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「ヒットラーの贋札」と同じプロデューサーということや、ナチが欲しがったミケランジェロの絵にまつわるミステリーということで気になっていた作品ですが、期待どおり面白かったです♪

第二次大戦が始まる直前から終戦直後までのオーストリアが舞台ということで、その雰囲気や背景は「サウンド・オブ・ミュージック」と同じなんだな〜とナチスが使う自動車の型などを観て思ってしまいました。(^^ゞ この作品ではオーストリア人ではなく、ユダヤ人の画商一家が主人公になっていますが、ドイツからオーストリアへ移り、戦争が始まった事で、捉えられた家族はバラバラになってしまう。。。という悲劇はそのままストレートに描かれています。

しかし、この映画は決してそのような重く暗い状況だけを前面に出しているのではなく、いわゆるミステリーの中でも小洒落た感じに使われる【入れ替わり】の話が上手く入っているんですね。ユダヤ人とドイツ人・・・見た目は言われないとわからない場合も多いのでしょう。幼馴染ながら敵味方となってしまう主人公のユダヤ人とドイツ人が、そのような状況になるのが一つのポイントですね。ちょっと上手く行きすぎるかなと思うところもありましたが、まぁそこは映画なので目をつぶりましょう(笑)。

それでも今回、前知識を入れずに観たのでそれもよかったのか、次々と主人公のヴィクトルに起きる出来事の展開から目を離せず、とても楽しんで観ることができました。ヴィクトルも収容所に入れられたり苦労はしますが、それほどきついシーンはなく、二転三転する彼の立場が、先行きどのようになっていくのかドキドキさせられるんですよね〜

重い話のはずなのに、時折クスっと笑えるシーンもはさまれ、脚本の上手さを感じます。ヴィクトルの父親が隠したミケランジェロの絵がどこにあるのかは、意外と早く観客は気づくことができますが、その謎解きよりも、お話の展開の面白さが印象に残りますね。この↑のドイツ語版のポスターもちょっとコミカルというか暢気な雰囲気を感じます。^^;

主演のモーリッツ・ブライブトロイって「ソウル・キッチン」のお兄さん役の人だったんですよね〜全く役柄も雰囲気も違ってびっくり!上手い俳優さんですが、収容所のシーンではちょっとやつれた感じがしなかったのが残念かも。(下膨れのお顔なので・・・^^;) むしろSS(親衛隊)のルディの方が細くてやつれた感じだったような気がしました(笑)。そのルディ役のゲオルク・フリードリヒは先日観たばかりの「アイガー北壁」で遭難するオーストリア人役だった人ですね。ちょっとヴィゴに似ているような気がしたのですが・・・^^;

しかし、解かっている事とは言え、ナチス全体はもちろんのこと、上に立つ権力者の横暴なことったら・・・結局皆が振り回され、ここでも敗戦近くの国のゴタゴタが皮肉っぽく描かれているのは、どこの国でも同じだな〜とあらためて思わさせられますね。ヒトラーはたくさんの美術品を略奪したことで有名ですが、戦争って理不尽ですよね〜

この手の作品を観ると、平和な時代に生きられる自分たちの幸せを、噛みしめたくなるのはいつものことですね。

 
原題:MEIN BESTER FEIND/MY BEST ENEMY
上映時間 :106分
製作国 :オーストリア
公開情報 :劇場公開(クロックワークス)
初公開年月 :2011/09/10
ジャンル :サスペンス/ミステリー
映倫 :G

監督: ヴォルフガング・ムルンベルガー
製作: ヨゼフ・アイヒホルツァー
脚本: ポール・ヘンゲ
脚色: ヴォルフガング・ムルンベルガー
撮影: ペーター・フォン・ハラー
音楽: マシアス・ウェバー

