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『好敵手』とはこのようなライバル関係なのでしょうね。
私はこの後のプロスト(フェラーリ)×セナ(マクラーレン)が活躍していた頃のF1をずっと観ていた世代ですが、右耳を失ったラウダの現役時代晩年の走りは覚えています。雨の富士スピードウェイのことも何となくニュースで知ってはいましたが、レースは観ていなかったな〜まさか、こんなドラマがあったなんて・・・

ラウダの事故の事は有名だったので、自分がF1を観始めた頃にその話しは聴いていましたが、こうして伝記物語を観ると、本当に奇跡的な生還だったんですね。セナは帰らぬ人になりましたから、ラウダが生還したばかりか、たった1ヶ月半くらいでレースに復帰というのは信じられません。本当に凄い体力と精神力の持ち主ですね。

しかし、この二人の当時の話を知らなくても、映画としてとても素晴らしかったと思います。レースシーンの迫力はもちろんのこと、ヒューマンドラマとしても飽きさせない展開と感動があり、描き方、撮り方もさすがにロン・ハワードだなぁと思わさせられました。

出身国も違うしまるっきり正反対の性格、生き方の二人ですから、ぶつかるのは当然なのですが、二人の共通点は天才的なドライバーということと、諦めない精神力でしょうか。

F3時代からF1でのワールドチャンピオンを競うまでずっとライバルだった二人は、レースに対する考え方だけでなく、私生活でも正反対の考えの持ち主でした。'76 8月のドイツグランプリでの大事故の影にこんな背景があったというのも驚きましたし、またその年のワールドチャンピオンを賭けてのジャパングランプリでの逸話もドラマティックですね。

どちらのレースも彼らは自分で決意して得た結果であり、二人の勝負師と言うかアスリートとしての魂を感じました。

それにしても、ニキ・ラウダって本当に凄い!あの大事故から42日後にF1レースに出場するなんて考えられません。それでも、しっかりと完走してしまう力は天性のものだけではないですよね?折りしも今はソチ五輪の最中ですが、最後は精神力だけの勝負なのかもしれません。

実話なので、結末や彼らの行く末はわかっているものの、優れたレーサーだった両者の姿がとても魅力的に描かれていて楽しめました。2010年の「アイルトン・セナ〜音速の彼方へ〜」はドキュメンタリーでしたから、事実をそのまま伝える映画になっていましたが、本作は実話ながら、盛り上げ方などエンタメ性にも富んでいて、当時のことを知らない人もF1を知らない人も楽しめる作品になっていたと思います。

主演の二人がいいですね〜この日は続けて「マイティー・ソー ダークワールド」も観たので、偶然ながらクリス・ヘムズワース祭りになりましたが(笑)、ヘムズワースのジェームス・ハントは本当に今で言うチャラ男で、ちょっと堅い感じのソーとは全く違うキャラクター。しかし、ハントという人は緊張すると必ず嘔吐してしまうほど精神的に繊細な面も持っていて、表面的にチャラチャラしている人ほど、実は寂しがり屋で臆病なのかもしれないなと思います。彼は緊張を忘れるためにレース直前でもやりたい放題だったそうですが、45歳という若さで亡くなってしまったのは、生き急いだとしか思えませんね。でも、怪我から復帰したラウダに酷い質問を浴びせた記者を何も言わずに殴ってしまうシーンは、ハントの見えない一面を表す記憶に残るシーンでした。ヘムズワース、よかったですよ〜♪

ラウダ役のダニエル・ブリュールもピッタリでした。頭がよく、レースも女性に対してもハントとは真逆のように真面目なラウダですが、一見大人しそうに見える彼にも実はハントと同じように熱い情熱を燃やす心があり、そんなラウダを見事に表現していたと思います。しかしあの可愛い少年だったブリュールも大人になりましたね〜(笑)

二人のパートナー役のオリヴィア・ワイルドアレクサンドラ・マリア・ララも綺麗でよかったです。

レースシーンのカメラワークがよかったですね。以前、実際のF1のTV放映で運転席に備え付けられたカメラでそのギアチェンジの様子などを見ていて、あまりの細かな操作に驚いたものですが、やっぱりF1ドライバーって半端ないな〜と思います。当然ですが。。。(笑)

この映画は期待以上に楽しめて満足でした。お薦めできる作品ですが、もし観るなら是非劇場で!



