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西日本新聞 2009年10月7日 地球温暖化の影響で世界のサンゴ礁の喪失が加速しており、保全には大気中の二酸化炭素(CO2)濃度を現在より低くする必要があるとの報告を、ドイツ政府などの主導でつくられた国際研究グループが7日までにまとめた。 報告書は、サンゴ礁が水産資源の育成や高潮や台風などの災害の抑制を通じ、人類にもたらす経済的な恩恵が最大で年間1720億ドル(約15兆5500億円)に上るとの試算を紹介。温暖化で被害が拡大すれば、経済的損失も巨大になると警告した。 サンゴは、海水温の上昇や、大気中のCO2濃度増加に伴う海の酸性化で影響を受けやすい。報告書は、産業革命前には280ppmだった大気中のCO2濃度が現在387ppmまでになっているが、より低い濃度でサンゴに影響が出ることを示す多くのデータがあると指摘。 「濃度の目標を350ppm以上にすることは、サンゴ礁がない世界を受け入れることを意味する」とした。 京都議定書に続く温暖化対策の国際枠組み交渉では、450ppmに抑えることすら容易ではなく、今後の議論に影響も。
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