|
「仙谷官房長官が親米路線? 」 なる記事を産経新聞紙面に見つけた。
そこで、
自民党、民主党の外交を米国と中国を基軸に見てみるとどうなのか、と思いついた。 簡単に神聖会議流で分析しみると、 自民党は媚中、従米路線 民主党は、ご都合主義親米、原理主義おっかけ親中路線 となる。 自民党は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と憲法前文に謳われた、諸国民というものが、実は米国民を言っているのだという事を、即ち、米国政府の意思を言っているのだと云う事を、知りながら、この文言を国政運営上の最高憲章、国民唱導の至高の言葉として、つい昨年の夏まで、政権にあった。
それは、60年という長期に亘ったわけだが、その間も、今日も、この最高憲章の言うように、日本国と日本国民は米国政府の意思に対する、盲目的な従属が習い性となっている。
対中国関係においては、昭和47年(1972)の国交回復以降、文化の淵源地としてのシナ大陸への郷愁と、大東亜戦争時の関係についての、お門違いの贖罪意識とがないまぜにされた、勝れて情動的な外交を展開し、多くの懸案で、自ずから退き、媚を売り、課題を先送りさせてきた。
野党にあった民主党は、対米外交について、自民党政府の姿勢を一貫して批判してきた。
対中外交については、やはり大東亜戦争時の贖罪意識を核とした、原理主義とも喩えられる手放しの親中姿勢を採る立場から、自民党政府が行う媚中外交を一層深化させるよう迫っていた。
戦後初の本格的政権交代後、政権党となった民主党は、これまで、自民党政府を批判してきた立場から対米外交に、早速取り組むことになる。日米間の懸案であった沖縄の普天間米軍飛行場の移設について、それまで自民党がまとめてきた、沖縄県名護市辺野古への移設案を一端白紙撤回し、最低でも県外、できれば国外へ移設すると、政権交代後の民主党第一政権の首相であった鳩山氏は調整に出た。
この動きは、民主党に、自民党と同様に、日米同盟の存在を前提に成立する現在の日本社会の枠の中でのみ自党も、その存在を赦されているのだという事を自覚させた。民主党は、日米関係に関して、自民党政権時代の路線に大きく修正を迫るような外交を行うことは、自己否定に繋がるのだ、という事を学習したのだ。
米軍普天間基地の移設先は、自民党案であった辺野古へとわずかな学習期間を経た後に、舞い戻ってくる。
民主党は、この短い外交交渉の間に、官僚にも随分と嗜められたろうが、何よりも、交渉相手の米国が、垣間見せる恫喝に、その非力をおもい知ることになったのだろう。
初めて政権党となった民主党の対米外交は、こうして、米国との関係において、日本国をどのように牽引していくかというな高い次元とはほど遠い、党と米国政府との適度な関係をどこに探るかという、「都合主義親米外交路線」とでも表現するべき、低次元なものとして始まった。 例に上げた記事冒頭に述べられた、米大使公邸で行われた米独立記念日のレセプションに星条旗模様のネクタイのジョン・ルース駐日大使の横に立って米国歌を聴く仙谷官房長官の姿など、ひとまず始まった民主党の軽薄親米路線外交の典型的な風景だ。
民主党政権の対中外交という点では、現在の所、大きな懸案の処理を見ることもないため、想像する他はない。
確実な事は、中国政府中枢へのつながりを民主党政権は持たないということだ。 その事は、民主党内に存在する大戦時の贖罪意識を核とした原理主義的親中観と、経済上、躍進する中国を、少年少女が歌手や俳優をおっかけるのと同様の調子で「おっかけ」的とでも呼ぶべき、幼稚な外交展開を表面では見せることになるだろう。一方、その実務は、これまで自民党の外交を仕切ってきた媚中派外務官僚が動かす、という縮図を形成することになるだろう。 民主党政権下の対中外交は、自民党政権時代に採られてきた媚び、へつらいの外交政策に、民主党が体質として持つ、原理的親中観の大義名分が添えられ、「原理主義的おっかけ親中路線」とでも言うべき姿で強化.,推進されていくと、推測されるということだ。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と、日本国民よ、他律的であれ、もっと言えば、米国の意思に従えとする憲法前文を最高憲章として、60年の長きにわたって、自民党が採ってきた対米国依存、従属政策は、日本国民から国家を奪い、国民としてあることの基本的、最低限の思潮といえる国防意識を溶解させてしまった。
特に、自民党が政府と党を上げて国民の骨の髄まで染み込ませた、米国軍隊の駐留なくして、日本国の存立はないとするおとぎ話は国民から国際上の独立.自尊の気概を奪い、自国を見るに、敗北主義的、自虐をもってすることを増幅した。
国家の指導者達が、口を揃えて、われわれは、独立して国や、家族を守ることができはしないのだ、他に助けを求めねばならない程度の力しかないのだ、と積極的に訴え続けた当然の帰結だ。
こうして、60年に亘った、自民党政権による、対米従属的外交路線は、民主党が1年間の外交経験から引き出した「ご都合主義親米外交」によって完成される模様だ。例示の記事の「仙谷官房長官が親米路線? 」との主題は、そのことを物語るものだ。
