choroねえさんの「シネマ・ノート」

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公開されてすぐに観たのですが、すっかり感想が遅くなってしまいました。(^^;

これはディズニーとメリー・ポピンズが好きな者には堪らない映画ですね〜(笑)
私が初めて映画の「メリー・ポピンズ」(記事はまだ書いてませんでした(^^;)を観たのは'76のリバイバル公開時でしたが(画像オレンジのパンフ)、それより前の小学生の頃に岩波少年文庫の原作を読み、大好きな作品になりました。なんといっても夢のあるストーリーはわくわくさせますね。冒頭で語られる「東の風」からワクワクしてしまいました。(^^)

しかし、映画製作の裏にこんな物語があったとは知らなかったので驚きました。もちろん原作者のパメラ・リンドン・トラヴァースのことも、名前しか知らなかったし、ご自分の生い立ちが物語に多くの影響を与えていたとは・・・・

映画を観ていた方が楽しめるのは事実だと思いますが、原作や映画を知らずに観ても、映画製作者と原作者の交流の物語としてまとまった感動作になっていたと思います。パメラがなぜ頑なに映画化を拒んだのか、また承知した後も、細部にわたりこだわり続けた理由などが、謎解きされていくのも興味深く見れますよね。

先にも書いた「東の風」から始まる原作ですが、ポピンズは東の風が吹くとやってきて、西の風が吹くと去ってしまうというエピソードが、パメラの父との思い出にも繋がっていて、感慨深いものがありました。風見鶏の向きがくるりと変わるところが、映画本編と共に印象的です。

イギリス夫人然とした堅いパメラと、アメリカそのもののようなウォルトですが、素晴らしいファンタジーを生み出す天才という点では、とても共通点があり、似た者同士だったのではないでしょうか。

パメラが、自分の家族(とりわけ父親)への思いを存分に入れた作品をアメリカ的に商業化されることを最初は拒むのは無理もありません。しかし、ウォルトも自分の娘との約束を果たすため、世界の子どもたちにこの素晴らしい作品を届けるために、20年も諦めずにパメラにアプローチしていたというのも凄い思い入れで、彼女が心を開いたのも納得ですね。

私も原作をしばらく読んでいないので、細かなところは忘れていますが、確かにこれがミュージカルになるというのはなかなか想像できないことです。そこはやはりウォルトの創造性のすばらしさだと思いますが、結局映画は、厳格な父親のいる、ちょっと難しい家庭をポピンズが再生していくような話になっていることで、パメラとしては自分の父親への思いをウォルトが受け止めたと感じたのでしょうね。

本作の中にも当然ながら映画「メリーポピンズ」をリスペクトしたようなシーンが多々あるのは楽しいですね。エリーおばさんの格好やカバンはポピンズそのものだし、パメラが実際に体験したことと、空想が混じり合ったような展開は楽しませてくれますね。

製作過程でのシャーマン兄弟とのやりとりや音楽は嬉しいシーンですよね!あんな風に作られたとは想像もしていませんでした。(笑)大変だったんですね〜

キャストはパメラ役のエマ・トンプソンもウォルト役のトム・ハンクスもさすがの演技で、二人とも本人たちには似ていないのに、その精神はしっかりと伝わってきました。パメラの頑なさは憎たらしいほどだけど、だからこそ、その謎が解けたときの感動も大きいんですよね。

パメラの父親を演じたコリン・ファレルがいいですね〜父親役をするようになったんだな〜と思いましたが、ちょっと迷いがあり、お酒に逃げてしまう弱い面を持ちながら、子どもたちには優しくいい父親でありたいと願うトラヴァース(お父さんの名前だったんですね)を好演していたと思います。お母さん役のルース・ウィルソンも素敵でしたね。

脇で印象に残ったのは、運転手ラルフ役のポール・ジアマッティ「それでも夜は明ける」の奴隷商人とは打って変わっていい人で(笑)、パメラが彼の障害のある子どもに対して、障害を持つ著名な人物たちを紹介するところは温かないいシーンでした。

プレミアのシーンは私もパメラと一緒に泣いてしまいましたが、「凧をあげよう」はいいですよね〜エンドロールもとても凝った作りで最後まで楽しませてくれます。

個人的にはかなりポイントの高い作品になりましたが、意外と上映館が少な目なのが残念。「アナ〜」もいいけれど、こちらはディズニーだからと敬遠している人にもお薦めしたい作品です♪

原題:SAVING MR. BANKS
上映時間:126分
製作国:アメリカ
公開情報:劇場公開(ディズニー)
初公開年月 2014/03/21
ジャンル:ドラマ/伝記
映倫:G

≪コピー≫
夢と魔法だけでは
作れない映画がある――。

監督:ジョン・リー・ハンコック
脚本:ケリー・マーセル、スー・スミス
撮影:ジョン・シュワルツマン
プロダクションデザイン:マイケル・コレンブリス
衣装デザイン:ダニエル・オーランディ
編集:マーク・リヴォルシー
音楽:トーマス・ニューマン
音楽監修:マット・サリヴァン

