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ベル・エポック(Belle Époque 仏:良き時代)と言う言葉は恥ずかしながら知りませんでしたが、wikiよると『主に19世紀末から第一次世界大戦勃発(1914年)までのパリが繁栄した華やかな時代、及びその文化を回顧して用いられる言葉』とか。(詳しくはこちらで)
 
なるほど、この映画でもそのきらびやかで優雅な富裕層の生活が、美しい映像と共に堪能できますね。主人公は超高級娼婦・・・というと思い浮かぶのは同じパリを舞台にしたオペラで有名な椿姫ですが、映画の冒頭で、歴史上その高級娼婦(ココット)が全盛だったのはほんのわずかな期間だそうで、いかにも耽美主義からの流れの英国やフランス的な感じがします。

パンフに普通の娼婦と超高級娼婦の違いの解説(フランス文学者 鹿島茂氏著)がありましたが、要は美貌と肉体に加えて不可欠なのは「知性と教養」だそうで、またその賢さ(自分の頭脳)を駆使して王侯、貴族クラスを始めとする大富豪たちを振り返らせ、自分を手に入れることが彼らも自分の見栄を満たす勲章になるそうな・・・^^; 最もお金のかかる娼婦となると、小さな国の国家予算くらいの費用がかかったといいますから、(+o+) まぁ高級娼婦の方も、彼女たちを囲う男性側も選ばれた人ということですね(笑)。

ストーリーはそれほど驚くような展開はありませんが、友達の息子の教育係的なものを引き受けて、そのまま愛人関係になり、それを母親も黙認するというのにはびっくりです(笑)。まぁ彼女たちの世界ではそう驚くべきことでもないのかしら。^^;現代でも母子ほどトシの違うカップルもいますから、不思議はないのでしょうけど、やっぱり一般的に考えると驚きますよね〜(笑)

とにかくレアを演じるミシェル・ファイファーが綺麗なんです!撮影当時の実年齢は51歳だなんて信じられませんね。「ヘア・スプレー」でも綺麗だったけれど、特にスタイルのよさには同世代としては恐れ入ります。(^O^;そのスタイルや美貌はもちろん年齢を感じるところはあっても、若い女性にはない落ち着きが返って魅力ですらあるのかもしれません。シェリからすれば、自分の母親にはない洗練されたレアは、理想の母親像でもあったのでしょうね。後半、口げんかになるシーンで、「母親のような口調はやめてくれ」というようなことを言いますから。。。どんなに外見が美しくても、やはり人間は平等にトシは重ねて行くし、一生結婚することはないと言われる高級娼婦の寂しさなど、静かに伝わってくるものがありました。ラストのアップの表情も印象的でしたね。

シェリを演じたルパート・フレンドは相変わらずオーリに似ていますが、 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」の素敵なアルバート公とは全く違うわがままで甘えん坊なシェリを好演していました。一人の青年としてのシェリは困った人間ですが、それは彼のせいだけではないわけで、ラストのナレーションを聞くと、彼の人生のせつなさを感じますね。

シェリの母親役のキャシー・ベイツはミシェル・ファイファーとは対照的な容貌で、シェリをあのように育てた無責任な母親の感じがよく出ていてさすがの存在感です。

シェリの妻になるエドメもかわいそうな女性ですよね〜やはり娼婦だった母親に捨てられるような形で結婚させられ、夫には裏切られ・・・演じたフェリシティ・ジョーンズは観た事があると思ったら、ジェーン・オースティン原作のTVドラマの「ノーサンガー・アベイ」の主人公でした。(^^ゞこれから映画にも出てきそうで楽しみな女優さんです。

アメリカ人のミシェル・ファイファー以外は英国人俳優が多いので言葉は英語でしたが、フランス語だったら、また雰囲気がちょっと違っていたかもしれませんね。あっ、ナレーションは監督さん自身だったんですね〜いいお声でした(笑)。

物語は特殊な世界なので好みが分かれるかもしれませんが、やはりその時代の衣装、建物、調度品など、映像が綺麗で楽しめました♪重量感のありそうなパールのネックレスと大きなエメラルドの指輪は一つのポイントでしたが、それも含めて目の保養になりますね。(^^ゞ
 
原題:CHERI
上映時間 :90分
製作国 :イギリス/フランス/ドイツ
公開情報 :劇場公開(セテラ・インターナショナル)
初公開年月 :2010/10/16
ジャンル :ロマンス/文芸
映倫 :R15+
《コピー》
レア、恋には熟練のココット(高級娼婦)。
彼は、友人の息子シェリ、19歳。

監督: スティーヴン・フリアーズ
原作: コレット 『シェリ』(岩波文庫刊)
脚本: クリストファー・ハンプトン
衣装デザイン: コンソラータ・ボイル
音楽: アレクサンドル・デプラ
ナレーション: スティーヴン・フリアーズ

出演:
ミシェル・ファイファー (レア・ド・ロンヴァル)
ルパート・フレンド (シェリ(フレッド・プルー))
フェリシティ・ジョーンズ (エドメ)
キャシー・ベイツ (マダム・プルー)
イーベン・ヤイレ (マリ=ロール)
フランシス・トメルティ (ローズ)
アニタ・パレンバーグ (ラ・コピーヌ)
ハリエット・ウォルター (ラ・ルーピオット)
ベット・ボーン (男爵)
ゲイ・ブラウン(リリ)
トム・バーク (デスモン子爵)
ニコラ・マコーリフ (マダム・アルドンザ)
トビー・ケベル (パトロン)

