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熊鈴日記(登山)
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詳細
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小屋前の展望台から見る鹿島槍。 南峰と北峰からなる双耳峰。 手前の奇麗なピラミッドが布引山である。 小屋から布引山の取り付き迄は、見事なお花畑が続いていた。 それが終わると、延々とガラ石の登りが続く。 布引山から、鹿島槍を見やる。 もう、ガスが吹き上がって来た。 あの稜線を辿って行くのだ。 喘ぎながら、登頂。 もはや展望は、無い。 全く無い。 取って返して、布引山をトラバースして下りかかると、とうとう雨が落ちてきた。 すぐに本降りになった。 でも、この雨が念願の雷鳥を呼んでくれた。 オカンが「ライくんだぁ〜。」と叫ぶと、つがいの雷鳥が、餌を啄んでいた。 この幸運に感謝しながら、雨の中を小屋に駆け込んだ。 |
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午前5時前。
布団の中で、グダグダしていると・・・ 「朝焼けがっ!」と小屋のスタッフ声が聞こえた。 外へ出ると・・・ 針ノ木だろうか。 雲海も赤く染まっている。 ロビーに入って天気予報の画面を見ると、前線は太平洋までかなり下がっていた。 これで、鷲ヶ峰ヒュッテのフレンチはお預けになった。 朝食も、勿論二人だけ。 美味しく戴いて、出発する。 爺ヶ岳に取り付いて、ゆっくり登って行く。 種池山荘が、下に見える。 後ろは立山と剱。 爺ヶ岳南峰を踏んで、稜線を見やる。 北峯をトラバースして冷池乗越しまでダイビングする。
ここから冷池山荘までは、ほんの少し。 山荘に到着して、空を見上げれば・・・・ (この調子なら、まだ持つな・・・) そう判断したので、粗方の荷物は、小屋にデポして鹿島槍に向かった。 |
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暑かったが、とても短い夏が終わる。
午前九時半。 雨が静かに降る扇沢の登山口から歩き始める。 ちょっと感動するぐらいに整備の行き届いた柏原新道。 すべてがガスの中。 標高が低いせいで、とても暑い。 雨具の中は、すぐにグズグズに濡れた。 続く急登に喘いで、ふと足を止めると・・・ ガスの切れ間に雪渓を抱いた斜面が見えた。 雨の中を・・・ ガスの中を・・・ 延々と歩いて行く。 最後の急登を登り詰めて、カヤトに抜けると小屋が見えた。 小屋の周りから爺ヶ岳の麓までは、お花畑が続いている。 明日は、あの道を行くのだ・・・ 小屋に入って飲み物を頼んだり。 記念品を買ったり・・・ 小屋主の目が行き届いた感じで、接客も暖かみがある。 まだ、午後も早い時間だ。 居室で、ゆっくりくつろぐ。 そして、夕食。 稜線上の小屋なのに、なんて華やかなんだろう。 とても、美味しい。 そして、今夜の宿泊は、我々2名だけ!! 暗くなっても、相変わらず天気は良くならない。 天気予報では、明日は更に悪化すると告げていた。 相談の結果、思うように回復しなければ、下山して八島湿原の鷲が峰ヒュッテに一泊して フレンチでも・・・ そんな作戦を立てた。 そして、ウィスキーでも嘗めながら・・・ 眠りに落ちた。 |
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オカンは、ずっとこの山に来たかったそうだ。 東京からゲスト@Mさんを迎えて、さあ登ろう。 自宅からクリスタルラインを辿って乙女湖へ。 大弛峠まで、丁度一時間半。 先着のMさんは、ビッグバイクでやって来たので、もう体が充分に出来上がっている。 実は、このコースはあんまり得意では無い。 以前、途中リタイアもあったっけ・・・ 縞枯れの樹林帯の向こうに富士山も見える。 もう、夏って陽気じゃ無い。 風も雲も秋の気配だ。 キノコでも採りながらノンビリ登って行く。 朝日岳まで来て、五丈岩が見えた。 樹林帯にもう一度潜って、あと一登りで森林限界。 登頂。 瑞籬山を見下ろして・・・ 八ッや南アルプス、北アルプスまで見渡せる。 本当に好い天気だ・・・ 五丈岩を見上げると・・・ 食事をしたら、あとは峠まで真っ直ぐ下ろう。 で、この日の夕餉に食卓に上がったキノコ汁。 結構な、お味でした。 |