出演:
エマ・トンプソン・・・P.L.トラヴァース
トム・ハンクス・・・ウォルト・ディズニー
ポール・ジアマッティ・・・ラルフ
ジェイソン・シュワルツマン・・・リチャード・シャーマン
ブラッドリー・ウィットフォード・・・ドン・ダグラディ
ルース・ウィルソン・・・マーガレット・ゴフ
B・J・ノヴァク・・・ロバート・シャーマン
メラニー・パクソン・・・ドリー
アニー・ローズ・バックリー・・・ギンティ
コリン・ファレル・・・トラヴァース・ゴフ
キャシー・ベイカー
アンディ・マクフィー
レイチェル・グリフィス
ロナン・ヴィバート
デミトリアス・グロッセ
デンドリー・テイラー

【解説とストーリー】
ウォルト・ディズニー製作の名作ミュージカル・ファンタジー「メリー・ポピンズ」の誕生秘話をトム・ハンクスとエマ・トンプソンの主演で映画化した感動ドラマ。世界的ベストセラー・ファンタジー『メリー・ポピンズ』の映画化に情熱を燃やすウォルト・ディズニーが、頑固な原作者P・L・トラヴァースから許諾を得るまでの悪戦苦闘の道のりを、原作に秘められた彼女の幼少期の物語を織り交ぜ描き出す。監督は「オールド・ルーキー」「しあわせの隠れ場所」のジョン・リー・ハンコック。
1961年、ロサンジェルス。ハリウッドを代表する大物映画プロデューサー、ウォルト・ディズニーには、娘との約束でもある20年来の悲願があった。それは、彼女の愛読書『メリー・ポピンズ』を映画化するというもの。しかしウォルトの再三の懇願にもかかわらず、いまだ原作者のP・L・トラヴァースから許可を得られずにいた。そんな中、ようやく映画化についての話し合いが実現することになり、トラヴァースがロンドンからやって来る。さっそく最大限のもてなしで彼女を迎えようとするウォルトだったが、お堅い英国淑女トラヴァースの心を掴むことに苦心する。おまけに、アニメもミュージカルも拒否された上、内容にもことごとく難癖をつけられるなど、頑なな彼女にすっかり手を焼き、一向に了解を取り付けられないウォルトだったが…。(allcinemaより)

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『メリー・ポピンズ』を見ていなかったので、予習してから観ました!原作は読んでないんですけどね。
泣けると聞いていたのですが、そのとおりで、かなり前半から(´Д⊂ヽ
予習のおかげか2ペンスの歌が掛かったあたりで既に(´Д⊂ヽ
予想以上に良い話で感動しました!みんな上手いですよね。
TBさせてくださいね。

2014/4/9(水) 午後 9:33 木蓮 返信する

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実はメリー・ポピンズを観た事がないんです!やっぱりメリー・ポピンズを観てからの方がより楽しめそうですね!どこかのチャンネルで放送していたのを録画しておけばよかったです〜泣。

2014/4/10(木) 午前 0:46 あくびまま 返信する

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★もくれんさん、できればメリーポピンズを観てからの方がより楽しめますよね。
いい映画でしたね〜2ペンスの歌は泣けますよね。
誰もが感動できる良作でした。
TBありがとうございます。

2014/4/14(月) 午後 10:14 choro 返信する

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★あくびままさんがポピンズを未見でらっしゃるのは意外でした。(笑)
楽しい作品ですよ〜ぜひご覧になってみてくださいね!

2014/4/14(月) 午後 10:15 choro 返信する

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私も娘も、本はシリーズ全て読破、VIDEOは擦り切れ、DVDを買ったほどなので、この映画は、涙ものの感動の渦でした〜〜^^v
でも、パメラがオーストラリア出身だとは、知りませんでした。。。

2014/4/22(火) 午後 8:18 紫桜 返信する

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★紫桜さん、お〜〜シリーズ全部読破されているんですね。私は最後の方のは読んでなくて・・・(^^;
映画は何度も観ていますが楽しいですよね。そして涙の感動!本当に素敵な作品です。
パメラに関しては何も知らなかったので驚きでした。
こういうバックステージものは楽しいですね。

2014/4/23(水) 午後 9:07 choro 返信する

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メリーポピンズを知らなかったんですが、その名作ができるまでの経緯として単純に楽しむことができました。
ハリウッドってホント映画化するのが大変な道のりですよね。
TBお願いします!

2014/7/3(木) 午前 6:54 かず 返信する

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★かずさん、やはりウォルトさんは凄い人ですよね。
確かにハリウッドで映画化というのは大変なことなんだと思います。
しかし、いろいろな意味で感動作になっていてよかったですね。
TBありがとうございました。

2014/7/28(月) 午後 10:25 choro 返信する

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