出演:
モーリッツ・ブライブトロイ・・・ヴィクトル・カウフマン
ゲオルク・フリードリヒ ・・・ルディ・スメカル
ウーズラ・シュトラウス・・・ レナ
マルト・ケラー ・・・ハンナ・カウフマン
ウーヴェ・ボーム ・・・ヴィドリチェク親衛隊大佐
ウド・ザメル ・・・ヤーコプ・カウフマン
ライナー・ボック ・・・ラウター親衛隊大尉
メラーブ・ニニッゼ ・・・モーリッツ・ハイデン
カール・フィッシャー ・・・マイヤー親衛隊中佐
クリストフ・ルーザー ・・・ウェーバー親衛隊軍曹
セルゲ・ファルク ・・・ノルドナー親衛隊大佐

【解説】
 第二次大戦下のウィーンを舞台に、ミケランジェロが描いた一枚の絵を巡って、ナチスを相手に命を懸けた虚々実々の駆け引きを繰り広げるユダヤ人画商一家の運命を、ユーモアを織り交ぜつつスリリングに描いたエンタテインメント・サスペンス・ミステリー。主演は「es [エス]」のモーリッツ・ブライブトロイ、共演にゲオルク・フリードリヒ、ウーズラ・シュトラウス。監督はオーストリアの俊英ヴォルフガング・ムルンベルガー。
 1938年、オーストリアのウィーン。画廊を営むユダヤ人一族のカウフマン家は、ムッソリーニも欲しがるという国宝級の逸品、ミケランジェロの素描を隠し持っていた。ある日、息子のヴィクトルは、兄弟同然に育った使用人の息子ルディと久々の再会を果した際、その絵の隠し場所を教えてしまう。しかし、ナチスに傾倒していたルディは、昇進を狙ってそのことを密告、追い詰められた一家は、スイスへの亡命を条件に絵の引き渡しに合意するのだったが…。(allcinemaより)

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これはタイトルから面白そうで気になっていました。
ヒトラーの贋札と同じプロデューサーなんですね!
それは期待も高まりますね♪
こういう映画を見ると本当に今の平和な世の中がいかに尊いものなのか実感しますよね。

2011/9/18(日) 午前 0:44 レミ

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★einhornさん、これは面白かったですね〜
ナチスものだけどエンタメ性も充分で楽しめました。
そそ、センスがいいですよね!
TBありがとうございました♪

2011/9/18(日) 午後 10:16 choro

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★HKさん、なるほど、そうなんですか。
ユダヤ人の定義(?)って難しくてよくわからないのですが、特有の顔立ちがあるようなことも耳にしたことがあるので益々??です。^^;
これはDVDでも充分楽しめる映画だと思いますので、またご覧になられたら感想お聴きするのを楽しみにしていますね。

2011/9/18(日) 午後 10:22 choro

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★andanteさん、そういうエンタメ性もたっぷりあるので、楽しめましたよね!
私もドキドキしながら観てしまいましたが、最後はスカっとしました!(笑)
TBありがとうございます♪

2011/9/18(日) 午後 10:23 choro

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★しずかさん、そうそう、ヒトラーは画家志望だったんですよね。「アドルフの画集」を観た時、あのままヒトラーが画家になっていたら世界の歴史が変わっていただろうと思うと不思議な気がしました。^^;
この映画はナチスものなのに観やすくて後味も悪くないのでよかったですよ〜♪
ミステリーとしてはちょっと甘いのですが、それでも楽しめました。(^^ゞ

2011/9/18(日) 午後 10:25 choro

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★なぎさん、これは面白かったです!
公開されましたら是非!

