
思いっきり女性向きの小説ですが(笑)、いつか機会がありましたらどうぞ♪(^^)
2008/7/5(土) 午後 8:56
オースティンの中でも通好みの作品と言えるでしょうかね〜?
作家の円熟味が感じられ、アンとオースティンがだぶって見えるところもありました。
相変わらずこれも原作未読なので、ちかぢか読んでみたいです。
TBさせて下さい^^
2010/3/5(金) 午前 0:34
★Mさん、そうですね〜地味目の作品ですが、そこが返っていいような。。(^^ゞ
やはりオースティン最後の長編なのでおっしゃるように円熟味があるのかもしれませんね。
私ももう一度原作を(日本語で(笑))読みたくなりました。(^^)
TBありがとうございます〜♪
2010/3/9(火) 午後 10:55