choroねえさんの「シネマ・ノート」

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作品賞こそ逃しているものの、オリジナル楽曲賞など3部門のトニー賞に輝くこの作品ですが、日本で上演された時も観れず、サントラ版のみ先に聴いただけで、予告編以外は前知識なしでの鑑賞となりました。しかし、思ったより奥の深い作品なんですね〜

おとぎ話を元に、ハッピーエンドのその後も描かれたミュージカル、ということで同じディズニーのTVドラマの「ワンス・アポン・ア・タイム」を思い出しましたが、当然のごとく全く違うコンセプトで、まぁよくそれぞれのおとぎ話を上手くリスペクトしながら一つのお話になったものだと感心しました。(笑)

おとぎ話を元にしているけれど、これは大人のための作品ですよね。赤ずきんやジャック(豆の木の)たち子どもは当然ですが、大人のシンデレラもラプンツェルも、家庭のあるパン屋夫妻も、それぞれの成長を描き、必ずしも人生はハッピーなことばかりではないことも盛り込んでのちょっと複雑なストーリー展開は見応えがありました。やはり現代を物語っていると言っていいのでしょうね。

人は誰もが「願い」や「欲」を持ち、それを叶えるために努力したり時には悪さをしたりするわけですが、赤ずきんたちが言う「学ぶことができてよかった」というようなせりふが耳に残ります。そして、パン屋の主人も含めて、登場人物は間違えを正すと同時に、誰かに依存していた生活から独り立ちしていく物語とも受け取れました。確かにおとぎ話の主人公たちは、そのハッピーエンドは「王子様に守られて生きて行く」とか、頼れる人をみつけるという感じですが、現代では、同じ方向を向いて共に生きるとか言うラストが多いような。。(笑)

先の見えない展開も面白かったけれど、やはりソンドハイムの音楽がいいですね〜「スウィーニー〜」などと似たフレーズもありますが、個人的には独特の和声が心地よく、一筋縄ではいかない難解なフレーズをよくぞスターたちは歌いこなしているな〜と感心しました。この方の曲は本当に伴奏(オケ)と合わせるのがメチャ難しいと思うんですよね。舞台のミュージカル俳優でも大変だと言いますから。

キャストは皆合っていたし、素晴らしかったと思います。
メリル「マンマ・ミーア」とは全く違うキャラクター&歌で魅せてくれますね。この魔女、今のハリウッドだとやはりメリル以外にはいないのではと思えるほどピッタリで、上手かった〜〜!

オスカーの授賞式でも歌を披露していたシンデレラ役のアナ・ケンドリックも綺麗な高音が素晴らしかったけれど、驚いたのはパン屋の奥さん役のエミリー・ブラントでしょうか。「プラダを着た悪魔」(ここでもメリルと共演でしたね)以来、次々と話題作に出て、今や主演も張る女優に成長しましたが、トムクルの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の時とは当然ながら別人ですね。とっても綺麗だし何より歌も素晴らしく、気の強いパン屋のおかみさんにはベストキャストでしたね〜益々彼女のファンになりました。(^^)

男性陣では、パン屋のジェームズ・コーデンもいい味出してましたね。ちょっぴり気の弱い優しい主人の成長が一番の要だったかな。現代にもよくいるだんなさんのタイプですね。(^^;) 

チャーミング王子役のクリス・パインは濃いけれど、やっぱりここでもカーク船長と被るキャラで(笑)残念でしたね〜(;´∀`) ラプンツェルはわき役でしたが、原作を上手く絡めてありました。

子役の二人はさすがにブロードウェイに出ていただけあって上手いですね。ちょっと生意気な赤ずきん役のリラ・クロフォードも、思わぬところから危険に巻き込まれるジャック役のダニエル・ハットルストーンも安心して観ていられます。ダニエル君、「レ・ミゼ」の時より少し大きくなって、そろそろ声変わりでしょうから、これでボーイソプラノは最後かな。この二人のキャラクターは子どもだからこそのメッセージが込められていて面白かったです。

狼役のジョニーは彼らしかったですね〜とても楽しんで演じ、歌っているのが伝わりました。サントラを聴いた時点で出番は少ないとわかりましたが、本当に少なくてちょっと残念。(笑)

シンデレラの継母役のクリスティーン・バランスキー「シカゴ」や「マンマ・ミーア」でお馴染みですが、こちらも二人の娘共々ピッタリでした。グリム版のブラックなストーリー展開も「ディズニーなのによくこの脚本になったな〜」と驚きましたが。(^^; 来月公開のアニメ版に近い「シンデレラ」も楽しみです。何といってもケイト・ブランシェットの継母ですものね〜(^^)

セットや衣装も素晴らしいですね〜全体にダークなトーンでそろえてあり、いわゆるディズニーランドのプリンセスの衣装とは全くイメージが違いますが、映画ならではの贅沢な美術は見応えがありました。

全編ほとんど歌で綴るミュージカルで、しかも難解なソンドハイムとなると、観る人を選ぶ作品かもしれませんが、個人的にはソンドハイムの音楽は大好きなので楽しめました。字幕のおかげでようやくサントラを聴いてもどういう場面で誰が歌っているのかわかるようになりよかったわ〜(笑)


【追記】この感想を書いたあとでYAHOOのコメントを見てびっくり。評価低いんですね〜
やはり好みが分かれる作品みたいですね。(^^; どうしてもミュージカルの映像化は賛否があるのは仕方ないですね。


原題:INTO THE WOODS
上映時間:125分
製作国:アメリカ
公開情報:劇場公開(ディズニー)
初公開年月:2015/03/14
ジャンル:ミュージカル/ファンタジー
映倫:G

