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清里を越え、千曲川に沿って車を走らせていた。
八ケ岳・麦草峠近くの白駒池(標高2,115m)に向かうのである。
目的は、チョウセンゴヨウマツの観察である。
以前、記事にしたが、フライフィッシングの師であるT氏に、サワグルミの種と共に、このマツの種を託されていた。
http://blogs.yahoo.co.jp/coyote8989/41364226.html
数年前にT氏の事務所を訪ねた時の事。
「また、ビョ−キが出ました。」と。
70も越えるのに、お盛んだな。と思ったらそうでは無かった(笑)
そこで出てきたのが、件のマツであった。
このマツこそが、来る氷河期の飢饉から人類を救うというのだ。
確かに中華料理の供される松の実は、脂肪分と栄養価に富んでいる。
そして、チョウセンゴヨウマツは寒さに強い。
氏は、各地に植生されたものは、何本か見ていた。
しかし、自然の群落は発見出来ないでいた。
そこで、マツ捜しが始まった。
2年前の初夏、T氏とオカンを伴って初めて白駒池で発見したのだ。
最初に大きな朽ちた松ぼっくりを見つけた時には、思わず歓声を上げた。
その後、八ケ岳・編笠山の南面、2,100m付近からハイマツ帯に至るまでに大きな群落を発見した。
良く見れば、さほど珍しい種類では無いのかも知れない。
氏の予測によれば、この秋に白駒池の群落は実を付けるという。
おりからの低気圧の通過、吹きすさぶ寒風のなか凍えながら池を一周した。
だが、古い松ぼっくりしか発見出来なかった。
このマツは隔年もしくは数年おきにしか実を付けないという。
また、来秋にはここを訪れる事になるだろう。
画像:上
曇天下の白駒池。
寒風が吹き抜ける。体感温度は零下だ。
画像:中
苔に覆われたコメツガ、トウヒなどの原生林の中に
チョウセンゴヨウマツもある。
画像:下
落葉したチョウセンゴヨウマツの葉が積もり、地面は赤褐色に染まる。
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