2011/9/18(日) 午後 10:27 choro

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★れじみさん、これはDVDでも充分楽しめる作品だと思いますので、DVD化されましたら是非!(^^)

2011/9/18(日) 午後 10:28 choro

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★レミさん、日本でもどこでもそうですが、やはり戦争中って本当に非常時なんですね。平和な時代に考えれば普通のことがそうではなくなるって恐ろしいですよね。もちろん今も理不尽な思いをしなくてはならない国もたくさんあるけれど、私たちは幸せなんだなと思います。
映画は面白かったです。機会がありましたらご覧になってみてくださいませ♪

2011/9/18(日) 午後 10:30 choro

あはは〜確かにやつれた感じはなかったですね(笑)
そそ「入れ替わり」でこじゃれた感じ!まさにその言葉どおり〜ちょっとある意味舞台っぽい演出かもですね。
とっても面白かった!こういう作品は大好きです。
遅くなりましたが、TBお願いします。

2011/9/20(火) 午後 5:43 ひかり

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★ひかりさん、これは面白かったですね〜
こういう作品だと背景が重くても後味もいいし楽しんで観れますよね。
TBありがとうございました♪

2011/9/21(水) 午後 9:59 choro

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あ・そうですね。サウンド・オブ・ミュージックと
同じころのことですね。
入れ替わりがこんなにうまく使われてるなんて・・
重くなりがちなのにユーモアたっぷりで見やすい作品でした。
TBさせてくださいね。

2011/9/27(火) 午後 3:54 car*ou*he*ak

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★カルちゃん、面白かったですね〜
そそ、重い背景なのにコミカルさもあって観やすい作品でした。
この時代は本当によく映画になりますね。(^^ゞ
TBありがとうございました。

2011/9/27(火) 午後 8:51 choro

てっきりコメントもTBもさせて頂いてると…勘違いしてて^^;
コメント、遅くなってスミマセン(・。・;
ちょっと重い映画を想像してましたが、面白かったですね〜v
残酷描写は無いし、かといって軽過ぎず、2人の入れ替わりがスリリング。
サスペンス感もありつつ、どこか可笑しい、そういう匙加減が絶妙でした!
遅くなってしまいましたが、TBさせて下さいね〜_(_^_)_

2011/10/8(土) 午前 0:29 ふぇい

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★フェイさん、いえいえ、お忙しい中ありがとうございます♪(^^)
これは面白かったですよね。
入れ替わることで立場が逆転するのって不思議な感じがしますが、これが人間社会なのでしょうね。
コミカルさもあって重い背景なのに楽しめる作品でした。
TBありがとうございます〜♪

2011/10/8(土) 午前 11:43 choro

結局DVD鑑賞となりました。
入れ替わりの面白さ、堪能しました(^^)
そうそう、ソウルキッチンのおにーさんなんですよね〜。ちょっとびっくりしました!
TBお返ししますね☆

2012/4/22(日) 午後 9:29 なぎ

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★なぎさん、これは面白かったですね〜
入れ替わりってドキドキするけど楽しめますよね。
そそ、モーリッツ・ブライブトロイはいろいろな役をこなしますね。
ソウルキッチンのお兄さんとは別人でしたよね。(笑)
TBありがとうございました♪

2012/4/30(月) 午後 11:56 choro

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面白い展開でしたね。
ホロコーストのシーンがあまりないのも良かったです!
人間模様が描かれているのに、嫌な気分にならないラストも良かったです!
TBさせてくださいね。

2012/5/31(木) 午前 11:52 木蓮

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★もくれんさん、面白かったですね〜
そそ、悲惨なシーンが少なかったのはよかったですね。
展開も面白く楽しめました。
TBありがとうございます♪

2012/6/6(水) 午後 10:43 choro

ユダヤ人とナチだと、悲惨な話が多いけど…
そこは割とサラッと描いていて、どこかコメディ・タッチ!
実際には、こんなことはないんだろうけど、
最後は胸のすくようなエンディングでしたね(^_-)-☆

2013/11/10(日) 午後 6:30 やっくん

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★やっくんさん、すうですよね。これはコメディタッチで楽しく観れました。
面白い映画で、また観たくなったわ〜
TBありがとうございました。

2013/11/14(木) 午前 10:12 choro

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