原題:RUSH
上映時間:124分
製作国:アメリカ
公開情報:劇場公開(ギャガ)
初公開年月:2014/02/07
ジャンル:ドラマ/アクション
映倫:PG12

《コピー》
お前がいたから、強くなれた。

監督:ロン・ハワード
脚本:ピーター・モーガン
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
音楽:ハンス・ジマー

出演:
クリス・ヘムズワース・・・ジェームズ・ハント
ダニエル・ブリュール・・・ニキ・ラウダ
オリヴィア・ワイルド・・・スージー・ミラー
アレクサンドラ・マリア・ララ ・・・マルレーヌ
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ・・・クレイ・レガッツォーニ
クリスチャン・マッケイ・・・ヘスケス卿
デヴィッド・コールダー
ナタリー・ドーマー
スティーヴン・マンガン
アリスター・ペトリ
ジュリアン・リンド=タット
コリン・スティントン

【解説とストーリー】
 「ビューティフル・マインド」「ダ・ヴィンチ・コード」の名匠ロン・ハワード監督が、F1の世界で宿命のライバルとして激しく競い合った対照的な2人の伝説的レーサー、ジェームズ・ハントとニキ・ラウダのドラマティックにして感動的な死闘の軌跡を映画化した伝記ドラマ。主演は「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースと「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュール、共演にオリヴィア・ワイルド、アレクサンドラ・マリア・ララ。
 ジェームズ・ハントとニキ・ラウダは、F3時代からの宿命のライバルながら、その性格とレーススタイルはまるで対照的。ワイルドで天才肌のハントは、プライベートでも酒と女を愛する享楽主義のプレイボーイ。対するラウダはマシンの設定からレース運びまで全てを緻密に計算して走る頭脳派で、闘志を内に秘めてストイックに生きる優等生レーサー。1976年、そんな2人はF1の年間チャンピオンを巡って熾烈なデッドヒートを繰り広げる。2連覇を目指すラウダはシーズン序盤から着実に勝利を重ね、ライバルのハントを大きく引き離し、チャンピオン争いを優位に進めていた。そんな中、2人の運命を大きく変える第10戦ドイツGPが幕を開けようとしていた…。(allcinemaより)

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私もこの映画を見た次の日に「マイティー・ソー」観ました^^v
なにげに私もヘムズワース祭りでした。
いや、良かったですよね〜臨場感あふれるカメラワークでした!
2人の物語もよくできていて見入ってしまいました。。
F1には詳しくなくも、ラウダの事故後復帰は鮮烈に覚えていまして・・・
主役の2人、実物と遜色なくて・・・監督の手腕もですが、おすすめできる映画ですね。

ざっくり感想ですが・・・TBお願いいたします<(_ _)>

2014/2/14(金) 午後 7:05 ふぇい

こんにちは♪

リアル・タイムで記憶がお有りなら感慨深いものが
有ったのではないでしょうか。
試写会で一緒に観賞した友人がセナのファンでFIに詳しく、
観終わっていろいろ解説してくれましたが、私は全くの無知(笑)。
それでも楽しめましたし感動しました。
実話なのにドラマティックな正反対の二人、画に成りますね!
TBさせてください♪

2014/2/15(土) 午後 4:10 風森湛

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私はF1のことをまったく知らなかったので、映画を観ながらスピード復帰に驚きました!
主演の2人とも良かったですね。
ダニエルはこの役でゴールデングローブの候補にもなってましたよね。
TBさせてくださいね。

2014/2/16(日) 午前 10:48 木蓮

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★ふぇいさん、同じラインナップだったんですね。(笑)
ヘムズワースもいいですよね〜この役もピッタリでした。
しかし、あの大事故から45日で復帰とは驚くばかりです。
体力もですが、凄い精神力ですよね。
TBありがとうございました。

2014/2/17(月) 午後 8:09 choro

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★しずかさん、そうですね〜多少なりとも覚えている人の伝記だと嬉しくなりますね。(笑)
日本でF1ブームが来るのはお友達や私のようにセナの時代だと思いますが、ホンダが参戦すると人気が上がるような・・当然か。
物語としても面白かったですね。
TBありがとうございました。

2014/2/17(月) 午後 8:14 choro

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★もくれんさん、これはF1を知らなくても楽しめる内容でしたね〜
キャストもよかったし、映画としてよく纏まってましたよね。
TBありがとうございました。

2014/2/17(月) 午後 8:15 choro

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映画館で観ることができてよかったです。スリリングなレースと二人の人間模様、十分楽しめました。ニキ・ラウダが事故をして復活した微かな記憶はあったのですが、自分もこんなドラマがあったとは。ロン・ハワード監督さすがです。TBさせてくださいね。

2014/4/2(水) 午後 9:43 シーラカンス

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★シーラカンスさん、レースシーンはやはり大画面向きですよね。
ドラマとしても見ごたえがあり楽しめました。
監督の力も大きいですね。
TBありがとうございました。

2014/4/3(木) 午後 11:00 choro

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F1を知らなくても楽しめる内容でしたね!
タイプの違う二人の熱きバトルはお互いをリスペクトしているのもあってとても美しい関係でした。
TBお願いします!

2014/5/9(金) 午前 7:14 かず

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★かずさん、とても素敵なドラマで、F1ファンでなくとも楽しめる作品になってましたね。いい映画でした。(^^)
TBありがとうございました。

2014/5/23(金) 午後 1:44 choro

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