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とっても素敵な映画でした〜♪登場人物は言ってみれば皆いわゆる痛い人。でも、主人公たちはまっすぐだからこそ、精神のコントロールが難しく不安定なんですね。そんな彼らや周りの友達や親たちも不完全な人たちなんだけれど、前向きなパワーがあるので何だかこちらが元気をもらえてしまう。。。一風変わった人たちだけど、どこにでもいそうな人たちでもある。。。不思議な親しみを感じられるお話でもありました。

主人公の二人はとても辛い経験から心が壊れてしまい、どん底まで落ち込んでいるところから物語は始まりますが、男性のパットの方は浮気した妻の相手に暴力をふるい逮捕された上、8ヶ月の入院生活を強いられ、ようやく退院。しかし、今も妻との幸せな生活を夢見ている彼は、そのためなら何でもしてしまいそうなくらいテンションが高い時と、自分をコントロールできなくなり暴れてしまう躁鬱症状があります。

そのパットの友人ロニーの妻の妹であるティファニーは、若くして夫を亡くした後自暴自棄になり、仕事もなくして実家に戻っていますが、まだまだ心は癒えておらず、過激な言動や行動を繰り返しています。傍(はた)から見れば似たもの同士の二人ですが、相手を理解するのには一筋縄では行かず・・・

この作品が重い背景ながら全編に渡って暗くなる事はなく、クスっと笑えるコメディ仕立てになっているのがしっくりとくるのも、『家族』や『友人』という絆や愛情が描かれているからではないでしょうか。

パットの父親は自分も窮地に立たされていると言ってもいい状態にあるのですが、一生懸命にその状態から抜け出そうとするし、また幼い頃から長男に比べて対峙する事の少なかった次男のパットに負い目を感じて、息子が立ち直ることを心から願って協力しようとします。

やはりパットとティファニーは環境も似ていたということでしょうか。二人とも次男次女だし、とりあえず兄や姉は落ち着いた生活を送っている・・・だからこそより自分の人生での失敗が許せなくなっているんですね。

それでも、ダンス大会に出場するという目的を持った二人は、なんだかんだありつつも自分たちの力の出来る限りを注ぎます。このダンス大会とパットのパパの野球賭博のクライマックスシーンはうまい展開になってますよね〜それぞれの心の動きがよくわかり、感動の結末への素敵な過程として描かれていました。

とにかくオスカー主要キャスト部門全てにノミネートされているだけあって、キャストの演技は見応えがあり、魅せてくれますね。パット役のブラッドリー・クーパーは今までのチャラ男とは(笑)全く違う凄くまっすぐで純粋な男性を演じてしますが、心に傷を持つという難しい役どころなので、複雑な心理を表すのは大変だったことでしょう。でも、少しスマートになって魅力的なパットでした。

ジェニファー・ローレンスは本当に若干22歳とは思えぬ演技で、ついこの前までティーンの高校生役だったのに、昨年の「ハンガーゲーム」とも違う大人のセクシーな女性をここまで演じきるのは凄いですね。でも、アップになると、やっぱり22歳の若さも感じられてとてもキュートでした。今後がとっても楽しみな女優さんですよね!

パットのパパ役のロバート・デ・ニーロ「レッド・ライト」と一日おいてながら続けて観たのが面白かったです。(笑) 今回は父親役ということで、最近のデ・ニーロらしさも感じましたが、傷心のパットに涙ながらに自分の気持ちを告白するシーンはもらい泣きしそうになりました。さすがですね。でも「ミート・ザ・ペアレンツ」を思い出すシーンも。^^;

パットのママ役のジャッキー・ウィーヴァーはお初の女優さんでしたが、ハチャメチャな父親と息子の間にいながらも、おっとり、かつユーモラスなママで楽しませてくれますね。

そうそう、ロニーの奥さんのヴェロニカ役、どこかで観たな〜と思っていたらジェイソン・ボーンシリーズのジュリア・スタイルズでした。ちょっとジェニファー・ローレンスと顔の感じが似ていて姉妹にはよく合ってますね。(^^ゞ

デヴィッド・O・ラッセル監督「ザ・ファイター」の監督ということしか知りませんでしたが、いろいろとハリウッドではお騒がせな方だったそうですね。しかし、自分も軽い双極性障害があり、また息子さんが躁鬱症や強迫神経症などを患っていることから、この映画に賭ける思いはどれほどのものだったかと思います。息子さんへの思いに溢れる素晴らしい脚本ですよね。(パットの家に取材に来る学生を演じているのが息子さんのようです)「ハッカビーズ」もそうだと聴きましたが、あれは???でDVD鑑賞途中リタイアしたんですよね〜もう一度チャレンジしようかな。^^;

「ザ・ファイター」も本作も一度堕ちた人々が人生をやり直す作品ですが、こちらはとても明るいタッチで描かれているので観やすいし後味もよく、爽快感を得て席を立てる映画でした。あっ、一つ気になったのはパットの奥さんニッキは浮気したんですよね?暴力は悪いけれど、浮気の罪とかって問われないのかな〜?ちょっとパットがかわいそうに思ったのですが。しかもそれでも思い続けてるし。。。^^;

本国ではクリスマス映画だったのかな?ハロウィンからクリスマスまでの期間はやっぱり一年の中でも盛り上がる時期だし、クリスマスの綺麗な街をバックにした主人公達のクライマックスシーンは本当にロマンティックで素敵でした。日本でも暮に観たかったな〜(笑)

とにかく評判どおり、私も大好きな映画の一本になりました♪ちょっと風変わりなラブストーリーだけど、素敵な作品でしたね!

