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いよいよ明日はアカデミー賞授賞式ですが、主演男優賞の本命とされているマシュー・マコノヒーの本作は是非とも授賞式前に観たかったので、上映館の少ない中、何とか間に合わせました。^^;

う〜ん、やっぱりこれを観てしまうと、レオ様は今回も無理かも〜っと思ってしまったのですが、とにかくマコノヒーレトーの演技はものすごいインパクトです。

80年代のエイズ患者の話と言うと、私がすぐに思い出すのはミュージカルの「レント」ですが、確かにこの時代は深刻な問題になっていましたね。しかし、20年経った今このテーマで映画化されても、「人が自分の余命がわずかと知った時にどのような行動をとったり考えたりするか」というテーマはエイズに限らずいつの世もあることなので、作品としても心に響くものがありました。

主人公のロンはいきなり「あなたはエイズを患っていて余命30日」と医者から宣告されてしまいます。誰でもこんな状況だったら信じられないだろうし、どうしてよいかわからないでしょう。しかし、人間の生への執着というのはこのような時、言い方は悪いけれど火事場のバカ力のように発揮されるものなんですね。それまで自堕落な生活をしていたロンはなんとしても少しでも長く生きるために、国が未承認の薬を買いに海外まで奔走したり仲間と共に同じように薬を求める人に分けるための商売まで始めてしまいます。

一見ここまでして商売?と最初は思いましたが、実はそれはただのビジネスというより、ロンにとっては生きがいのようになっていたのかもしれませんね。生きるための活力というか・・・

それにしても、点滴の袋をぶら下げながらもあちこちを走り回るロンという人はなんとパワフルなのでしょう。やせ細って体力もギリギリなのに、遠い国々(日本まで!)へ薬を売ってもらうために行動する姿はまさに「生きること」そのもののような気もしました。

それでも、ロンが最後の方で発する「生きながらえることに必死で人生を楽しんでいない」というようなせりふはせつないですね。健康というのは失ってみて初めてその重要さとありがたさがわかるというのは自分たちも経験のあることですが、ましてや死に至る病を若くして患ったら、その命の重みはとてつもなく大きいものに感じるでしょう。やりたいことは限りなくあったでしょうから。

冒頭のロデオのシーンから度々現れる耳鳴りの音がロンの苦しみを表しているようで耳に残ります。ビジネスの相棒となるトランスジェンダーのレイヨン(この役は創作された人物だそう)も同じく、彼女がいつも破れたストッキングを履いている姿と、一度だけ父親に頼みごとをするシーンでわかる実家とのギャップがレイヨンのせつない人生を感じさせました。

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しかし、マコノヒーレトーの減量が話題になっていますが、役者というのはまず外見からそのキャラクターになることで中身もなりきっていくことが可能になるのでしょうね。殺人鬼の役をすると、プライベートでも人と話したりできなくなると聴いた事がありますが、そういった意味では本当に大変な仕事ですよね。いつもいつも善人で楽しいキャラクターばかり演じているわけではありませんから。

外見も内面もこの二人の演技は秀逸だったと思います。どこから見てもエイズ末期の患者の姿であり、生への思いも痛いほど伝わってきました。マコノヒーは一時期今ひとつパッとしない時期がありましたが、最近は大活躍ですね。今回のこの演技は素晴らしかったです。ラストのロンのロデオシーンもよかった〜

レトーは本当にカメレオン俳優ですよね。元はイケメンなのに、あの「チャプター27」でのショッキングな姿と今回の女装姿は正反対で、とても同じ人物とは思えません。恐れ入りました!(笑)

個人的には「ウルフ・オブ・ウォールストリート」や「アメリカン・ハッスル」よりは本作が心に残ると思います。全ての候補作を観ていないので何とも言えませんが、主演と助演男優賞はこの二人で納得かな〜(^^) 明日の発表が楽しみです!

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素顔のガーナー、マコノヒー、レトー


原題:DALLAS BUYERS CLUB
上映時間:117分
製作国:アメリカ
公開情報:劇場公開(ファインフィルムズ)
初公開年月:2014/02/22
ジャンル:ドラマ
映倫:R15+

《コピー》
「くたばれ!」と社会は言った。
「くたばるか!」と男はたった一人で戦いを挑んだ。

監督:ジャン=マルク・ヴァレ
脚本:クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォーラック
撮影:イヴ・ベランジェ
プロダクションデザイン:ジョン・ペイノ
衣装デザイン:カート・アンド・バート
出演:
マシュー・マコノヒー・・・ロン・ウッドルーフ
ジャレッド・レトー・・・レイヨン
ジェニファー・ガーナー・・・イブ
デニス・オヘア
スティーヴ・ザーン
グリフィン・ダン
マイケル・オニール
ダラス・ロバーツ
ケヴィン・ランキン

【解説とストーリー】
 「キラー・スナイパー」「マジック・マイク」のマシュー・マコノヒーが、実在した不屈のエイズ患者を体当たりで熱演し絶賛されたヒューマン・ドラマ。エイズに対する偏見が強かった80年代のアメリカを舞台に、エイズ治療に無策な政府や製薬会社に公然と反旗を翻し、国内未承認でも有効な治療薬の販売ルート確立に尽力したカウボーイ、ロン・ウッドルーフの戦いの軌跡を描く。共演はジェニファー・ガーナー、ジャレッド・レトー。監督は「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のジャン=マルク・ヴァレ。
 1985年、テキサス州ダラス。酒と女に明け暮れ、放蕩三昧の日々を送るマッチョなロディオ・カウボーイ、ロン・ウッドルーフ。ある日、体調を崩した彼は、突然医者からHIVの陽性で余命30日と宣告される。ほかの多くの人同様、エイズは同性愛者がかかる病気と信じていたロンにとって、それはあまりにも受け入れがたい事実だった。それでも生きるため、エイズについて猛勉強するロン。やがて、アメリカでは認可された治療薬が少ないことを知り、有効な未承認薬を求めてメキシコへと向かう。そして、トランスジェンダーのエイズ患者レイヨンの協力を得て、大量の代替治療薬を国内のエイズ患者にさばくための仕組み“ダラス・バイヤーズクラブ”を立ち上げるロンだったが…。(allcinemaより)

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日も徐々に長くなり、ようやく春の兆しが感じられるようになりました。
2月は大雪が降ったり、気温差も激しく体調を崩した方も多いようですが、
今月は明るい気持ちで過ごしたいものです。

映画もオスカー関連作が続々と公開され、賑やかになってきましたね。
年度末は忙しくなかなか思うように劇場に足を運べませんが、
一本でも多く素敵な作品にめぐり合えますように!

今月もどうぞよろしくお願いいたします♪

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