choroねえさんの「シネマ・ノート」

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いわゆる普通の人の範疇から飛び出した天才、という意味で、個人的には結構シャーロックと通ずるものを感じたりしたのですが、もちろんこちらは実在にいた人物。しかも今私たちが毎日お世話になっているコンピュータの大元がこのような形で作られたということにも驚きました。

しかし、文明ってやはり戦争によって一気に発達するというのは哀しいけれど嘘ではないのかなぁ。各国とも、その国の最高の頭脳を終結して策を練るわけで、確かにそれなら新たな素晴らしい創造物が生まれるのも納得です。しかも、国(軍)からお尻をたたかれ、否応なしに研究させられ、失敗すれば命すら危ないという状況での仕事ですから当然でしょうね。

画像にある暗号解読機が動きだすシーンを観た時、なるほど、あのお部屋丸ごとの大型コンピュータはここから出発したのかな〜とちょっと感動でした。全くコンピュータのしくみとかわかっていませんが、こういうアナログなものを見ると、少しその原点がわかったような気もします。(^^; チューリングのことはIT関係や理工系の方はよくご存じだったそうですが、私は全く知らず、今回対ナチスの為にこのような人の存在があったことを知れたのはよかったです。

それにしても、同じ日に観た「博士と彼女のセオリー」のホーキング博士にせよチューリングにせよ、世の中には天才がたくさんいるものですね〜(笑)凡人の自分からは想像できない頭の構造なのだと思いますが、チューリングはモーツァルトなどと同じようなせつない最期を遂げるんですね。天才の人はその道一筋過ぎて、他の幸福からは遠ざかる場合が多いように思いますが、時代のせいとは言え、現代ならどうということもない秘密(?)の為に、稀有な才能がシャットダウンされてしまうのは残念な限りです。

どこの国でも戦争中って本当に理不尽なことばかり。自由がなく、何でも秘密で本当に生きにくい時代ですよね。でも、天才はどこまでも自分の信念を貫く姿勢を崩さないのは凄いですね。そのおかげでチューリングは多大な功績を残すことになりますが、”「だれも想像しなかったような人物が、だれも想像しなかった仕事をやってのける」というせりふは「後から考えるとその通り」”ということはよくありますよね。

カンバーバッチ、よかったですね〜本当にはまり役で、やはりこの人は上手いな〜とあらためて思いました。天才としての傲慢さの裏にある苦悩や信念など、痛いほど伝わってきて、ラストの切なさは目頭が熱くなりました。オスカーノミネートはもちろん納得だし、ベネさんが獲ってもおかしくなかったですね。

キーラはやっぱり綺麗ですね。このジョーンという女性も当時としては異色の天才ですね。常に冷静で毅然としているジョーンにクールビューティーなキーラはピッタリです。セカンドネームがエリザベスと言った時はクスっと笑ってしまいましたが(笑)。

MI6のマーク・ストロングや政府高官の中佐役のチャールズ・ダンスの存在感も効いてますが、エニグマ解読メンバーたちもそれぞれに個性が光り、キャラクターとしても面白かったし、キャストももちろん好演していました。

戦闘シーンは出てこないけど、戦争映画ですよね。テーマは違えど、ジブリの「風立ちぬ」などと同様に、どの角度から見たとしてもやはり戦争は哀しすぎます。

しかしエンタメとしても全く飽きさせず、また難解すぎることもなく上手くできた作品でしたね〜地味だけど印象に残る一本でした。ベネさんも堪能できましたしね。(笑)

実は「博士〜」も観た後、ベネさんが演じているホーキング博士のTVドラマも観たんですよ〜(感想は後日)レッドメインももちろん素晴らしかったけれど、若き日のベネさんのホーキングもよかったです。この英国実力派の二人が今年のオスカーに揃ってノミネートされたのは、本当に嬉しいことでしたね。(^^)

原題:THE IMITATION GAME
上映時間:115分
製作国:イギリス/アメリカ
公開情報:劇場公開(ギャガ)
初公開年月:2015/03/13
ジャンル:サスペンス/戦争/伝記
映倫:G

≪コピー≫
挑むのは、世界最強の暗号――。
英国政府が50年以上隠し続けた、天才アラン・チューリングの真実の物語。

監督:モルテン・ティルドゥム
原作:アンドリュー・ホッジェズ
脚本:グレアム・ムーア
撮影:オスカル・ファウラ
編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ
音楽:アレクサンドル・デスプラ

出演:
ベネディクト・カンバーバッチ・・・アラン・チューリング
キーラ・ナイトレイ・・・ジョーン・クラーク
マシュー・グード・・・ヒュー・アレグザンダー
ロリー・キニア・・・ロバート・ノック刑事
アレン・リーチ・・・ジョン・ケアンクロス
マシュー・ビアード・・・ピーター・ヒルトン
チャールズ・ダンス・・・デニストン中佐
マーク・ストロング ・・・スチュアート・ミンギス
ジェームズ・ノースコート
トム・グッドマン=ヒル
スティーヴン・ウォディントン
アレックス・ロウザー
ジャック・バノン
タペンス・ミドルトン

【解説とストーリー】
 第二次大戦時にドイツ軍が誇る史上最高の暗号機“エニグマ”の解読に挑み、連合軍の勝利とコンピュータの発明に貢献した実在の天才数学者アラン・チューリングの時代に翻弄された過酷な人生を映画化した感動の伝記ドラマ。天才でありながら社会性に乏しく、周囲から孤立してしまうチューリングが、彼の理解者となる女性と出会い心を通わせていく様を、エニグマ解読作業チームの奮闘を軸に、スリリングかつ感動的に描き出す。主演はTV「SHERLOCK(シャーロック)」、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のベネディクト・カンバーバッチ、共演に「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイ。監督は「ヘッドハンター」で世界的に注目されたノルウェーの俊英、モルテン・ティルドゥム。
 1939年。ドイツ軍と戦う連合軍にとって、敵の暗号機“エニグマ”の解読は勝利のために欠かせない最重要課題だった。しかしエニグマは、天文学的な組み合わせパターンを有しており、解読は事実上不可能といわれる史上最強の暗号機だった。そんな中、イギリスではMI6のもとにチェスのチャンピオンをはじめ様々な分野の精鋭が集められ、解読チームが組織される。その中に天才数学者アラン・チューリングの姿もあった。しかし彼は、共同作業に加わろうとせず、勝手に奇妙なマシンを作り始めてしまう。次第に孤立を深めていくチューリングだったが、クロスワードパズルの天才ジョーンがチームに加わると、彼女がチューリングの良き理解者となり、周囲との溝を埋めていく。やがて解読チームはまとまりを見せ始め、エニグマ解読まであと一歩のところまで迫っていくチューリングだったが…。(allcinemaより)

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