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日本の歌謡界をリードする歌手・五木ひろしが、今年で芸能生活55周年を迎えた。豊かな歌唱力はもちろん、気さくな性格もあって長くファンに愛され続ける五木は、森進一とともにNHK紅白歌合戦48年連続出場という記録を持っている。
その五木が6月13日に「NHK紅白歌合戦」をテーマにした一日限りのスペシャルコンサートを開催した。新曲の披露に加え過去の貴重なアーカイブ映像も上映されたというこのコンサートについて、まさに当日舞台に立つ前に、その心境をご本人に伺った。

――このコンサートの企画はどういったきっかけで始まったのでしょうか?

「NHKホールですので、紅白歌合戦で歌った曲をやろうと思い企画ができました。別の会場だったらこの企画は生まれなかったと思います。紅白でこれまで歌った『よこはま・たそがれ』から、『VIVA・LA・VIDA!〜生きてるっていいね!〜』まで41作品を2部構成で歌わせていただきます」

――初出場から48年連続で紅白に出場されていますが、曲数にすると41曲歌われているんですね。

「はい。昭和が18曲、平成に30曲。間に同じ歌を歌ったこともあるんですけど、41作品も歌わせていただいたので、振り返っていただくにはちょうど良いと思います」

――今回披露される新曲「麗しきボサノヴァ」はご自身で作曲されていますが、どんなイメージで作られたのでしょうか?

「最近流行しているアップテンポな歌を意識しました。そして、少しセクシーな感じの歌詞をお願いしました。僕の知る限りでは『ボサノヴァ』という歌のタイトルが他になかったので、ボサノヴァの雰囲気で作りました」

――紅白歌合戦で、特に思い出に残っている回はありますか?

「やっぱり初出場の時ですね、プロの歌手になって6年目でした。子どもの時から、紅白はずーっと憧れていた舞台だったので」

――思い出に残っているエピソードなどは。

「初出場のとき、一番喜んでくれたのがおふくろでした。僕は泣かずに歌おうと決めていて、ぐっと堪えて泣かずに終われたのですが、田舎に帰っておふくろに『見た?』と聞いたら『見ていない』と。『泣けてしまって、とても見ていられなかった』と言われました。しばらく経ってから一緒にビデオを見たんです。なので初回が一番思い出がありますね」

――今日のスペシャルコンサートで特にこだわった部分はありますか?

「その時々の紅白で歌ったサイズ、紅白で歌ったキー、演出、アレンジ、全て紅白の時のものを再現しています。最後の『VIVA・LA・VIDA!〜生きてるっていいね!〜』だけは、今日はフルコーラスで歌いますけれど、それ以外は紅白を再現することにこだわりましたね」

――今年も出場となれば49年連続となりますが、今年の紅白への思いなどは?

「昭和、平成と出場させていただき、新しく『令和』という時代になりましたが、まだまだ頑張っていきたい、そんな思いです」

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