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重傷以上15件、3年ぶり死者 保険未加入、高額賠償も 自転車に歩行者がはねられ、死亡する事故が起きた塩畑堂橋の様子。道路が狭く、通勤時間帯は危ない(9月27日午前7時50分頃、甘楽町庭谷で) 自転車に乗った人が加害者となる事故が絶えない。県内では今年、重傷以上の人身事故が15件起きており、うち1件は、はねられた歩行者が死亡する3年ぶりの事故となった。歩行者に大けがをさせれば高額の賠償金がのしかかるが、任意保険の加入率は低い。対策は十分なのか。(田中ひろみ) ■高校生多く 今年、自転車による痛ましい事故が起きている。 9月13日、沼田市内の急な下り坂の県道にある歩道で、高校1年の女子生徒(15)が自転車に2人乗りしていて転倒し、重体になった。後ろに乗っていた中学時代の同級生と、近くで草取りをしていた女性も軽傷を負った。 甘楽町の県道が通る塩畑堂橋で5月13日朝に起きた事故では、登校中の高校2年の男子生徒が、徒歩で出勤中の女性(60)をはね、女性は転倒して頭を打ち、5日後に亡くなった。 県警幹部によると、道路幅は片側約3メートルと狭いうえに歩道はなく、事故当時は通勤時間帯で車の通行量が多かった。「事故の危険性が高い」と、橋の幅を広げる工事中だった。男子生徒は車にぶつからないように路側帯のラインを見ながら自転車に乗っており、前方の女性に気付くのが遅れたという。富岡署は重過失致死の疑いで調べている。 自転車にはねられて死者が出た事故は07年9月に桐生市内で起きて以来。その時も加害者は高校生で、傘をさしながら自転車に乗っていた当時3年の男子生徒が、市道脇を歩いていた女性(当時70歳)をはね、死亡させた。 警察庁によると、自転車が歩行者をはねる事故は全国的に増えている。1999年の801件から2009年は2934件と約3・7倍になった。 県警によると、今年県内で発生した自転車側の過失が大きい人身事故は7日現在、歩行者をはねたケースが18件、自転車同士が32件、単独が88件。高校生が当事者になる割合が約3割と全国的に高いのが特徴だ。 ■低い危険意識 自転車は「軽車両」と位置づけられ、自動車と同様に道路交通法に従う必要がある。しかし実際には、「携帯電話をいじりながら自転車をこいでいたなど、危険意識が低いことから起こる事故が多い」(県警交通企画課)という。 飲酒運転、イヤホンで音楽を聞く、2人乗り、傘をさしている、無灯火などはいずれも道交法違反だ。しかし自動車と違い、警察官が違反を見つけても、交通切符(赤切符)を切るのは警告しても従わなかった場合というのが実情だ。 ■保険加入の動き 自転車には、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)のような強制加入の制度がない。任意保険に入っていなければ、相手にけがさせた場合、賠償は全額自己負担となる。日本交通管理技術協会によると、女子高校生に5000万円の賠償を命じる判決も出ている。 そこで注目されているのが、点検を受けると最高で2000万円の賠償責任保険が付いてくる「自転車安全整備制度」。同協会によると、新車購入時年500円程、その後も部品交換代を除いて年1000〜2000円で更新できるが、県内の08年度の普及率はまだ約8%だ。 全国交通事故遺族の会は今年6月、国土交通省設置の懇談会で、自転車を自賠責保険の対象にするよう提言したが、国交省は「保険料の徴収が困難」などと消極的だ。盛岡市などでは、自転車保険加入の努力義務を定める条例があるが、群馬県内ではそうした条例はないという。 県内では、自転車事故の保障を含む総合保険に全員加入させたり、登校時に校門前で教諭が生徒に「傘ではなくレインコートを着る」などと定期的に指導したりしている高校もある。 県警交通企画課は「自転車は近づいてきても音がしないので歩行者もよけにくい。道交法に従わなくて良いという甘い意識は変えてほしい」と訴えている。
(2010年10月9日 読売新聞) |
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