choroねえさんの「シネマ・ノート」

ブログ引っ越し中で益々バタバタしております。スマホで見るとレイアウトが崩れている時がありますが、ご勘弁を。<(_ _)>

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(すみません。ちょっと長くなってしまったので、2つにわけさせてくださいませ。^^;)


製作が発表された時からずっと楽しみにしていたミュージカルの「レ・ミゼ」ようやく公開になりました!\(^o^)/

キャストが二転三転して、本当に’12の暮の公開に間に合うのかと心配しましたが、世界同時公開ということで、このところヒューも何度も来日してTVでもプロモをしてましたね〜あの壮大な舞台が映像になるとどのような演出でどんな編集になるのか非常に興味深く待っていたのですが、やはり舞台とは違う映画ならではの作品になっていたと思います。

まずは「オペラ座の怪人」もそうでしたが、舞台とは別物として観たほうがいいですね。舞台ファンの方で、ライヴビュー的なものを期待すると当然ながらちょっと違いますし、私もいろいろと細かな感想はあるのですが、映画ファンの方からすると、これまた感じることもあると思います。

映画ならではの絵面というのかな、冒頭の囚人たちが奴隷の如く大きな船を引くシーンや、バルジャンが仮釈放されて山の上を歩くシーン、後半の将軍の葬列やバリケードのシーンなどはやはりスクリーンならではの迫力ですね。特にバリケードが作られていくシーンは上手い演出だな〜と思いました。実際に街の中に作るとすると確かにあのような感じになるかもしれませんね。現実感がありました(笑)。

そのような背景に関しては映画らしさが多分に感じられましたが、ちょっと気になったのはよくも悪くもキャストのアップが多い!これは舞台だと遠めにしか見えないので解かりにくい俳優達の顔の表情などが事細かにわかるのはいいのですが、後半になるに連れ、もう少しロングのカメラもあっていいかな〜と思いました。顔のアップばかりだと飽きるというか(笑)、例えば二人で歌うシーンなどは両人が一緒に映っているカメラがもう少しあってもいいと思うんですね。お互いに相手の言葉を聴く表情も観たいし。。。

カメラに関して言うと、ハンディカメラで撮ったシーンはかなり揺れるので目が疲れます。テナルディエ夫妻が登場するシーンは特にそれを感じました。今回インタビューなどでさんざん言われているように、キャストは実際に歌いながら撮影されているので、それぞれの動きを追うのはわかるのですが、もう少しこれもロングショットで撮ってあってもいいような気がします。

もちろんアップだからこそ、映画俳優の力量発揮というところもあり、それが舞台との違いと言われればそうなんですけどね。とにかく「スウィーニー・トッド」や「オペラ座」でも思いましたが、歌がせりふとして聴こえるのが映画として成功する要因ですね。ライヴビューではないのですから、決して声を張る事はしなくていいわけで、映画でそれをしたら不自然ですからね(笑)。まさにせりふとして歌うということが演技力に繋がるわけで、それは今回のキャストはさすがだったと思います。【Who am I】でのヒューの歌い方は舞台でのバルジャンとはかなり違いますが、とてもよかったです。舞台版のような歌い方だと大げさすぎてスクリーンで観たら違和感を感じてしまうでしょう。(笑)

舞台版は3時間くらいあると思うので、少しカットされているわけですが、舞台の場合場面転換に時間がかかるので、その辺は映画だと速いですよね。ただ、結構その転換部分が唐突に感じられるところもあったのは残念でした。でも、元の楽曲をそのまま使うので仕方ないのかな〜^^;

少し舞台版とは楽曲の順番が入れ替わったところもありますが、新しく映画のために作られたバルジャンがコゼットを連れてパリに向う馬車の中で歌う【Suddenly】はいい曲ですね。バルジャンは何度も人生をやり直すことになりますが、このシーンは新たに家族を持つことになったバルジャンがコゼットを守り育てることで自分も変わろうとする決意が伝わる歌でした。

他にも特に印象に残った曲はやはり舞台の時と同じで、ストーリー順にちょっとメモ。(笑)

まずはバルジャンが司祭ミリエリに救われその言葉から人生をあらためて歩もうと決意する【独白】。司祭役が最初のロンドン公演でのバルジャン役だったコルム・ウィルキンソンというのは嬉しいキャスティングですね。「10周年記念コンサート」にも「25周年記念コンサート」にも出ているのでファンにはお馴染みの方です。

そして予告篇でずっとバックに流れていたフォンテーヌの【夢やぶれて】。これはスーザン・ボイルのおかげでメジャーになりましたね〜しかし、アンの歌唱は圧巻で個人的には彼女にオスカーなりGG賞なり受賞してもらいたいと思いました。本当に演技派になりましたね。心からほとばしる哀しみと苦しみが痛いほど伝わり、涙がとまりませんでした。アンはいい女優になりましたね〜