国民の間に、ささやかれる、独立自尊の気概を捨て去り、自虐的に自らを見るというおとぎ話も、自民党から民主党へと対米外交が引き継がれることによって、完成度が高いものへと深化していく。
対中外交における、媚び、へつらいの政策も、実は、長年の対米依存外交から習い性となっている、国際的主張の自己抑制という点から強化されている面がある。民主党は、自民党がこれまで引いてきた対米関係路線を逸脱することが不可能なのだとの学習を終えたわけだが、同時に、わが国の外交には自己抑制が必要なのだとの弁えも知ったはずだ。
言ってみれば、自民党同様、対外的には塩らしくあれと学習した民主党が、その体質として持つ、原理的親中観と、おっかけ的で軽薄な親中観で対中政策を採る時、自民党政権以来の媚中外交も完成に至るに違いない。
政権を獲得した民主党政権と、自民党政権の対米、対中外交については、
対立的、或いは、ある一定の幅の中での相違などとの見方があるが 神聖会議流に見れば、両党が意識するとせぬとに関わらず、戦後日本に一貫して流る、対外的、敗北主義、自虐的思潮の原因として、これまでの自民党の政策があり、その結果として、民主党がここの所行う外交があると捉えられる。 両党の外交政策は、独立自尊を欠如させた、対外関係におけるわが国の戦後思潮の上で、一つの線上にあるという事だ。国民から国家意識の喪失させ、国防意識を溶解させてしまった流れの元凶としての川上と川下で繋がっている。
一転。
視点を変えると、自民党の外交も、民主党のそれも、世界には米国と中国の他に国と言うものは存在しない、ともとれる外交だともいえる。そこには主体たる日本国さえ存在しない。
先の参議院選挙を振り返ると、民主党も自民党も、共通して世界における日本の地位をもう一度確立する、という主旨の宣伝文句を掲げていたかと思う。
が、
われわれは、その住む地を、独力で守ることさえできぬ者であり、他者の助けを必要とするのだ、とするおとぎ話を信じ込んだ民が、どのようにして、そのような大それた成果を生むことができるというのか。
神聖会議は、米国への外交依存との決別、米軍駐留の拒絶、という所からのみ、日本の甦りはおこると断言する。
そもそも、日本は独立して、国家、国土、国民を守れないとする、非現実的なおとぎ話を誰が口にし始めたのか。独自の打撃力を持って、国家、国土、国民を守れぬとは、何を根拠に言うのか。
日露戦時を考えてみよ、髷を断ち、大刀を腰からとり、わずかに38年足らずの、あの非力な国力の状況下でわが国は、世界有数の軍事大国ロシア帝国に対して、勝を収めた。大東亜戦争では、後の超大国米国相手に最後まで戦いぬいた。 あの頃と比して、経済、外交と充実し、技術においても、世界の先端を行く、現代日本が、どうして、独力で国土を守備できないと戯言を口にするのか。そこに逃避と惰弱があるのではないか。
日露戦争時。
シナ大陸の奉天において敵の塹壕めがけて突進した先人達が聞けば、何を情けないことを言うかと誹られるであろう。日本海洋上で、数に勝るロシアバルチック艦隊の砲弾で揺れる艦上を駆けていた人々からすれば、笑止な話ではないか。先の対戦で、散華し、靖國神社にいます英霊に、米国の軍事的庇護を受ける姿なんと言い訳するのか。 民主党と自民党による、媚中、従米路線外交、ご都合主義親米、原理的おっかけ親中路線外交を行っている限り、日本国に独立自尊の気概が甦ることはなく、自虐的おとぎ話の思い込みを払拭することは適わない。
仙谷長官よ、信念なき親米などという、情けない姿を
民の前に曝すなかれ。
世界の中での日本の位置確立。
もう一度一番。戯言をぬかすな。
国民に向けて、伝えなければならない真実は他にあるだろう。
米兵よ去れ。
国民が、そう口にする時のみ、悠久の血脈.日本は甦
生する。
神聖議会全記事索引
|
全体表示
[ リスト ]




そのとおりです。結局、いまの国難、危機を招いたのは、自民政権であり、その流れの上に民主があるとしか言いようがないですね。
憲法改正をしない自民党は、日本の真正保守とはいえず、単なる自由主義陣営つまり米国に属しているだけの党です。
『米兵よされ』、pathvr_machairaさんのお言葉に感動しました。本来は保守が口にすべき愛国者の言葉であったものを、長く左翼に言われ続け、左翼のものになっていた言葉ですが、いまこそ、保守の側に取り戻すべき時が来たような感じがしました。
傑作
2010/7/29(木) 午前 0:45 [ さざんか ]
ランクリしました。
2010/7/29(木) 午前 0:51 [ さざんか ]
さざんか さま
ご指摘戴いた点が、何より訴えたいことです。
よく、中身を読んで頂き感謝いたします。
保守の基軸を取り戻したいと思っています。
2010/7/29(木) 午前 5:18
>民主党政権下の対中外交は・・・「原理主義的おっかけ親中路線」とでも言うべき姿で強化.,推進されていくと、推測されるということだ。
うーん…、なるほど。
真性保守による日本再生をしなくては…。日本が軍事武装できて、自国の安全を自国で守れる。そして「米軍よされ」。日本のあるべき姿ですね。深いです。傑作を。
2010/7/29(木) 午前 7:06 [ success ]
[ success ] さま
独自の打撃力で国防がまっとう出来ないと思い込まされている点が、何より問題、と思っています。
2010/7/29(木) 午前 7:21