原題:SILVER LININGS PLAYBOOK
上映時間:122分
製作国 :アメリカ
公開情報:劇場公開(ギャガ)
初公開年月:2013/02/22
ジャンル :コメディ/ドラマ/ロマンス
映倫:G

《コピー》
少しイカれたきみが、なぜか希望の光。

監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
製作:ドナ・ジグリオッティ、ブルース・コーエン、ジョナサン・ゴードン
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、ジョージ・パーラ、ミシェル・レイモ・クーヤテ、ブラッドリー・クーパー
原作:マシュー・クイック 『世界にひとつのプレイブック』(集英社刊)
撮影:マサノブ・タカヤナギ
プロダクションデザイン:ジュディ・ベッカー
衣装デザイン:マーク・ブリッジス
編集:ジェイ・キャシディ、クリスピン・ストラザーズ
音楽:ダニー・エルフマン
音楽監修:スーザン・ジェイコブス

出演:
ブラッドリー・クーパー・・・パット
ジェニファー・ローレンス・・・ティファニー
ロバート・デ・ニーロ・・・パット・シニア
ジャッキー・ウィーヴァー・・・ドロレス
クリス・タッカー・・・ダニー


【解説とストーリー】
それぞれに最愛の人を失って心のバランスを崩したエキセントリックな男女が出会い、互いの目的のために協力し合う中で次第に希望を見出していくさまを、シリアスな状況の中にもユーモアを織り交ぜ感動的に描き出したヒューマン・ラブ・コメディ。主演は「ハングオーバー!」のブラッドリー・クーパーと「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・ローレンス、共演にロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー。アカデミー賞のノミネーション発表では、この4人が4つの演技部門すべてで候補となる快挙で話題となった。監督は「スリー・キングス」「ザ・ファイター」のデヴィッド・O・ラッセル。
妻の浮気が原因で怒りをコントロールできなくなり、精神病院入りを余儀なくされたパット。ようやく退院したものの、妻ばかりか仕事も家も失ってしまい、実家に戻って社会復帰を図ることに。心身の健康を取り戻せば、接近禁止令の出ている妻ともやり直せると思い込んでいるパットだったが、あいかわらず突然キレてはトラブルを引き起こすこともしばしば。そんなある日、友人に誘われたディナーで近所に住む若い女性ティファニーと出会う。彼女もまた、夫を事故で亡くして以来、心に問題を抱えており、パットはそんな彼女のエキセントリックな言動に振り回されるハメに。ところがティファニーはパットの妻とも知り合いで、パットがよりを戻せるよう手助けしてあげると提案。その交換条件として、ダンス・コンテストにパートナーとなって出場することを迫られるパットだったが…。(allcinemaより)

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こんにちは♪

仰る通り、重いテーマを扱ってるのに笑えてしまう脚本の上手さを感じました。
ジュニアよりシニアの方がアブナイんじゃない?って思えたけど「クス!」となってしまった。
デ・ニーロ パパが相変わらずやってくれます♪
ラッセル監督について初めて知りました。映画情報しか鑑賞後読まなかったので・・・。
それでパットの強迫観念ぶりの描写がリアルだったんですね。納得。
TBいたします♪

2013/2/26(火) 午前 11:28 風森湛

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★しずかさん、いい映画でしたね。
そそ、シニアの方が行っちゃってる感じもありましたが(笑)笑えるシーンも多く上手い脚本ですよね。
難しい背景ながら映画として重くなり過ぎずコメディタッチに仕上げたのは凄いと思いました。
TBありがとうございます♪

2013/2/27(水) 午後 7:45 choro

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前半はどうにも感情移入できない主人公二人をラストは応援したくなるという構成がうまいなあって感心しちゃいました。脇役陣の立て方もうまくて、みんな欠点があるんだけどいい人って感じをうまく表現していました。TBさせてください。

2013/3/1(金) 午後 10:26 [ einhorn2233 ]

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★einhornさん、いつの間にか我々観客も二人を応援してましたよね。(笑)
そそ、脇役も上手く使われていてキャストが皆ステキでしたね。
過激な展開もあったのに、観終わって、あ〜いい映画だったな〜と思える不思議な作品でした。
TBありがとうございます。

2013/3/6(水) 午後 6:18 choro

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パットがいろんな意味で自分とダブって見えて凄く感情移入できました。
暗い過去を持ちながらも前向きに生きようとする姿ははどんな人でも素敵ですよね。
TBお願いします!

2013/5/30(木) 午前 7:10 かず

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★かずさん、これはいい映画でしたよね。
人はやはり失敗をしても前向きに生きていければやり直せるような気がします。
TBありがとうございました。

2013/6/2(日) 午前 11:13 choro

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