≪コピー≫
“おとぎ話の主人公たち”のその後…

監督:ロブ・マーシャル
原作:スティーヴン・ソンドハイム (ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』)
    ジェームズ・ラパイン (ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』)
脚本:ジェームズ・ラパイン
撮影:ディオン・ビーブ
衣装デザイン:コリーン・アトウッド
編集:ワイアット・スミス
作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム
音楽プロデューサー:マイク・ハイアム
音楽監修:ポール・ジェミニャーニ、マイク・ハイアム

出演:
メリル・ストリープ・・・魔女
ジョニー・デップ・・・オオカミ
エミリー・ブラント・・・パン屋の妻
ジェームズ・コーデン・・・パン屋の主人
アナ・ケンドリック ・・・シンデレラ
クリス・パイン・・・シンデレラの王子
トレイシー・ウルマン・・・ジャックの母親
クリスティーン・バランスキー・・・シンデレラの継母
リラ・クロフォード・・・赤ずきん
ダニエル・ハットルストーン ・・・ジャック
マッケンジー・マウジー・・・ラプンツェル
ビリー・マグヌッセン・・・ラプンツェルの王子
ルーシー・パンチ・・・ルシンダ
タミー・ブランチャード・・・フロリンダ

【解説とストーリー】
 シンデレラや赤ずきんなど童話の人気キャラクターたちが多数登場し、ハッピーエンドのその後の物語を描いて大ヒットした同名ブロードウェイ・ミュージカルを、ディズニーがメリル・ストリープ、エミリー・ブラント、アナ・ケンドリック、ジョニー・デップはじめ豪華スターの共演で実写映画化したミュージカル大作。監督は「シカゴ」「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉」のロブ・マーシャル。
 長年連れ添いながらも、子どもがいないことで危機を迎えていたパン屋の夫婦。ある日、子どもが授からない原因が魔女の呪いにあると知る。魔女は夫婦に、呪いを解きたければ、森の中から“ミルクのように真っ白な牛”(ジャックと豆の木)、“血のように赤いずきん”(赤ずきん)、“トウモロコシのように黄色い髪”(ラプンツェル)、“金色に輝く靴”(シンデレラ)を持ち帰れと告げる。夫婦は子どもを授かりたいという願いを叶えたい一心で、森の奥深くへと足を踏み入れていくが…。(allcinemaより)

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微妙と思ってしまいました。
王子二人が歌うとこは笑っちゃったし(;´д`)
みんな歌も旨いし話も面白かったけどミュージカルが苦手だったのを再認識してしまいました。(アニーは大丈夫だったのに)

2015/3/17(火) 午後 5:58 あく(ノ゜゜)ノびっくり!! 返信する

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予告編を観ても、どういう映画なのかよくわからなくて、気になっていたのですが、全編ほとんど歌の「レ・ミゼラブル」みたいな映画のようですね。アナ・ケンドリックが歌うところは観たいと思うものの、観る人を選ぶ映画だと、「レ・ミゼ」がダメだった私には敷居が高いかも。

2015/3/18(水) 午後 9:18 [ einhorn2233 ] 返信する

ミュージカル映画はレミゼが良かったのでこの作品も少し期待しているのですが、確かに皆さん評価低いですね。私はどっちだろ(^^;;

2015/3/19(木) 午後 11:06 dance 返信する

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★あくびさん、やはり、これは好みが分かれますよね〜
そそ、あの二人の王子のシーンは可笑しかったけれど、何気に楽しめました。(笑)
ミュージカルの中でも本作やレミゼのように全編歌(せりふのところも)のものは、見慣れてないと違和感があって当然かもしれません。(^^;

2015/3/21(土) 午後 5:48 choro 返信する

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★einhornさん、個人的には楽しめましたが、世間の評判はいまひとつのようですよ〜(笑)
「レ・ミゼ」が苦手な方だとちょっとつらいかも。(;´∀`)

2015/3/21(土) 午後 5:49 choro 返信する

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★danceさん、あまり期待度を上げずに観ればよいかも(笑)。
ストーリーも想像とは違う感じだと思うので、ご覧になるなら期待せずにどうぞ!(^^;

2015/3/21(土) 午後 5:50 choro 返信する

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ブラックなストーリーを隠した予告だったので、いつものハッピーエンディングを期待して観た方が多かったみたいですね。
私はそうではないことは聞いていたのですが、それほどミュージカル好きではないと、厳しいものがありました。
みなさんの歌唱力は素晴らしかったのですけどね(・・A;)あせあせ
もう一つの記事ですけど、TBさせてくださいね。

2015/3/26(木) 午後 10:47 木蓮 返信する

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★木蓮さん、そそ、予告だと子どもも一緒に観れるおとぎ話っぽい感じでしたよね。意外とブラックで子ども向けではないですね。
まぁ「スウィーニートッド」と同じ作曲家なので、ありきたりではないですよね〜
これはミュージカル好きでないと確かに厳しいかもです。(^^;
TBありがとうございました。

2015/4/5(日) 午後 8:04 choro 返信する

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メリル・ストリープは上手かったですね♪
あんなに歌えるとは、思ってもいませんでした!
その他のキャストも、皆さん芸達者で(^_-)-☆
ただあのエンディングで本当に良かったのかな?

2018/2/3(土) 午後 3:19 やっくん 返信する

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★やっくんさん、これは普通のおとぎ話とは違いラストがあんななので、賛否もありましたね。
まぁ一般受けはしないような気がしますが、音楽は満足でした。(笑)
TBありがとうございます。

2018/2/3(土) 午後 8:43 choro 返信する

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