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YAHOOスポーツニュースより抜粋
(クライマックスシリーズ・セ第1ステージ第3戦、阪神0−2中日、中日2勝1敗、20日、京セラドーム)あふれ出る涙が止まらなかった。すみません、本当にすみません…。岡田阪神の5年間に終止符を打ってしまった藤川は、去り抜く将に頭を下げ続けた。
「ホンマ、最後に大迷惑をかけてしまった。なんで、最後が自分なんかな…。監督ともうちょっと一緒にやりたかった」
あまりに残酷な幕切れだった。0−0の九回、大歓声を浴びてマウンドへ。流れを引き寄せるための球児投入。虎将自慢の必勝法だった。
だが、先頭の代打・立浪に中前打を浴び、犠打と暴投で二死三塁のピンチを背負う。ここでウッズにフルカウントからこん身の直球を捕らえられ、痛恨の左越え2ランを被弾。両ひざに手を当てぼう然と立ちつくした。
「本当の大一番で力負けやしね。やっぱり、力がないというか…」
昨年もW砲に真っ向勝負を挑み、跳ね返された。その悔しさを糧に昨オフ、単身渡米で肉体改造を行った。だが、勝負どころで返り討ちにあった。「監督と一緒にやってきたことを出し切った結果」と悔いはないが、ふがいなさで体が震えた。
「お前が打たれて、お前で終わってよかった。ホンマにようやったよ」
指揮官は守護神を責めなかった。ねぎらいの言葉が心に染みた。最後に何度も笑顔のハイタッチを重ねた右手を、10年間の感謝を込めて両手で握り返した。そして、前を向いた。
「まだ今は何も考えられない」
この別れを、この屈辱を、球児は力に変える。
この藤川球児対T.ウッズ対決は僕のプロ野球の歴史の1ページに残るくらいいい対決でした。結果は残念でしたが真っ向勝負をした藤川球児に拍手を送りたいと思います。あと大阪ドームに来ていたお客様にも拍手をおくりたいです。負けが決まった瞬間、ヤジがでるかと思いきや、みんなが岡田コールをしたんですね。阪神ファンは最高です。
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