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読売新聞 2009.11.12 札幌市手稲区で11日朝、自転車の高校生と犬の散歩中の女性が衝突し、女性が意識不明の重体になる事故があった。道内では自転車と歩行者の接触事故が年々、増加している。携帯電話を使用しながらの運転やスピードの出し過ぎが原因の事故も多く、道警は学校や一般利用者を対象にマナー向上の指導を強化する。 午前8時5分頃、札幌市手稲区前田2の10の道道歩道で、登校中だった同区の高校の男子生徒(17)の自転車が、犬の散歩をしていた近くの石田礼子さん(74)に正面衝突した。石田さんは転倒して頭を強く打ち、意識不明の重体が続いている。札幌手稲署は男子生徒が前をよく見ていなかった可能性があるとみて、過失傷害の疑いで調べている。 先月24日夕に起きた札幌市白石区北郷の事故では、スピードを出して坂を下りてきた男子中学生(15)の自転車がバランスを崩し、前を歩いていた女性(85)に衝突。女性は頭を強く打ち2日後に死亡した。 道警によると、今年9月までに道内で発生した自転車と歩行者の接触事故は15件で、昨年を2件上回る。04年まではほぼ1けた台で推移してきたが、05年以降は毎年10件を上回っている。原因は、前方不注意7件、前や左右の不確認5件。発生場所では15件のうち交差点以外の直線道路などが12件あり、自転車側が十分に安全確認をしていなかった実態がうかがえる。 警察に届け出のない事故も数多くあると見られ、事故の増加について道警は「携帯電話や携帯型音楽プレーヤーを使用しながらの運転や、スピードの出し過ぎなどがある」と分析。運転マナーや交通裁判の判例を記したカードを自転車の利用者に配布するなどして、指導に力を入れていく。
(2009年11月12日 読売新聞) |
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