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7月に「王様と私」と続けて観てきたミュージカルです♪
今年のお正月過ぎに宝塚月組公演で観たばかりで、まさか半年もしないうちに来日キャストによる公演があるとは驚きましたが、今回はバーンステインの直弟子である佐渡裕が指揮をするということで、有無を言わさず(笑)チケットをゲットしました。

しかし、場所が上野の東京文化会館とはびっくり!まさかクラシックの殿堂でブロードウェイ・ミュージカルを観るとは驚きです(笑)。例の如く天井桟敷席でしたが、文化会館の5階席で観るのは、昔イタリアオペラでフレーニやドミンゴを観て以来かも。ここは本当に音響がよく、自分もアマチュア合唱で舞台に立ったことがありますが、すごく歌いやすかった記憶があります。このところご無沙汰でしたが、小ホールはたまに行くものの、大ホールの方は10年前に観た二期会の「椿姫」以来かもしれません。(^^; 最近はわざわざ上野まで行かなくてもたくさん都内にホールができましたものね。

さて、佐渡さんも生で観る(聴く)のはお初だったのですが、今回は兵庫県立芸術文化センターが毎年行っているオペラプロジェクトの一環だそうで、普段観るミュージカルと違い、フルオーケストラで、オケボックスも普通の倍くらいの広さがとってあり(5階から見下ろすのでよく見えました(笑))さすがに迫力とクオリティが違いました!もちろんミュージカルなのでキャストはマイクを使いますが、ほとんどがオペラ歌手の人なので声は抜群だし、ダンスの部分はバレエの人が受け持っているので、それはそれは見応えがあり、こんな贅沢な「オン・ザ・タウン」が観れるとは感激でした。(笑)

コンサート形式でやるのかと勘違いしていたのですが、ちゃんとセットもあるグランドミュージカルになっていて、この演目はフルオケでこのような形で上演されるのは今年のヅカ以外では初めてだそうで、何と言ってもバーンスタインの曲を佐渡さんの指揮で聴けるのは嬉しいですよね。さすがに細部にわたるまで行き届いたオーケストラは、それを聴くだけでも十分価値のある演奏でした。

もちろんストーリー運びはヅカと同じですが、演出は違うし、ヅカでは映画と同じようにそれぞれが歌って踊ってと活躍しますが、今回は歌担当とダンス担当を分けてある分、それぞれの技量が素晴らしくて見入ってしまいました。これもありだなぁと・・・(笑)

ストーリーの感想は映画やヅカ版と変わりませんが、やはりキャストが素晴らしいですね。オペラ畑の方が多いとは言っても、それほど張り上げるわけではなく、マイクにうまく乗せた歌い方だったし、皆さん美声なので当たり前ですがストレスなく聴くことができます。(笑)中でも印象に残ったのはマダム・デイリーを演じられたヒラリー・サマーズさん、コントラアルトとありましたが、身体も大きく、最初男性がカウンターテナーで出しているのかと思うほどのお声で、日本人にはなかなかいないアルトだなと思いました。なるほど、この役はアルトパートなんですね。納得です。(笑)

2幕のコニーアイランドの夢のシーンはゲイビーとアイヴィもダンスの方に替わってパ・ド・ドゥが踊られますが、やはり「パリのアメリカ人」と似てますね。となると、この演目も劇団四季あたりが上演したら面白いかもと思いました。

1年のうちにヅカと外部と2回もこのクラシカルなミュージカルを観れるというのも珍しいことですが、続けて観れたのは返って面白かったです。ちょうど大阪では全く同じ時期に月組が再演してましたが、偶然なのでしょうか?

全く宝塚と海外キャスト版では雰囲気も違いますが、同じ曲を使っての同じ演目でもこれだけ変わるというのは面白いですね。

最近はまたクラシカルなミュージカルのリバイバルも多く、ブロードウェイでは新演出になったり、いろいろな試みがされています。日本でもいろいろな形で上演があると楽しめるのでどんどんチャレンジしていってもらいたいですね!


指揮:佐渡 裕(兵庫県立芸術文化センター芸術監督)
演出/装置・衣裳デザイン:アントニー・マクドナルド
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

【キャスト】
チャールズ・ライス・・・ゲイビー
アレックス・オッターバーン・・・チップ
ダン・シェルヴィ・・・オジー
ケイティ・ディーコン・・・アイヴィ
ジェシカ・ウォーカー・・・ヒルディ
イーファ・ミスケリー・・・クレア
スティーヴン・リチャードソン・・・ワークマン1/ピトキン判事
ヒラリー・サマーズ・・・マダム・ディリー
アンナ・デニス・・・ルーシー・シュミーラー
フランソワ・テストリー・・・ダイアナ・ドリーム/ドロレス・ドロレス/老女
合唱・・・ひょうごプロデュースオペラ合唱団

【解説】
レナード・バーンスタイン(1918年-1990年)が、代表作のミュージカル
「ウェスト・サイド・ストーリー」よりも10年以上前、世に才能を示すきっかけとなった作品のひとつが「オン・ザ・タウン」(1944年初演)です。
ジャズの要素を取り入れたダンサブルな音楽、キャッチーなメロディに、
ジェローム・ロビンズの振付が人気を得て大ヒット!さらに1949年にジーン・ケリー、フランク・シナトラの出演で映画化(邦題「踊る大紐育」)され、傑作ミュージカルとしての地位を不動のものとしました。
原語歌唱、フルオーケストラによる本格的な舞台上演は、日本国内ではこれまでにありません!
本作品の“決定版”とも言うべき「オン・ザ・タウン」の誕生を、ご期待ください。

【ストーリー】
1940年代、ニューヨーク、午前6時。ブルックリンに停泊する軍船から、24時間の休暇を許された水兵ゲイビー、チップ、オジーの3人が初めて訪れた憧れの大都会ニューヨークの街へ繰り出す。
ゲイビーは地下鉄で見かけたポスターに載るアイヴィに一目ぼれ。3人はアイヴィを探すべく、各々に街を散策する。
チップはタクシー運転手のヒルディに出会う。一方、自然史博物館で人類学者のクレアに出会ったオジー。
彼らはひとときのアヴァンチュールを楽しむ。そのころゲイビーはカーネギー・ホールのスタジオでアイヴィを見つけ、夜に会う約束をとりつけるが・・・

公式サイトより 

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