【解説とストーリー】
 「ヘンダーソン夫人の贈り物」「クィーン」のスティーヴン・フリアーズ監督が、フランスの女性作家コレットの代表作『シェリ』を、「危険な関係」のミシェル・ファイファーを主演に迎えて映画化した文芸ラブ・ロマンス。20世紀初頭のパリを舞台に、思いがけずはるかに年下の青年と恋に落ちた誇り高き元ココット(高級娼婦)のヒロインが、やがてその終わりの時を迎える姿を、ベルエポックを再現した華麗な美術・衣装とともに描き出す。共演は「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のルパート・フレンド、「ミザリー」のキャシー・ベイツ。
 1906年、パリ。繁栄を謳歌するこの街で、ココットと呼ばれる高級娼婦は美貌と教養を兼ね備え、富ばかりか社会的なステータスも手に入れたまぎれもないセレブたちだった。そんなココットの中でももっとも成功した一人であるレアは、引退後は悠々自適な日々を送っていた。ある日、レアの元同業者で数少ない友人のマダム・プルーから、彼女の19歳の息子フレッドが女遊びが過ぎて手がつけられないと相談を受ける。恋のイロハを知り尽くしたレアは、“教育係”の気持ちで彼女がシェリと愛称で呼ぶフレッドと付き合い始める。ところが、不覚にもシェリに恋してしまうレア。やがて2人の関係は6年が過ぎようとしていた。そしてついに、シェリに10代の娘との結婚話が持ち上がる。動揺を隠し、毅然と振る舞うレアだったが…。(allcinemaより)
 

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凄い年の差カップルですね^^;
母親のような口調はやめてくれには苦笑いです…。
パリのオシャレな感じが作品に漂っていそうですね♪

2010/10/30(土) 午前 5:23 れじみ

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★れじみさん、ですよね〜でも恋愛にトシは関係なさそうですから、こういう年齢差のカップルもいるでしょうね。
でも女性が母親ほどの年齢の場合は、やはり母親の影を見てしまうのでは?と思うのですがどうでしょうね。^^;
映像はとても綺麗で素敵でした♪

2010/10/30(土) 午後 11:09 choro

ベルエポック、初めて知りました(汗)
歳の差カップル・・芸能人ではよく聞きますが、実際に私の周りにもいるみたいでちょっとびっくりしてしまいました^^;
本当に恋愛に歳は関係ないんでしょうね〜。
建物や小道具なども凝っていそうな作品ですね♪

2010/11/3(水) 午前 1:50 レミ

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★レミさん、そそ、最近は一般人でも(笑)時たま聞きますね。それだけ恋愛にトシの壁はなくなったということでしょうか。(^^ゞ
この映画はロケやセット、衣装なども見応えがあって楽しめました。
今とは違う華やかなりし時代ですね。^^;

2010/11/4(木) 午後 9:47 choro

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ミシェル・ファイファーのドレス姿が、とっても豪華で素敵でした。
フランス語でフランスの俳優さんだったら、かなり違う雰囲気だったと思います。いかにもフランス的な話なので、そのほうが話しに乗りやすかったかも。

2010/11/5(金) 午前 10:08 [ 風子 ]

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★風子さん、ミシェル素敵でしたね〜とても50代とは思えませんよね。
そそ、私もフランス人でフランス語だったらまた雰囲気が少し違うかなと思いました。確かにフランス的な話ですよね〜(笑)
TBありがとうございます♪

2010/11/6(土) 午後 8:46 choro

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これ題名が甘ったるいのでスルーしおうになったのですが
すごく美しいし、見ごたえあってもう〜〜素敵!でした。
ココットって知らなかったのですが、知性と教養まで求められていたのですね。ミシェル・ファイファーのドレス姿がきれいでした。
TBさせてくださいね。

2010/11/24(水) 午後 7:35 car*ou*he*ak

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★カルちゃん、とても綺麗な映画でしたね。
お話もこの時代を考えるとロマンティックに感じられるかな(笑)。
ミシェル・ファイファーはとても綺麗で役柄にピッタリでした。
TBありがとうございます〜♪

2010/11/27(土) 午後 11:11 choro

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あのナレーション、監督さんだったのですかぁ〜???(^^)
ナレーションで、あっ、英語だって思ったのですけど、案外、判り易かったかもねとも思いました。フランス語だったら、どんな印象だったのでしょうね。

この作品、全ての人に受け入れられる作品ではないと思いますが、主人公と同世代の私には、共感できるところが多々あり、ミシェル・ファイファーの演技力もあいまって、素敵な作品になっていたと思います♪
また、この時代の調度品等、美しくて、見ごたえがありましたね。
TBお願いします☆

2010/12/7(火) 午後 11:57 やっくるママ

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★やっくるママさん、確かに英語だと解かりやすいというのはありますよね〜フランス語は独特の雰囲気を醸し出すので、それも聴きたかった気がしますが。(^^ゞ
この時代の知らない世界のお話なので興味深く観れました。
確かに中年以上の女性向きかも(笑)。
TBありがとうございました♪

2010/12/13(月) 午後 9:47 choro

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