舞台版だとこの作品の良し悪しを決めるくらい重要なエポニーヌは少し出番が減って残念。しかし、サマンサ・バークスは「25周年記念コンサート」でも素晴らしいエポニーヌを披露していたので安心して観ておりましたが、とにかくこのキャラはせつない!!出てきた時からずっと不憫で名曲【オン・マイ・オウン】では涙もクライマックス!(笑)その後の亡くなるシーンでの【恵みの雨】では号泣でした。^^; 今回エポニーヌ役は最初テイラー・スイフトとか発表されたり、かなり選ぶが大変だったような感じですが、この役が失敗すると作品がくすんでしまうので、やはりサマンサにしてよかったですね。映画はデビュー作になるようですが、他のベテラン俳優たちと比べても違和感なく務め上げ立派だったと思います。

「ウェストサイド物語」の【クインテット】を彷彿させる【ワン・デイ・モア】の重唱は映画だといいですよね〜別の場所でそれぞれの思いを語る歌が交錯しあう重唱はミュージカル(元々はモーツァルトのオペラなどでよく聴かれますが)ならではで、ストレートプレイではこうはいきませんね。(^^ゞ このような重唱は大好きなので聴き応え、見応えバッチリで満足でした♪

バルジャンがマリウスを救いたい思いで歌う【彼を帰して】、ジャベールの【自殺】などもベテラン勢が落ち着いた歌を聴かせてくれます。ラッセル・クロウの歌、頑張ってましたね〜元々ブロードウェイの舞台にも出たことがあるそうですが(初めて知りました^^;)ジャベールの雰囲気にはラッソーはピッタリですよね。ただ、割と歌に関しては【星よ】も含めて淡々と歌っているような印象が。まぁ、ジャベールというキャラはひたすら「法に忠実に職務を全うする」というスタンスの感情をあまり出さないキャラだと思うので、こういうジャベールもありかなと思いますが、【自殺】のシーンはもう少し苦悩が表れてもよかったかな〜^^; 

今回、個人的に一番印象深かったのはマリウス役のエディ・レッドメインでしょうか。いや〜今まで観たマリウスの中で一番よかったな〜歌もそのまま舞台でも通用しそうなくらい美声だし、やはりエディは演技力があるのでラスト近くで亡くなってしまった仲間を思って歌う【カフェ・ソング】では演出の力も手伝い、涙、涙でした。エディは凄いイケメンではないのにものすごく存在感のある役者ですよね。本当にこれからが楽しみです♪

そして学生活動家のリーダーとして散るアンジョルラス。最初誰がなるのか、またアーロン・トヴェイトに決まったときも名前を知らなかったのでどんな人なのかと思っていたら、ブロードウェイの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の主演の人だったんですね。イケメンだし、声ももちろんいいし、素敵なアンジョルラスでしたね〜彼の最期のシーン、舞台と同じでしたね。印象的なシーンなので映画にも入れてもらって嬉しかった〜!(笑)

このアンジョルラスは重要でかつ得な役どころですが、「25周年記念コンサート」でのラミンがあまりに印象が強く、その時は完全にマリウスを食ってしまっていました。でも、今回はマリウスとアンジョルラスのバランスがよくてよかったです。マリウスってどうしてもボンボンキャラになりがちなので、インパクトが弱くなっちゃうことが多いんですよね。今回の映画ではマリウスとコゼットのこともメインに出しているので、より印象強くなったように思います。

そのコゼットはアマンダ・セイフライト。久々に歌ってくれましたが綺麗なソプラノでしたね。舞台版のコゼットよりちょっと意思のはっきりとした女性のイメージでアマンダらしかったと思います。役に対する想いが伝わってきました。

テナルディエ夫妻は舞台版より大分カットされたシーンがありましたが、とにかくサシャヘレナですからあまりにピッタリすぎて(笑)楽しませてもらいました。ヘレナは相変わらずのヘアスタイルですよね〜(笑)

ガヴローシュのダニエル・ハトロストーン君も可愛くて歌も演技も上手くてよかった〜でも彼の行く末を知っているので玉を取りに行くシーンでは「行っちゃダメ〜〜」って叫びたくなりました。^^; 後のジャベールが勲章を置くシーンはいいですね。映画だけのシーンですが、ジャベールという人物の一端を表しているように思いました。

そして、ラストのバルジャンの旅立ちと共に歌われる【エピローグ】とそれに続く【民衆の歌】で感動が締めくくられるわけですが、【エピローグ】の重唱ではエポニーヌが登場しないんですね。フォンテーヌだけがバルジャンを迎えに来ます。流れ的にその方が自然だからということのようですが、確かに舞台ファンの方だともの足りなさを感じるかもしれません。私も3人の重唱は聴きたかったな〜^^; このシーンでもヒューはさすがの演技でした。波乱万丈の数十年を演じ分け、歌いきったヒューはこれまでのアクション中心の映画とは違ったジャンルとして彼の代表作になるでしょうね。

エンドロールのオケでのメドレーもいいですね〜サントラには入ってないのかな。映画ならではのエンドロール、やっぱりミュージカルはそのナンバーがメドレーで演奏されるのが醍醐味です♪


その2に続きます)

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